2008年03月
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●2008年03月31日(月)
★新兵器発見★

ジェントルリーダーという散歩用の新兵器です。当院のスリーピーに装着したところです。Pとは毎朝一緒にジョギングしてますが、首輪では引っ張られるので困っていました。

左に付かせて一緒に走っている時は良いのですが、歩道を歩いている人やバス停で待っている人の横を通る時は、犬が大きいので怖がらせてはいけないと思い、リードを強く引っ張ってこちらに寄せていました。散歩の途中で犬と出会うと嬉しがって寄って行こうとします。半分我を忘れていますから、前足は宙に浮いて首吊り状態です。

ジェントルリーダーを装着すると、リードを引っ張ると頭だけがこちらを向きますから、軽い力で寄せることが出来ます。馬に手綱を付けた状態ですね。Pも首が絞まらないので楽そうです。ヒーヒーゼーゼー言いません。目の下に引っ掛かっていますから、口は開きます。向かい合わせで引き合うとギューっと今度は口が閉まります。引く力が今までの1/5〜1/10位で済むようになりました。

優れものですが、道行く人たちからギョっとした顔で、「こいつ咬むのかな?」という目で見られるのは少し辛いです。

●2008年03月29日(土)
★今日のワンコ★

マルチーズのナナちゃんです。5歳の女の子です。ナナちゃんは、飼い主の方がお仕事の時間は、お部屋の中で大人しく帰りを待っているそうです。可愛いですね。

●2008年03月28日(金)
★冬の海★

2月某日の福間海岸です。

冬の寒い北風ビュンビュン吹いた翌朝に海岸を歩くと、あまりの寒さで気を失った魚が波打ち際をヨタヨタしています。それを狙ってカモメやカラスが浜辺に群れています。寒さに負けない人が冷たい海に膝まで浸かって、鳥たちに負けずに晩飯のおかずを獲得してます。

両手にカワハギをぶら下げたヒゲ面の男は、福間漁協に所属する漁師かも?

●2008年03月27日(木)
★春の海★

3月某日、夕方の福間海岸です。夕日をバックに渡り鳥が帰って行くのが見えます。暖かい日には犬の散歩をしている人たちを多く見かけます。まだ冷たい海の中にジャブジャブ入って波と遊んでいるのは、当院のPです。今からゴールデンウイークの頃が、愛犬と海岸を散歩するには良い季節ですね。

●2008年03月26日(水)
★今日のニャンコ★

メス猫のミィちゃんです。怪我で来院しました。外に出る子なので、他所の猫とケンカしたのでしょう。病院でもギャオギャオと暴れるので、ネットに入れられて来院しました。眼光が鋭いですね。避妊済みの1歳のおてんば娘です。

●2008年03月25日(火)

★今日のワンコ★

今日は8歳小型犬の歯石の処置でした。

歯石の処置をする年齢としては若い方です。アゴの小さなワンコなので、歯と歯の隙間が少なくて歯石が付きやすいのでしょう。歯石を超音波スケーラーという器具で取り除くと、今まで歯石でかろうじて歯茎に引っ付いていた何本かの歯がグラグラになりましたから、それらは抜歯しました。

処置は1時間ほどで終る予定です。15分後位には意識が戻って、30分後に入院室に入れて、しばらくはフラフラ、ボーとしているので、午後6時頃にお迎えに来てもらおうと計画を立てました。

ところが、今日のワンコは年齢が若いせいか、気合が入っているのか、麻酔を切るとすぐに目覚めて、15分後には、入院室でワンワン吠える様になりました。一匹にしておくと少しは大人しいのですが、スタッフや私の姿が見えると、ワンワン、ギャンギャン、ここから出せぇ〜!と大暴れです。

処置が終ったら飼い主の方に連絡することにしていましたから、早めにお迎えに来てもらいました。先日手術した中型犬は、麻酔の醒めが悪いので、当院に1日入院しましたが、今日のワンコは、「早引き」でした。


●2008年03月24日(月)

★今日のワンコ★

今日は1歳の小型犬の避妊手術でした。すでに1回発情を経験したメスのワンコです。飼い主の方は「どうしようかなぁ〜。生ませる積りもないしなぁ」と迷っていたようで、先日手術のご相談にみえました。避妊手術を受けると、生涯発情しないこと、子宮の病気の予防や乳腺腫瘍を抑えることが出来ることを説明しました。

今日のワンコは3本乳歯が残っていました。乳歯が邪魔して、永久歯がすこしずれて生えてきています。乳歯と永久歯の間にものが詰って、歯石がつきやすくなります。避妊手術の時に同時に乳歯の抜歯も出来ることをお話すると、このことが飼い主の方の決断を促したようで、今日の手術になりました。

抜歯がありましたから通常の避妊手術に比べて30分ほど時間がかかりましたが、無事に両方の処置を終えました。前々から永久歯が曲がって生えてきているのが気になっていましたから、抜歯で元の位置に戻ると良いですね。

●2008年03月22日(土)

★今日のワンコ★

今日は15歳のワンコの肩に出来た腫瘍を切除しました。

半年ほど前はアズキ大で、初めはダニが付いたのかと思っていたそうですが、だんだん大きくなって、来院時には梅の実ほどの大きさでした。ワンコは気になるのか、後ろ足でガシガシと引っかくので、表面が破れて出血していました。

15歳というと人の年齢に換算すると80歳位ですが、術前の血液検査には異常は見られませんし、日頃はお庭を走り回っているそうですから、元気も良さそうでした。腫瘍は、下の組織とは癒着していませんでしたから、取りやすそうな感じでした。1時間程度で終る予定でしたから、当日の夕方にお迎えに来てもらうことにしました。

手術は予想通り1時間ほどで終り麻酔を切りました。ワンコの意識はすぐに戻りましたが、なかなか頭を上げることが出来ません。若いワンコでしたら、麻酔を切ると15分ほどでバタバタと手足を動かし始めますが、今日のワンコは30分過ぎてもまだ横になったままです。

なんとか頭が上がる様になったので、2階の入院室の上げましたが、夕方のお迎えの時も、まだフラフラしてましたので、用心のために当院で一泊させて、明朝退院させることにしました。

一見元気そうに見えても、やはり年をとると、麻酔のダメージがありますね。今日のワンコは20kgほどの大きさのでしたが、小型犬の方が大型犬よりも麻酔醒めは良いようです。

●2008年03月21日(金)

★今日のワンコ★

お腹をこわした大型犬が来院しました。最近、便がゆるい状態が続いているそうです。検便をすると、消化していない食べ物の残渣が見えます。寄生虫や下痢をおこす細菌は見当たりませんし、ワンコも元気良いので、消化不良が下痢の原因の様な気がしました。

毎日の食事の内容はドライタイプのフードだそうです。一般的に、ドライタイプのフードを食べているワンコの便はコロコロです。食べ過ぎかと思いましたので、与えている量をお伺いすると、我が家のPの約半分くらいです。その量でこの体重が維持できるのだろうか?

刑事コロンボになった気分で、根ほり葉ほり聞きます。長年の習慣で食前にリンゴ、昼間は留守番しているのでかわいそうだから、家人が出がけに、骨の形をした硬いジャーキーを一本、ジャーキーは帰宅したときのご褒美にも一本・・。食パンも少々・・。寝る前におやつを少々・・。

食生活は長年変わっていないそうですが、年をとると消化する能力がおちてきますから、食べ過ぎない様に気をつけてあげてくださいね。高齢犬用のシニアというフードは、年齢が進んで消化力が落ちた子が、充分に栄養がどれるように作ってあります。

●2008年03月19日(水)
★今日のワンコ★

生後4ヶ月目のブッチ君です。今日はワクチン接種で来院しました。ブッチ君は、ビーグルとミニチュア・ダックスのミックス犬です。大人になったらどんな感じのワンコになるのか楽しみですね。

●2008年03月18日(火)
★今日のワンコ★

ミックス犬のアースちゃんです。3ヶ月目の女の子で体重は3.4kgです。成犬の体重は、4ヶ月令の時の体重の約倍になると言われていますから、アーズちゃんは、10kg前後のメス犬に成長するでしょう。落ち着いて人懐こい良い子でしたよ。

●2008年03月17日(月)
★今日のワンコ★

午後に年配の女性がワンコを連れてきていました。丁度、私が出かけるところでしたが、爪を切って欲しいとうことです。爪切りでしたらすぐに終りますし、AHTに頼むことも出来ますから、入っていただきました。

ワンコを診察台の上に上げてビックリ!、犬の爪切りを頼まれることは多いのですが、こんなに延びた爪を見たのは初めてでした。延びた爪がグルグル巻いてバネみたいになっていました。何かの雑誌で見た、生まれてから一度も爪を切ったことがない人の爪の写真を思い出しました。このワンコ、お家から当院まで歩いて来ましたが、歩きにくかったでしょうねぇ。

●2008年03月15日(土)
★今日のワンコ★

ポメラニアンのユキちゃんです。1歳の女の子です。今日は避妊手術のご相談で来院しました。しっかりカメラ目線で美犬ですね。

●2008年03月14日(金)
★今日のニャンコ★

子猫のマリちゃんです。生後約4ヶ月です。マリちゃんは北九州市主催の「ワンニャン譲渡会」で先月、今の飼い主の所にやってきました。今日は健康診断とワクチン接種で来院しました。次の来院は避妊手術の時だから、2ヶ月位先ですね。マリちゃんは家から出さないそうですから、病気や怪我の心配がなくて良いですね。

●2008年03月13日(木)
★今日のワンコ★

「アァ〜レェ〜」って顔しているのは、麻酔をかけられている途中の、当院のロクです。ロクは、10年前の避妊手術以来の麻酔です。

12歳になったので、歯石の処置と口腔内のお手入れをしました。生まれつき歯並びが悪いので歯石が付き易いのですが、歯石予防のフード(ヒルズ社製 t/d)を長年与えているのと、毎朝、嫌がるのを捕まえて歯をタオルでゴシゴシ拭いているので、思ったほど歯周炎は進んでいませんでした。

最近口の中の匂いが気になっていましたが、処置後は気にならなくなりました。年齢的にも今から先は麻酔をかけたくないので、最後の歯石の処置になるでしょう。再付着しないように、毎朝の歯磨き(歯拭き?)を続けますが、最近は、気配を察してあっちこっちに隠れています。私に見つかって「トホホ・・」という顔で明るいところに連れてこられます。この顔見るのが楽しんですよねぇ。

●2008年03月12日(水)
★今日のニャンコ★

ご先祖がロシアンブルーのブルちゃんです。5歳の男の子です。写真撮影のために変な格好をさせられています。こんな格好が平気でできるのは、性格が温厚なのでしょう。飼い主の方との信頼関係が深いのかな?

●2008年03月11日(火)

★今日のニャンコ★

今日は野良猫の避妊手術がありました。「捕まったら連れてきます」ということでしたので、当院のカゴをお貸ししていました。

「カゴの中に餌を入れて、入口に紐をつないで、少し離れた所から様子を伺っていて下さい。猫が餌を食べにカゴに入ったら一気に紐を引っ張ってドアを閉めて下さい。猫は事の異変に気付いて逃げようとしてドアに突進しますから、決して紐を緩めないで下さい」と捕獲のコツを教えてあげましたが、その通りにした様で、紐がまだドアに引っ付いた状態で連れてこられました。

捕獲された猫はニャーゴー、ニャーゴーと騒いでいましたが、カゴの外から麻酔の注射を打たれてすぐに大人しくなりました。カゴの中には餌が入っていましたから、この餌を夜中に食べると明日の午後手術が出来ませんから、餌を食べないうちにということで、今日の夕方手術しました。猫は明日の夕方に退院です。夕方の診療で来院された方達を、少しお待たせしてしまいました。急なことなので、猫に免じて許してくださいね。

●2008年03月10日(月)

★今日のニャンコ★

今日は猫の避妊手術でした。外に出る猫で、すでに何度か出産経験があります。予約の電話で「また妊娠しているかも?」ということでした。

念のために、来院した猫のお腹をエコーで見ましたが、エコーには何も写りませんでした。飼い主の方が「また妊娠したかも?」と思ったのは、単に猫が産後太っただけだった様です。

猫は通常どうり手術を受けて、明日の朝退院です。

●2008年03月08日(土)

★今日のニャンコ★

今日は15歳の猫のおでこに出来た腫瘍を切除しました。

以前から左のおでこに数mmのイボがありました。猫の年齢を考えて、しばらくそのままにしておいたのですが、最近少し大きくなってきて、表面の皮膚が薄くなって血が滲んだりするので、手術で切除することにしました。

手術自体はそんなに大変ではありませんが、15歳という年齢は、「麻酔をかけても大丈夫かなぁ?」と悩む年齢です。飼い主の方によると、食欲もあり元気だそうです。カルテを見ても、昨年の秋と比べて体重が増えていますから、体長は良さそうです。体重は、猫の健康のバロメーターです。食事制限以外で猫(多分犬も一緒だと思いますが・・)が痩せてきた時には、何か大きな問題が体の中で起こっていると考えて間違いありません。

高齢な猫は、一見健康そうに見てても、加齢により腎臓の機能が落ちていることがあります。それを知らずに麻酔をかけると、一気に腎機能が低下してしまうことがあるので、高齢猫の麻酔には注意が必要です。今日のニャンコは、術前の血液検査で異常ありませんでした。麻酔も順調で、若い猫と変わらない経過でした。

当日退院しても大丈夫かとは思いましたが、大事をとって1日点滴してあげて、明日の朝に退院予定です。血液検査結果から考えると、まだまだ長生き出来そうですよ。

●2008年03月07日(金)

★今日のニャンコ★

今日は7歳のメス猫の避妊手術でした。通常、メス猫の避妊手術は1歳前後で行うことが多いので、今日の猫は少し「年増」です。

このニャンコ、先週、「この猫が座っているところがいつも濡れている」ということで来院しました。始めは「年のせいで漏らすようになったのかな?」と思っていたそうですが、きれいなお水の様な液体なので不思議に思って連れてこられました。

エコーで検査すると、どうも子宮の中に液体があるようです。猫は元気も良くて、お水を漏らすこと以外は、異常ありませんから「子宮蓄膿症」ではなさそうです。まだ人生(猫生?)折り返し点ですから、今後のことを考えて、子宮と卵巣を取り除く手術を受けることになりました。

お腹を開けてみると、液体が溜まって通常の3倍ほどの大きさになった子宮が見つかりました。「子宮水腫」という病気でしょう。年のせいにされて、猫にとっては少し気の毒でしたね。

●2008年03月06日(木)

★今日のワンコ★

「陰部のまわりが赤くただれました」ということで、中年のメス犬が来院しました。ワンコを裏返しにして陰部を見ると確かにその周りの皮膚が赤くなって、少しジュクジュクしています。

この子、昨年の秋に来院したときに比べて、かなり太りました。そのせいで、お腹に脂肪が付いてその中に陰部が埋まってしまっていました。埋まった皮膚には毛が生えていますから、そこにオシッコがついて皮膚炎を起こしたようです。

陰部を引っ張り出して、その周りの毛を刈って、皮膚を乾燥させるお薬を処方しました。根本的に治すにはダイエットしてお腹の脂肪を減らさなければなりませんが、出来るかなぁ〜。

●2008年03月05日(水)
★今日のワンコ★

ムク犬のソラちゃんです。10歳の男の子です。ご先祖様に、オールド・イングリッシュ・シープドックが居るかもね。

●2008年03月04日(火)

★今日のワンコ★

「シャックリが止まらない」ということで、10歳の中型犬が来院しました。動物病院に来るのは初めてだということですから、日頃は元気なワンコなんでしょう。ところが、初めての病院で緊張したのか、診察室に入るといきなりウンチをポロポロ、診察台に上げるとへたり込んでしまって、体の下から何やら暖かな液体がチョロチョロ・・。そのたびに飼い主は「うわぁ〜、○○ちゃん!なんでぇ〜」と大騒ぎ、当院のスタッフはタオルやオシッコシートを持って右往左往・・。

騒ぎが一段落して、飼い主の方が「あら!今日の午後から止まらなかったシャックリが止まっている!」ノドを手で押さえても咳き込むことはなく、聴診器を胸に当てても異常なさそうです。レントゲンを撮ろうかと思いましたが、今度はレントゲン台が大洪水になると大変なので、症状も治まったことですし、一旦お家に帰って様子を見て、再発したら来院してもらうことにしました。

子供の頃、「シャックリを止めるのにはビックリさせると良い」ということで、後ろから「ワッ」と脅かしたりしてましたが、犬も緊張するとシャックリは止まるのでしょうかねぇ。

●2008年03月03日(月)

★今日のワンコ★

異物を食べて腸閉塞を起こした大型犬が退院しました。

「先週の水曜日に犬の様子がおかしい」ということで来院したワンコです。布やプラスチック製品などの異物を食べる癖があるそうで、その週の日曜日の散歩中に何かを食べてから、具合が悪いそうです。

ワンコを診ると、明らかに様子が変です。まるで鎮静剤を打った後みたいな感じでグッタリしています。バリウムを飲ませてレントゲンを撮った結果腸閉塞が疑われましたので、H動物病院に搬送し、そこで手術を受けました。

お腹を開けてみると予想通り異物が小腸に詰って、腸閉塞を起こしていました。予想以上に腸のダメージが大きかったので、腸の一部を切除して異物を取り出しました。

術後の経過は順調で、本日無事に退院となりました。飼い主の方がお迎えに来たので、入院室から階段を下りて診察室に向かいます。その途中に当院の犬(スリーピー)がいつも遊んでいる布製のオモチャが転がっていました。退院ワンコはそれをいきなり「パクリ!!!」。私は慌ててワンコの口から取り上げました。

異物の治療が上手く行って退院するときに、また異物を食べそうになるなんて・・。すぐに口から取り出しましたから良かったけど、飲み込んでしまったら大変なところでした。お迎えに来た飼い主の方に、変なものを食べさせないように重々注意しておきました。ワンコは嬉しそうに尻尾を振って帰って行きました。あぁ、良かった。


●2008年03月01日(土)
★今日のワンコ★

ヨークシャー・テリアのようすけ君です。8ヶ月目の男の子です。今日はフードの相談で来院しました。可愛い洋服を着せてもらっていますね。


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