2008年04月
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●2008年04月30日(水)

★今日のワンコ★

今日は10歳のオス犬のお尻に出来た腫瘍を切除しました。

去勢手術を受けていないオス犬が中高年になると、肛門の周りに「肛門周囲腺腫」という腫瘍ができることがあります。この腫瘍は良性なものと、癌化する悪性なものがあります。悪性なものは、そのままにしておくと、表面が破れてひどい状態になります。以前、心臓が悪いワンコで、手術をためらっている内にドンドン大きくなって、ついに表面が破れ、中身が腐って、ひどい状況になったことがあります。手術したくても、あまりに大きくなったので出来なくて、「早くしていれば」と後悔したことがあります。

今日のワンコの腫瘍は小指の頭大でまだ小さく、飼い主の方はしばらく様子を見たかった様でしたが、すでに表面が破れて少し出血していましたから、積極的に切除をお勧めして、今日の手術になりました。

再発を防止するために、去勢手術も同時に行いました。去勢すると前立腺の病気の予防にもなりますから、今日の手術がこの子にとって、「一石二鳥」の治療になると良いですね。

●2008年04月28日(月)
★今日のワンコ★

トイ・プードルのアポロちゃんです。4ヶ月目の男の子です。ワクチン接種で来院しました。バスケットからチョコンと出たお顔が可愛いですね。

明日からGW突入ですね。当院はカレンダーどおりの診療です。みんな元気で過ごして下さいね。

●2008年04月26日(土)

★今日のワンコ★

今日は13歳のオスのワンコの去勢手術をしました。以前から片方の睾丸が少し大きかったのですが、少しずつ大きくなってきて、10kg位の中型犬ですが、正常な方はうずらの卵大ですが、もう一方は、鶏卵のL玉よりも大きくなってしまいました。

中高年のオス犬の睾丸が腫瘍化することがあります。睾丸が下りてきていない「陰睾」が腫瘍化することが多いのですが、正常な位置にあるものも腫瘍に変わることがあります。

腫瘍からエストロジェンというホルモンが多量に分泌されると、血を作る骨髄の働きが抑制されて、犬が重い貧血を起こすことがありますから、手術で摘出することにしました。手術は通常の去勢手術を同じですが、睾丸は倍以上の大きさになっていますし、血管もぶっとくなっているので、摘出には気を使いました。

寝ているスキに口の中を見ると、かなり歯石が付着して歯周炎を起こしていましたので、歯石を取り除き、グラグラになっている歯を抜歯しました。歯をこのままにして置くと歯根炎で目の下が腫れて、膿が出て困ったことになります。

前々から気になっていた睾丸を摘出できましたし、口の中もスッキリしたので、また元気に過ごせることでしょうね。

●2008年04月25日(金)
★今日のワンコ★

チワワの小太郎くんです。今年の1月生まれの男の子です。2週間前に来院された時は、まだひ弱な感じでしたから、ワクチン接種を待ちましたが、2週間経って、かなりしっかりしてきたので、ワクチンを接種しました。

チワワは手足の骨が細く、頭の骨も薄いので、「ガラス細工」を扱うように、大切に育てて下さいね。

●2008年04月24日(木)

★今日のワンコ★

「最近、歩き方が変なんです。前足だけで歩いたりします」ということで、小型犬を連れた方が来院しました。

後ろ足がふらつくということであれば、股や膝の関節、椎間板ヘルニアなどの背骨の疾患が考えられますが、前足だけで歩くというのは、逆立ちして歩くのでしょうか?目の前に居るワンコが、曲芸する犬の様に後ろ足を上げて、前足だけで歩く姿が頭の中に浮かびます。「何の病気だろう??」

飼い主の方のお話はまだ続きます。
「それと、お尻を気にして舐めるので、肛門が赤くなっています」
「犬が前足だけで歩くのと、お尻を舐めるのは、全く違う病気だと思いますから・・」
と、ここまで話した時に、ハタと気が付きました。

「前足だけで歩くというのは、もしかしてお尻を地面に擦って歩くということですか?」
「ああ、そうです。そういう言い方の方が正しいですね」

ワンコは肛門腺が溜まっているだけでした。犬や猫の肛門の下には「肛門腺」という器官があって、その中に液体が溜まっています。動物が興奮した時などに、ピューと飛ばします。これが溜まってくると、気持ちが悪いのか、お尻を擦って変な格好で歩きます。飼い主の方が言っているのは、この事でした。肛門腺をギュッと下からしぼってあげて、一件落着です。

しばらく、犬が逆立ちして歩く姿が脳裏に浮かんでいました。

●2008年04月23日(水)

★今日のニャンコ★

今日は猫の外傷の処置をしました。猫どうしのケンカで受けた傷が化膿したようで、耳の下の皮膚に500円玉ほどの大きさの穴が開いていました。

咬まれると、皮膚の下が化膿して腫れてきます。気付かずにそのままにしておくと、皮膚に穴が開いて膿がドロドロと出てきます。この時に病院に連れてこられることが多い様です。

以前は、すぐに麻酔をかけて縫合していましたが、化膿した傷ですから治りが悪くて、2〜3日経つと縫ったところが開いてしまって、再縫合することもありました。最近はすぐに縫合しないで、傷を消毒しながら化膿止めのお薬を投与して、2〜3日後に縫った方が経過が良いのがわかりました。

今日のニャンコは、昨日来院してきた子ですが、飼い主の方が消毒に自信がないということで、当院でお預かりして傷の消毒と化膿止めの治療をした後に、今日麻酔をかけて縫合しました。順調に回復したら、ゴールデンウイーク前に抜糸できますね。

●2008年04月22日(火)

★今日のニャンコ★

お家で飼っている若いオス猫が攻撃的で困っているという相談を受けました。飼い主の手や足を「虎視眈々」と狙って、飛び掛ってきて前足で引っかき、ガブリと咬みつくそうです。

オットリとした猫はそうでもないのですが、活発なオス猫は、狩猟本能がありますから、鳥やバッタなどの昆虫、鼠などの小動物にチョッカイを出したり捕まえたりします。室内飼いの猫はそのような対象がないので、人の手足がターゲットになります。

オス猫はまず去勢手術をすることが第一選択ですが、なかなか手術だけで攻撃行動をやめさせるのは難しいようです。猫のストレスを発散させるために、「猫じゃらし」などのオモチャを使って遊ばせて疲れさせると良いそうです。この時に、人の手足やソックスなどを使ってはいけません。猫は獲物と思って、突然飛び掛ってきます。

猫が飛び掛ってきそうな時や攻撃をしかけてきた時に、水スプレーや、PCのキーボードの掃除に使うエアスプレーを吹き付けて脅かすと効果的です。さんざん攻撃された後から脅かしたり、叱ってもほとんど効果はありません。猫は興奮して、攻撃はエスカレートします。

攻撃してきたときに、無視して相手にしないことも大切ですね。

●2008年04月21日(月)
★今日のニャンコ★

子猫のルルちゃんです。3ヶ月目の男の子です。後2〜3ヶ月したら去勢手術ですね。

●2008年04月19日(土)

★今日のワンコ達★

今日は忙しい1日でした。病気の子が沢山押し寄せたわけではなくて、狂犬病の予防接種で来院したワンコ達が多かったのです。

毎年4月は、狂犬病の注射のシーズンで、公園などを会場にして集合接種が行われています。従来は動物病院の注射料金の方が少し高めに設定してあったので、集合注射会場で注射を受ける人が多かったのですが、今は同じ料金になったので、病院で受ける人が増えています。

注射の時に、簡単な健康診断もしますし、飼い主の方からワンコの健康状態も聞きますから、その中で病気が見つかることがあります。若い犬ですと、去勢や避妊手術の相談を受けることがあります。年取ったワンコだと、体に出来たイボ(腫瘍)をどうしたら良いか?というご相談が多いですね。ノミやダニが発生する時期ですから、予防のお薬(フロントライン)を一緒にお持ち帰りになる方もいらっしゃいます。

今日は往診にも行きましたが、これも狂犬病の注射でした。行き先には、ご近所の方が誘い合わせて3人&3頭集まって、ミニ集合注射会場になっていました。

健康なワンコはこの時期しか会わない子も多くて、年に一度の再会が楽しみになります。

●2008年04月18日(金)
★今日のニャンコ★

メス猫のヒメちゃんとオス猫のミャーちゃんです。2頭は生後3ヶ月の兄弟猫です。今日はワクチン接種で来院しました。ヤンチャなヒメちゃんとオットリしたミャーちゃんでした。

●2008年04月17日(木)

★今日のニャンコ★

朝一番に怪我をした猫が来院しました。お尻のあたりをガブリとやられた様で、500円玉ほどの大きさの皮膚がなくなって、その下の筋肉が見えています。毛を刈ってよく見たいのですが、痛いので猫は怒ってシャーシャー言ってます。

今日は雨模様で、午後からは休診の日ですから、来院される方も少ないだろうという予想で、すぐに麻酔をかけて傷の処置をしました。

猫を眠らせて傷を診ると、想像したよりも大きな傷でした。痛んだ皮膚を切り取ると、500円玉の1.5倍ほどの大きさの皮膚がなくなってしまい、傷を寄せることができるか心配でしたが、ギューと糸で引っ張って、なんとか引っ付けることが出来ました。

咬まれた傷をそのままにして置くと、皮下が化膿して大きく皮膚が脱落することがあります。早い時期に気が付くと、少し切開して膿を出すことで、傷を広げないで済みますから、猫が怪我した時は、早めに気付いてあげてくださいね。


●2008年04月16日(水)

★今日のワンコ★

朝一番に当院にワンコを連れて来院している方からお電話が入りました。

「庭の手入れをお願いしていたところ、うちの犬がその人に咬み付いてしまったのですが、そちらに行った方がいいでしょうか?」
「犬も怪我したのですか?」
「いえ、犬は元気ですが、咬まれた人に行ってもらった方がいいかと思って・・。どうしたらいいですか?」
「咬まれた人は動物病院ではなくて、人の病院(外科)だと思いますが??」
「・・・。あぁ、そうかぁ〜。そうですよねぇ〜。どっか、お勧めの外科ありますか?」。

狂犬病の集合注射会場で、犬を押さえていて、自分のうちの犬から咬まれた飼い主の傷を消毒してあげたことが、2回ありましたが、犬や猫から咬まれた時は、人の病院に行って下さいね。

●2008年04月15日(火)
★今日のワンコ★

トイプードルのチャーリープーンちゃんです。2ヶ月目の男の子です。今日はワクチン接種で来院しましたが、2回目のワクチンからあまり日にちが経っていなかったので、もう少し先で打つことにしました。名前に何か深い意味がありそうですね。次回来院された時に聞いてみましょう。活発なワンコでしたよ。

●2008年04月14日(月)
★今日のニャンコ★

オス猫のクッキーちゃんです。3月末に生まれたそうですから、まだ生後20日位ですね。クッキーちゃんは、先週末のワンニャン譲渡会で、今の飼い主の方に出会いました。ワクチン接種で来院されましたが、まだ早いので健康診断だけ済ませました。まだ哺乳瓶からミルクを飲んでいるそうです。そろそろ離乳ですね。体重は400gです。1ヵ月後にワクチンを打つことにしました。その時、どんなニャンコになっているでしょうねぇ。

●2008年04月12日(土)

★今日のニャンコ★

今日は8歳の猫の抜歯をしました。以前から歯石の処置をお勧めしていたニャンコですが、最近、ドライフードを食べなくなったということです。

歯石を取ると歯周炎で歯茎が炎症を起こして、歯の根っこがボロボロになっていましたから、抜歯も同時に行い、全部で4本の歯を抜きました。

猫に麻酔をかける時に使う鎮静薬は、犬とは違うお薬を使います。犬に使う鎮静薬は、気性の激しい猫には効かないことがあるのです。鎮静薬を猫に打つと、嘔吐することがあります。抜歯すると少し出血します。血液を含んだ唾液を飲み込んでいることがあります。猫を当日お返しすると夜に嘔吐して、その中に血液が混じっているので、「うぁ〜、家の猫が血を吐いたぁ〜」と驚かれて、連絡があることが多々あるので、犬は当日帰りますが、猫は1日当院でお預かりすることにしています。

今日のニャンコもすでに麻酔が完全に醒めて、ゲージの中で目をランランとしてますが、明日退院です。

●2008年04月11日(金)

★今日のワンコ★

今日は16歳(飼い主の方が飼いはじめて15年目、その時すでに発情していたそうなので、これ位の年齢かな?)のメスの小型犬の歯の処置をしました。

ここ1年の間に、歯根炎によって目の下が腫れて化膿したことが2回ありました。その時は抗生物質のお薬で治療しましたが、これからも繰り返すことが予想されますから、思い切って麻酔をかけて歯石除去のためのスケーリングと抜歯をすることにしました。

術前の検査では大きな異常は認められませんでした。飼い主の方のお話によると、食欲も旺盛で元気だそうです。ただ、最近は眠っていることが多いそうです。当院のモップも16歳ですが、食事とトイレ以外はほとんで寝ています。

普通より少し少なめに麻酔の導入薬を静脈から入れて、麻酔ガスを吸わせて眠らせました。循環をよくするために、点滴しながらの処置でした。途中で自分で呼吸するのをやめたので、補助呼吸で維持しました。短時間で済ませましたが、処置が終る頃に心拍数が落ちてきましたから、脈を上げるお薬を静脈から入れました。高齢犬の麻酔では、ある程度予想されていましたから、慌てることなく対処できましたが、私の心拍数は上昇傾向でした。

一旦麻酔が醒めると、途端に元気になり、夕方には、飼い主がお迎えに来て、帰って行きました。先日ほぼ同じ年齢の中型犬に同じ方法で麻酔をかけましたが、この子は夕方までフラフラ、ヨロヨロしていましたから、当院で一泊して翌日帰りました。同じ年齢でも、中〜大型犬より小型犬の方が、麻酔の覚めは良いようですね。今日のワンコも年齢的に最後の麻酔になりますから、これからは歯磨きを励行して下さいね。


●2008年04月10日(木)
★今日のワンコ★

MDのハールちゃんです。5ヶ月目の男の子です。今日は2回目のワクチン接種で来院しました。狂犬病の注射会場にもたくさんのMDが来てました。ミニチュア・ダックスの人気衰えずですね。以前は攻撃的な子が居ましたが、最近のMDは大人しくで優しい子が多い様ですね。

●2008年04月09日(水)

★今日のワンコ★

今日は午後から狂犬病の集合注射に出かけました。場所は公園や公民館の敷地です。2つ机を準備して、一つは鑑札の配布や料金の徴収、もう一つは注射器材を置きます。今日は雨でしたからテントも設営されました。時間が決められていますので、その時間になると近所から犬を連れた人がゾロゾロと集まって来ます。

平日の午後ですから、屈強な男性は働いているので、犬を連れてくる人は、女性、春休み中の子供さん、お年寄り、家にこもっている感じのオタクっぽい若い男性・・・。一様に非力な方方です。連れてくるのが小型犬だとまだ良いのですが、中型〜大型犬がやってきます。「頑張ってしっかり押さえて下さいね!」と飼い主を叱咤激励しながら、犬を持ってもらいますが、うまく押さえられなくて、飼い主が犬から転ばされたり、咬まれたり、もう大変です。

今日は特に大雨&強風でしたから、犬も飼い主も私もずぶ濡れで、アルコールで消毒して打ちますが、はたして消毒になったのかどうか・・。

動物病院が近くにある人は、注射料金も同じですから、病院で診察を受けながら、ゆっくり打ってもらった方が良いと思います。私の担当は今日で終りで、無事に終了しましたが、他の会場は事故はなかったかなぁ〜。

●2008年04月08日(火)
★今日のニャンコ★

ブリティシュ・ショート・ヘアーのユウルちゃんです。3ヶ月目の女の子です。人懐っこくて、可愛いフワフワ子猫です。

●2008年04月07日(月)
★今日のワンコ★

ボーダーコリーのボーダーちゃんです。3ヶ月目の男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。活発なワンコになるでしょうね。

●2008年04月05日(土)

★注射のシーズン★

桜が満開で気持ちの良い季節になりましたが、毎年この時期に始まるのが狂犬病の注射です。公園や公民館など公共機関の敷地内で行われる「集合注射」と、動物病院で打つ「個人注射」があり、注射料金は統一されています。

狂犬病は犬から人にうつる病気です。この病気にかかった犬は、ウイルスが脳に感染して「狂犬状態」になっていますから、見境なく咬みつき、咬まれた人が発病します。先日、犬から咬まれて狂犬病に感染した人のビデオを見る機会がありました。発病した少年は、暴れるのでベッドに縛り付けられていました。その内に目の前の蚊を追い払うような奇妙な行動をするようになり、目は始終うつろで、ヨダレを垂らしながら昏睡状態になり、最後に「Death」という文字がビデオに出るショッキングな内容でした。発病すると治療方法はありません。現地の人は、「狂犬病にかかるくらいだったら、エイズの方が余程ましだ」と言ってるそうです。

幸い日本には50年以上出ていませんが、昨年、東南アジアを旅行中に犬に咬まれた日本の旅行者2名が、帰国後、発病しました。咬まれてすぐに高容量のワクチンを接種すると発病を抑えることが出来るそうです。東南アジアや中国を旅行するときは、現地の犬には近づかない方が良さそうですね。

●2008年04月04日(金)

★今日のワンコ★

今日は小型犬の乳腺腫瘍の切除手術でした。避妊手術を受けていないメス犬は、中高年になると乳腺に腫瘍が出来ることがあります。腫瘍は良性なものと悪性の乳がんがあり、その割合は半々と言われています。

乳腺腫瘍の切除手術は比較的よく行う手術ですが、今日のわんこには一つ問題がありました。このワンコ、糖尿病で治療中です。2年ほど前に糖尿病にかかっていることがわかり、インシュリンの注射を毎日飼い主の方に打ってもらっています。

糖尿病の動物は傷が治りにくい傾向があります。乳腺腫瘍は大きく切りますから、傷が引っ付かないと大変です。今日のワンコは、インシュリンの効果で、血糖値は正常値になっていますから、病態が安定している今のうちに手術することにしました。

手術前は絶食で来院していただきます。インシュリンは食後に打ってもらっていますが、絶食状態で打つと低血糖になってはいけないので、打たずに来院してもらいました。手術は予定した時間通りに終り、麻酔も順調に覚めました。先ほど血糖値を測ると高くなっていましたから、インシュリンを使いました。

明日は退院します。手術が糖尿病に影響を与えずに、今までどおりに元気で過ごして、傷が順調に回復して欲しいものです。犬の糖尿病も避妊手術を受けていないメス犬に多いそうですよ。

●2008年04月03日(木)
★今日のワンコ★

ラブラドル・レト・リバーの小雪ちゃんです。7ヶ月目の女の子です。「名は体を現す」という通りに、女優の「小雪さん」に似た美形でした。いつもグースカ寝ている当院のスリーピー(sleepy=眠い、眠たがる)は、「名は生活態度を表す」かも・・・。

●2008年04月02日(水)
★今日のニャンコ★

メス猫のシーちゃんです。避妊手術が終って、傷の確認で来院しました。手術の跡はきれいに引っ付いていましたから、今まで傷を舐めないように着せられていたネットを、脱がせてもらいました。変な物を着せられていたので、動きが今ひとつぎこちなかったようですが、今日からは以前の様にノビノビと過ごせますね。

●2008年04月01日(火)

★今日のニャンコ★

「口を痛がって食事が食べられない」と、猫が袋に入れられて来院しました。日頃は大人しいそうですが、口を開けて見ようとすると、嫌がって凄い声を出して暴れます。よほど痛いようです。

痛み止めの注射を打ちましたが、症状は緩和されないので、麻酔をかけて口の中を見てから治療することにしました。猫を眠らせて口の中を見ると、かなり歯周炎が悪そうです。上顎の奥歯の周りには歯石が付いて歯茎が炎症を起こしています。炎症は上唇にも広がっていて、場所によっては、歯茎がなくなって骨が見えるところもあります。ただれたところに物が詰って、病気を悪化させて大変痛そうです。

歯周炎を起こした歯はすべて抜歯して、抗生物質の軟膏を塗布し、痛み止めのお薬を処方しました。病変部が回復するにはまだ時間がかかると思いますが、今日の処置で食事が食べられるようになると良いですね。

痛みに強い猫も口内炎だけは辛いようで、ギャーギャー痛がります。猫にこの様な症状が見られるときには、早めの来院をお勧めします。


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