2008年01月
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●2008年01月31日(木)
★今日のワンコ★

飼い主の方に抱っこされて不安そうにしているのは、MDのクー太くんです。生後2ヶ月目で体重は1.4kgです。まだ、ペットショップから来て1週間ほどです。1ヵ月後の次のワクチン接種の時にはもっと逞しくなっているでしょうね。

●2008年01月30日(水)
★今日のワンコ★

子犬のケンちゃんです。生後2ヶ月目の男の子です。チワワやミニチュアダックスなど純粋種の子犬と比べると、雑草の強さみたいなものを感じますね。個人的には、こんな感じの子犬、大好きです。体から「日なた」の匂いがします。

純粋種特有の先天的疾患の心配はないし、食事は1日2回のドライフードで、時間の都合があるので、毎日の散歩は短時間だけど、休日は海でも山でもどこにでも連れてってやるよ!

今日は午後からセミナー出席のため休診になります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

●2008年01月29日(火)

★今日のニャンコ★

今日は3頭の猫の避妊手術をしました。当院は、12〜16時までを手術時間にしていますが、この時間内に3頭の手術をするのは、少し窮屈なので、午前中の診療時間内に1頭済ませました。

長年の経験?から、診療開始後の9時過ぎと、午前中の診療終了時間前の11時半頃に来院される方が多いので、その隙間を縫って手術を入れました。

猫の避妊手術は予約制で行っていますが、「やっと捕まえたのですぐに連れてきたい」とか、「仕事の都合で午前中に連れて行くことが出来ないので、前の日から預けたい」というご希望があります。「半野良なので、捕まえてもカゴから出せないので、カゴの外から麻酔の注射を打って欲しい」というご希望の方には、当院のカゴをお貸しして、それに入れて連れてきてもらいます。「野良猫を手術翌日に外に放すのは心配なので、2〜3日預かって欲しい」という方も居ます。

昨日手術した子が1頭居て、今日連れてこられた子が3頭で、明日手術の予定の子が今日から来ていて、カゴを貸し出す子が1頭で、昨日手術が終った子が退院してと、何やらてんやわんやです。伝染病や骨折などの事故が少なくなったので、以前と比べると猫の入院室は空いていますが、ここ1週間はニャンコの団地状態になっています。

●2008年01月28日(月)
★今日のワンコ★

チワワのフィンちゃんです。2ヶ月目の女の子です。チワワはいつまでも小さくて可愛いので、人気がありますね。

●2008年01月26日(土)

★今日のワンコ★

今日は小型犬の鼠径ヘルニアの手術でした。

股の付け根のところに鼠径輪という小さな穴があります。生まれつきこの穴がすこし大きなワンコが居ます。この穴からお腹の中の脂肪が出てくるので、この病気の子は股の付け根に軟らかい膨らみが出来ます。

年齢が進むと、だんだんこの穴が大きくなって、膀胱や子宮などがこの穴から飛び出してくることがあります。今まで小さかった膨らみが突然大きくなるので、飼い主の方はビックリしてワンコを連れてきます。

今日のワンコのヘルニアはそれほど大きくなかったのですが、以前と比べると少し目立つようになってきたので、まだ穴が小さなうちに塞ぐ手術を受けることにしました。大きくなってきたのは左側でしたが、右側も指で触るとヘルニアを起こしそうでしたから、両方同時に手術しました。

膨らんでいる部分の皮膚を切開して、その下の脂肪を避けて穴を見つけ出しますが、皮下脂肪と、穴から出たお腹の中の脂肪が癒着していますから、それを剥がしながら、ゆっくり落ち着いて穴を探します。この穴から出ている血管がありますから、それを傷つけるとやっかいなので、慎重に脂肪を剥がして行きます。

今日のワンコは乳腺に小さな腫瘍がありましたから、それも同時に切り取りました。ワンコは明日の朝に退院予定です。お腹に3箇所の傷が出来ましたから、飼い主の方がビックリするかもしれませんね。



●2008年01月25日(金)
★今のP★

下の写真から2年後です。体重は10倍近く増えました。今の肘から指先まで位が、子犬の時の体長でしょう。子犬の可愛い時期はすぐに過ぎてしまいますね。今は、私の野外活動のパートナー犬として活躍しています。散歩やジョギングや水泳も、一人でやるよりも、犬と一緒の方が断然楽しいですよ。

●2008年01月24日(木)
★2年前のP★

今日は外来の診察の方が少なかったので、PCの中の写真の整理をしました。2005年8月のファイルの中に、Pの写真を見つけました。この寝顔を見てスリーピー(sleepy)と名づけたことを思い出します。2歳半になった今も、朝のジョギングを終えて朝ごはんを食べ終わると、ゴソゴソと寝床に行って寝ています。やはり名前はスリーピーで間違いなかったと思う昨今です。

●2008年01月23日(水)

★今日のニャンコ★

メス猫が発情期を迎えている様で、猫の避妊手術の依頼が増えています。手術は予約制で行っています。前もってご予約いただいて、その日の午前中に来院してもらいますが、飛び入りの手術も多いのです。「外で餌を与えているメス猫ですが、今やっと捕まったので手術して欲しい」とか、「まだ子猫と思っていたのに、最近妙な声で鳴くようになって、センター試験も近いし、子供の受験勉強の妨げになるので、手術して欲しい」とか、様々な理由で猫がやって来ます。

今日のニャンコは、オスとメスを飼っている方からの依頼でした。オスの去勢手術は、今年の初めに済ませていますが、最近メス猫のお腹が大きくなってきたような気がするので、調べて欲しいということです。良く食べる猫なので、太ってきたのかな?って思っていたそうですが、それにしては、お腹だけが大きいような・・。

エコーで見ると、しっかり妊娠していました。去勢される前に、同居しているオス猫と深い関係になったようです。子猫が生まれても全部飼えるわけではないので、まだ小さいうちに避妊手術を受けることにしました。

通常は2〜3日前の予約で大丈夫ですが、最近は少し混んでいるので手術を予定されている方は、早めに連絡して下さいね。

●2008年01月22日(火)

★今日のワンコ★

雨がシトシト降る夕方に、2頭の中型犬が飼い主の方に抱かれて入って来ました。

始めの子は、前足を痛がって気にして、いつも舐めているとのことです。触ると怒るので、家では良く見せてくれないそうです。診察台の上でギャウギャウと怒って咬み付きそうなワンコを、なんとか押さえて、前足を見ると、親指の爪が伸び過ぎて、肉球に刺さっていました。爪を切って刺さった部分を取り除き、消毒と化膿止めの処置をしておしまいです。

次のワンコは、散歩中にヤブに入って出てきてから、後ろ足を痛がっているので、見てくださいということです。この子も、飼い主の方が見ようとすると嫌がるので、病院が閉まる前に急いで来院されました。診察台に上げて見ると、後ろ足にトゲトゲの植物の種(子供の頃、ヒッツキボウと呼んでました)が挟まっていました。この子は、種を取ってあげると、普通に歩ける様になりました。

飼い主に抱きかかえられて入ってくる子は重症なことが多いので、少し緊張しましたが、雨で犬が濡れているので待合室が濡れるのを気遣って、犬を抱いて入って下さったようでした。大したこと無くて良かったな。

●2008年01月21日(月)

★今日のワンコ★

「昨夜布切れを食べてしまった」ということで、小型犬が来院しました。異物は、その大きさや形状によって、そのまま様子を見ていて大丈夫なものと、すぐに対処しなければならないものがあります。

一般的に、小さく軟らかいものや溶ける物(ティッシュ等)は、大丈夫ですが、タオルなどの布製品、ボールやオモチャなどは、すぐに吐かせないと胃や腸の閉塞の危険性があります。竹串や爪楊枝などは、吐かせると食道に刺さることがあるので、内視鏡で見ながら取り出さなくてはなりません。最悪の場合、お腹を切り開いて取り出すこともあります。

今日のワンコは、中に笛が入った犬用のオモチャを包んでいる布を食べてしまったそうです。昨夜のことですから、時間が経過してますので、出てくるか心配でしたが、とりあえず吐かせるお薬を飲ませて、見ていました。

最初と2度目に吐いたものの中に異物は入っていませんでしたから、やはりダメかな?と飼い主の方と私二人で落胆していたところ、3度目の物の中に入って出てきました。出たものを見てビックリ、長さが10cm、太さは3cm位の塊でした。よく出てきたものです。このままにしていたら、間違いなく腸閉塞を起こしたでしょう。飼い主の方は布と言ってましたが、人工の皮製品みたいでした。

日頃、異物を食べる習慣のないワンコです。中身を出して外側だけ食べていますから、きっと美味しい物と勘違いして食べてしまったのでしょう。犬にオモチャを与える時は、ワンコが食物と勘違いする匂いのするものは与えないで下さいね。

●2008年01月19日(土)
★今日のワンコ★

柴犬のふくちゃんです。昨年の11月生まれの女の子です。女の子ですが、凛々しい表情ですね。将来の「篤姫」かな?

●2008年01月18日(金)
★今日のニャンコ★

メス猫のキャサリンちゃんです。避妊手術を受けに来院しました。今日は朝から絶食させられて、知らない所に連れてこられて、知らない人たちに囲まれて、少し怒りモードです。お鼻の模様がチャームポイントですね。

●2008年01月17日(木)
★今日のワンコ★

シーズー犬のコロちゃんです。3ヶ月目の男の子です。1回目のワクチン接種で来院しました。目の周りの毛を少し切ってもらって、スッキリした顔になりました。

我が家のシーズー犬のモップとロクも15歳と12歳・・。ペットロスにならない様に、そろそろ次世代を見つけようかな?

●2008年01月16日(水)

★今日のワンコ★

今日も猫の来院が多い1日でした。

昨日手術した猫3頭のお迎えと、今日手術の予定の猫2頭の来院が重なり、カゴに入ったニャンコ達が、入院室を入ったり出たり・・。

ワクチンもニャンコ、往診もニャンコでした。往診に行ったニャンコは、点滴治療を続けている18歳の猫ですが、来院するのにカゴに入るのを嫌がるということなので、ニャンコのお宅にお伺いしました。

ワクチンを除くと、病気の治療で往診に行くことは稀ですが、今日のニャンコはいつも診ている子ですし、容態も判っていますから、点滴と流動食を準備して行きました。流動食は自宅で与えてもらうことにしました。上手く食べられると良いですね。


●2008年01月15日(火)

★今日のニャンコ★

今日は猫の診療が多い1日でした。風邪をひいた猫は、同じお宅で飼われている3頭です。まだ1歳未満の若い猫ですが、みんなお鼻ジュルジュル、目はショボショボになっていました。

腕を痛がる猫は、先週末から来院していましたが、痛がっていた腕の皮膚から膿が出て、化膿していたのが判りました。猫同士のケンカが原因の外傷です。

手術の予約は、猫の避妊手術2頭の予定でしたが、若いオスとメスの猫を飼っている方が、「昨日からオス猫がメスの上に乗っかっています!」ということで、急きょ、このオス猫の去勢手術をすることになりました。4〜5ヶ月のオス猫ですから、多分まだ大丈夫だろうとは思いましたが、オマセな猫で万が一ということもあるので、手術しました。

例年より暖かな1月ですが、猫の世界には、もう春が来ているのかもしれませんね。

●2008年01月12日(土)

★今日のワンコ★

体重が2kgほどの3歳チワワが来院しました。「妊娠しているので、何頭入っているかレントゲンで調べて欲しい」ということです。交配してから60日が経っていますから、もうすぐ出産です。超小型犬の出産です。話を聞いた時には少し緊張しました。小型犬は難産になることが多いのです。

飼い主の方はあまり心配していない様子です。普通でしたら「何かあったらどうしたら良いですか?」と聞かれることが多いのですが、淡々として「そろそろ出産なんですよ」と、余裕があります。お話をお伺いしてビックリ!何と5回目の出産でした。ワンコの年齢から推測すると、ほぼ休み無く2年間生み続けているようです。すべて自然分娩で飼い主の方が助産していますから、余裕があるはずです。

検査の結果3頭妊娠していることが判りました。小さな体で頑張る母さんワンコでした。もう生まれたかな?

●2008年01月11日(金)

★今日のワンコ★

今日はメスの小型犬の乳腺腫瘍の切除手術でした。以前から複数の乳腺に腫瘍があるのには気付いていましたが、肥満気味だったので、少し痩せさせてから手術することにしていました。乳腺腫瘍の手術は、腫瘍を切除する時に周りの皮膚も大きく切り取ります。一箇所だけ切除する時は問題ありませんが、左右の乳腺を取る時、太っていると、皮膚が寄らなかったり、寄っても皮膚が引きつって、きつい腹巻をした様な状態になり、呼吸するのが苦しくなったりします。

今日のワンコは1ヶ月かけて体重を落とすことが出来ましたので、今日の手術になりました。左右の乳腺に複数の腫瘍がありましたが、3時間かけて無事に切除できました。乳腺腫瘍の手術は、切除する範囲が大きいと沢山縫合しなければならないので、時間がかかります。手術の縫合部を見ると、あまりの大きさに飼い主の方はビックリしますが、案外ワンコはケロリと元気にしています。今日のワンコも明日の朝退院の予定です。


●2008年01月10日(木)
★今日のワンコ★

昨日、犬の避妊手術について書きましたが、最近は、ほとんど放し飼いの犬が居なくなって、室内飼いが増えてきました。そのため、本来の「子供を生ませないため」の手術ではなくて、「将来の病気の予防と発情させないため」の手術になりました。

米国では、犬に去勢&避妊手術を受けさせるのは当たり前で、シェルターに保護された犬は全て手術を受けて新しい飼い主に譲渡されるという話を聞いたことがあります。ズラリと並んで麻酔をかけられたメス犬が、端から順番に手術されている写真を見て、ビックリした覚えがあります。

写真は、プードルのココアちゃんです。昨年の10月生まれですが、まだ体重は600gしかありません。これから大きくなるのかな?

●2008年01月09日(水)

★今日のワンコ★

今日は小型犬の避妊手術でした。手術は麻酔ガスを吸わせて眠らせて行いますから、気管に気管チューブという管を入れますが、それ入れるためには、動物を眠らせなくていけません。それには、注射薬を使います。動物の性格や容態によって薬を使い分けます。

神経質な動物は静脈注射が出来ないこともあるので、前もって鎮静薬を使います。容態の悪いワンコには、あまり多くの薬は使えませんし、帝王切開の時は、胎児に影響の少ない薬を使います。

避妊や去勢手術を受ける犬や猫は健康で元気な動物達ですから、麻酔方法も大体同じです。ところが、動物の性格によって、術後の経過が異なります。ワナに掛かった野良猫などは、麻酔を切ると、すぐに醒めて暴れ出しますから注意が必要です。活発なワンコや神経質なワンコも麻酔の覚めは早いようです。逆に、飼い主の方から可愛がられて、のんびりしたワンコは、麻酔が醒めても、ウツラウツラといつまでも横になっていることが多いようです。大丈夫かな?と心配して声をかけたり、頭をなでたりすると、尻尾だけはヒヨヒヨと振ってくれます。

避妊手術は1日入院しますが、翌朝には完全に眠りから醒めて、朝ごはんをもらうと、前日は絶食していますから、ほとんどの子が元気に食べます。

●2008年01月08日(火)
★今日のニャンコ★

今年一番に来院したメスの子猫です。体重はまだ1kgありませんから、生後1ヶ月位かな?アイラインがくっきりして、美形になりそうですね。

●2008年01月07日(月)

★今日のニャンコ★

今日は8歳のメス猫の乳腺腫瘍の切除手術でした。避妊手術を受けていないニャンコです。胸に小指の頭大のしこりがあるのが気になって来院しました。

猫の乳腺腫瘍は、90%が乳ガンだと言われています。今日のニャンコは「発情のたびにしこりが大きくなってきた」ということでしたから、腫瘍の切除と同時に避妊手術もしました。

今回の腫瘍がガンだとすると、再発、転移の可能性があります。幸いレントゲンで、肺転移はなさそうなので、同じ部分に再発しないように少し大きめに切除しました。まだ8歳ですから、今日の手術で完治して、長生きできると良いですね。

●2008年01月05日(土)
★当院のワンコたち★

今日は当院のワンコ達です。顔を舐められて「何してんのよぉ〜」てな顔しているのがモップ、今年で16歳、その横でシレーッとしているのが、モップの娘のロク13歳、モップとロクに頭が上がらないのにチョッカイを出したくてたまらないのがスリーピー(通称P)3歳です。

朝一番に外で目覚めるのはPで、私とジョギングに行くので、すでに運動モードに入ってテンションが上がっています。グースカ寝ているのはモップとロクです。年を取って階段が怖くなったモップと、昨年末に腰を痛めて用心が必要なロクは、それぞれ抱っこされて、外に出されてとりあえず、朝のお勤めです。

朝ごはんを貰うと、再びお休みモードです。若いPは、日中ウロウロしていますが、モップとロクは、「食う、寝る、食う、寝る、トイレ行く」の繰り返しです。今年も皆元気で過ごして欲しいものです。

●2008年01月04日(金)

★謹賀新年★

明けましておめでとうございます。みんな元気に年を越せましたか?

当院では、今日は今年初荷?の手術でした。年末に「陰部から変なものが出ている」ということで来院した、メスの小型犬です。膣の壁に出来た腫瘍ですが、この腫瘍、「キノコ」みたいな格好をしていて、だんだん大きくなると「キノコの頭」の部分が外に飛び出てきます。引っ込んでいる時は目に付きませんし、出血もしませんので、何てことはないのですが、頭が出ると、飼い主の方はビックリして来院されます。

指で押し込むともとに戻るのですが、だんだん戻らなくなって出っっぱなしになると、表面が擦れて、血が滲んできたりします。今日はその「キノコ」の切除手術でした。キノコの茎の部分を縛って、電気メスで切除しました。処置は単純ですが、患犬は10歳を超えていて、元々気管が狭くて、興奮すると呼吸し難くなることがあるので、麻酔に気を使いました。

まあ、こんな感じでまた新年が始まりました。今年一年、みんな元気に過ごせると良いですね。



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