2007年04月
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●2007年04月28日(土)
★今日のワンコ★

フレンチブルドッグのドンちゃんです。2ヶ月目の男の子です。今日はワクチン接種前の健康診断で来院しました。まるまるとした可愛い健康優良児でしたよ。写真からも、その雰囲気がわかりますね。

今日から世間はGWですね。当院はカレンダーどおりの診療ですから、5月1日、2日は診療しますが、それ以降は6日までお休みになります。それと、来々週の土曜日(12日)の午前中は、動物管理センターで行われる「ワンニャン譲渡会」での仕事を言い渡されていますので、午前中は不在です。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

●2007年04月27日(金)

★今日のニャンコ★

今日は12歳の猫の抜歯をしました。

口内炎で悩まされている猫で、定期的に痛み止めの注射を打っていましたが、抜歯をすると症状が好転するかもしれないので、麻酔をかけて、上顎の歯4本を抜きました。

歯周炎を起こしていましたが、歯はまだしっかりしていて、ガッチリを歯茎に引っ付いていましたから、抜くのに少し苦労しました。歯の根っこに鉗子を少しずつ入れていき、歯を脱臼させて抜歯しますが、あまり強く力を入れると、鉗子が滑って歯茎を傷つけてしまいます。場所によっては、大きな血管がありますから、慎重に入れていかなくてはなりません。

歯の根っこが折れて残ると、期待した効果が得られませんから、集中力が切れないように時々休憩しながら、4本の歯を抜きました。高齢ですが健康な猫でしたから、麻酔もスムーズに醒めて、先ほど飼い主の方がお迎えにきて帰って行きました。これで歯痛から解放されると良いですね。

●2007年04月26日(木)
★今日のワンコ★

柴犬のミミちゃんです。6ヶ月目の女の子です。狂犬病の注射と登録で来院しました。日本犬特有のキリリとした表情ですね。表情とは裏腹?に、とても人懐っこいワンちゃんでしたよ。

●2007年04月25日(水)

★今日のニャンコ★

今日は15歳のメス猫の抜歯をしました。右のほほが腫れて来院しました。化膿止めのお薬で治療しても、スッキリと良くなりません。口の中を見ると、右上の歯に歯周炎が見られます。

上顎の腫れは歯周炎が原因ではないかと思われますが、腫れた位置と歯周炎を起こしている歯の位置が、少しずれているのが気になります。奥の歯が悪いのですが、腫れている部分は犬歯の直ぐ上です。犬歯を触ると痛いようで、「フー」と怒ります。

猫は15歳と高齢ですが、毛づやや肉付きも良く、健康状態は良さそうです。血液検査で、腎臓の数値が少し上がっていましたが、麻酔をかけることで容態が悪くなることはなさそうです。歯が痛いと食欲が落ちますから、老化が早まりますし、このままでは、痛そうで猫が気の毒です。

飼い主の方は麻酔をかけることに少しためらっていましたが、「もし私の飼い猫だったら、迷わず抜歯しますよ」という私の一言で決心が付いたようです。

少しプレッシャーを感じながら麻酔をかけて、歯周病を起こしている歯を抜きました。すでに歯はグラグラになっていましたから、あまり苦労しないで抜歯できました。腫れているすぐ下の犬歯を触ってみると、少しグラグラしていましたから、歯に付着している歯茎を少し切開してから引っ張ると、スポッと抜けました。表面から見ると普通の歯でしたが、やはり歯根炎が進んでいたようです。

これで腫れは引いて、また食べられるようになると思います。猫が長生きして、「あの時に思い切って処置して良かったなぁ」と飼い主の方が思ってくれると、嬉しいですね。

●2007年04月24日(火)

★今日のニャンコ★

今日は怪我をしたメス猫の治療をしました。

時々外出する猫ですが、今日、飼い主の方が抱っこした時にお尻の横の皮膚に直径3cm位の穴が空いているのに気付いて、あわてて連れてこられました。

猫同士のケンカが原因の外傷は、受傷してしばらくしてから膿が出始めます。猫の皮膚は厚いし、毛が密に生えているので、受傷直後は傷に気が付かないのです。猫自身は判っているのでしょうが、悲しいかな、喋れませんから、飼い主に報告することが出来ません。

化膿が進んで、皮膚の表面が破れてから気付きます。猫が受傷してから時間差があります。飼い主の方は、何でうちの猫が怪我しているのか判りませんので、ビックリして来院されます。

今日のニャンコもそんな状況だと思いますが、皮膚の欠損が大きかったので、麻酔をかけて縫合しました。理想体重4kgの猫でしたが、太っていて実測6kgもありました。大人しいメス猫ですから、ひょっとしたら、体が重くて逃げられずに、近所の野良猫からお尻の横をガブリとやられたのかも知れませんね。お大事に・・。

●2007年04月23日(月)
★今日のワンコ★

飼い主の方の肩に居るのは、MDのタロウ君です。7ヶ月目の男の子です。今日は、健康診断とノミ予防のお薬をもらいに来院しました。ワンコにノミが付くと、特にお尻のあたりを痒そうにガジガジを咬んだり、後ろ足で耳の付け根を掻いたりします。

ワンコにそんな行動が見られたら、早めに予防薬をつけてくださいね。

●2007年04月21日(土)
★今日のワンコ★

先日の狂犬病予防注射会場で、私がワクチンを打ったワンコが来院しました。初診の方です。注射会場の公園でワクチンを打つときに「発情中ですけど大丈夫ですか?」と飼い主の方から尋ねられ、私が「妊娠していなければ大丈夫ですよ」とお答えして、ワクチンを打ったワンコです。

ワクチンを打ったのは10日前で、発情も終わり頃だったのが、最近また始まって、出血しているということです。いつもの元気や食欲もないそうです。私の名前を覚えていて、来院してくださった様です。

中年のメス犬でしたが、やはり予想どおり「子宮蓄膿症」でした。エコー検査ですぐに判りましたので、今日の午後手術をしました。このワンコ、以前も同じような症状が出たことがあるそうで、飼い主の方も手術を希望されていました。

最近、この病気多いですね。2週間で4頭蓄膿症の手術をしたのは、初めてでした。当院の規模では、1年間に10頭位ですから、今日も?とビックリしました。症状も経過も術後のワンコの容態も4種4様でしたが、幸い3頭は無事にお家に帰りました。今日のワンコも、早い時期に手術できましたから、経過は良さそうです。来週早々に退院できるでしょう。

写真は、ティアラちゃんです。4ヶ月目の女の子です。種類は、ヨークシャーテリアとミニチュアダックスのミックス犬です。芸術家みたいなお顔ですね。

●2007年04月20日(金)

★今日のニャンコ★

今日は野良猫の避妊手術でした。

野良猫の手術は、当院のカゴをお貸しして、その中に猫を入れて連れてきていただいています。当院のカゴは網で出来ているので、カゴの外から麻酔の注射が打てるのです。

ところが、今日のニャンコは、一度捕獲に失敗したので、警戒して当院のカゴには2度と入らなくなりました。今日はその猫が、お世話をしている方が持っているカゴに、餌に釣られて入ったので、そのまま連れてこられました。注射が打てない時にはカゴごと大きな袋に入れて、麻酔ガスを流して猫を眠らせることがあると、その方にお話したことがありましたが、今日は、そのカゴが入る位の大きなビニールの袋も持参してくれました。

カゴの隙間から注射を打って、カゴをビニールで包んで麻酔ガスを流して、猫を眠らせて、完全に眠ったのを確認してから引っ張り出して、手術しました。

手術が終って、眠っているスキにノミ取りのお薬を体に降って、少し目覚めたところで、もとのカゴに戻しました。明日の朝、おうちの近くで放されます。猫は放されると、一目散に物陰まで走って行って、安全な場所まで行くと、振り返ってジロリと睨みます。「餌に釣られたばっかりに、ひどい目にあったなぁ」って思っているんでしょうね?

●2007年04月19日(木)
★今日のワンコ★

トイプードルのカイちゃんです。今年の1月生まれの男の子です。今日は2回目のワクチン接種で来院しました。最近の人気犬種ですね。

●2007年04月18日(水)

★今日のワンコ★

10歳のメスの中型犬の膣の中に出来た腫瘍の切除手術をしました。

このワンコ、以前から発情が終ってしばらくすると、子宮蓄膿症が疑われる症状が出ていました。陰部からの分泌物が増えて周囲が汚れます。全身状態が良いので、内服薬で様子を見ていましたが、今回も同じ状態になったので、元気なうちに子宮と卵巣を切除することにしました。

麻酔をかけてお腹と陰部周囲の毛を刈ると、膣の中に鶏の卵(S玉)位の大きさの腫瘍があるのに気付きました。長毛の犬種だったので、毛を刈るまで気付きませんでした。このままにしておくと、だんだん大きくなって膣から出てきます。変なものが出てくるので、ワンコは気にして舐めますから、腫瘍の表面がただれて出血し始めると、厄介な状態になりますので、子宮と卵巣の摘出と同時に、腫瘍の切除をすることにしました。

膣の粘膜に引っ付いていますから、会陰切開をして腫瘍が良く見えるようにしてから切り取ります。思った以上に腫瘍は膣の粘膜に広範囲に引っ付いていましたから、取るのに苦労しました。

腫瘍を摘出してから、今度は卵巣と子宮を切除しました。子宮は想像通り蓄膿症になりかかっていました。

子宮蓄膿症は避妊手術を受けているメス犬にはありませんし、膣の壁から出てきた腫瘍も、性周期と関係があるので、手術を受けていると発生が少ないそうです。今日の手術も3時間以上かかりました。今の若いメス犬が中高年になる10年後、私に長い手術に耐えられる気力が残っているかなぁ?若いメス犬を飼っている方は、早い時期に避妊手術を受けて下さいね。

●2007年04月17日(火)

★今日のワンコ★

昨日の続きです。

ワンコの容態を考えて、当日の土曜日の夜、手術することにしました。手術助手のためにAHTが一人残りました。いつも一緒に手術しているAHTが遅番で残っていました。

皆でテキパキと手術準備をして、午後8時に手術をスタートすることが出来ました。子宮と卵巣を摘出するために、お腹を切り開きます。お腹は膿で膨れ上がった子宮でパンパンですから、子宮を傷つけない様に慎重にメスを入れます。腹膜を少し切ると、その穴からピューと膿が飛び出してきました。「しまった!子宮にメスの刃が当たったか!!」。

腹膜の切開を広げると、膿がドロドロ出てきます。子宮を傷つけたわけではなくて、子宮の中に溜まった膿がお腹に中に漏れ出していました。お腹の中から、異様な匂いがしています。腹膜炎を起こしているかもしれません。手術前にワンコがグッタリしていた理由が判りました。子宮が破れていたのです。この段階で私はこのワンコは、80%ダメだろうと思いました。膿がお腹の中に漏れて腹膜炎を起こすと、ショック状態になりますから、術中や術後に死亡する可能性が高いのです。

「可能性が少なくても、精一杯やろう」と自分自身とAHTを励まして、子宮と卵巣を摘出して、お腹の中を何度も生理食塩水で洗いました。後で聞くと、10年以上手術の助手をしているAHTでさえ、あまりのすごさに、この時点で逃げ出したくなったそうです。

手術は日付が変わる頃に終わりました。眠りの浅い夜を過ごして、早朝恐る恐る入院室を見ると、ワンコは横になって静かに息をしていました。休む前に見たときよりも容態は落ち着いていました。

それから3日後、ワンコはすっかり元気になって、食欲も出て、飼い主の方が面会に来ると嬉しそうに尾を振って迎えています。

「Never give up 」ですね。

●2007年04月16日(月)

★今日のワンコ★

1日の診療の終り頃に、1頭のメス犬が来院しました。来院する前に「元気がなくて、お尻から血が出ている」と言うお電話を頂いていたワンコが来院した様です。私は他の子の診療中だったのですが、待合室をチラリと見ると、ワンコは飼い主に抱きかかえられて、グッタリしています。具合が悪そうです。飼い主の方の表情が深刻です。

診察室に入って来たワンコを見ると、陰部から血膿がダラダラと出ていて、お腹も張っていますから、一目見て、この子が「子宮蓄膿症」になっていることが判りました。日頃見ている蓄膿症と比べると、ワンコの落ち込み方がひどいのが気になりますが、血液検査は、特に大きな異常はありません。最近このワンコ、少し元気がなかったのですが、昨日までは、散歩にも行ったし、食事も少しは食べたそうです。今日になって、急にこんな状態になり、慌てて連れてきたそうです。

1日の診療終了間際の来院でした。通常ですと入院させて、点滴をしながら一晩様子を見てから、翌日に手術します。この病気は、術前に点滴や抗生物質の投与などをしておいた方が、手術が安全に出来ますし、術後の経過が良いのです。

ところが、土曜日夕方の来院で翌日がお休みです。早番のスタッフはすでに帰宅しています。ワンコの容態から考えて、週明けの月曜日の手術では遅すぎる気がしました。

続く・・。

●2007年04月14日(土)
★今日のワンコ★

今日は珍しいワンコの登場です。コイケルホンド(コイケルホンリュウ)のレオンちゃんです。1歳の男の子で体重は10kgです。

コイケルホンドはオランダが原産の犬で、元々は猟犬だったそうです。第二次世界大戦後はわずか25頭しか居なかったそうですが、この25頭を先祖として、今ではかなり繁殖されていると、犬の本に書いてありました。表情からも血統の良さを感じませんか?

●2007年04月13日(金)

★今日のワンコ★

今日は、コッカスパニエルの耳に出来たイボの切除をしました。まだ若いワンコですが、耳の端っこに出来たイボが大きくなってきたので、手術で切除することにしました。

耳は皮膚のすぐ下に軟骨があって、脂肪などの皮下組織が少ないので体表のほかの部分に比べると、血管の走行が少ないようです。そのため傷の治りが他の部分に比べると遅い感じを受けます。

イボを切除すると、耳の端にV字型の切れ込みが出来てしまいました。それを、耳の後ろと前から細かく縫い合わせます。厚紙を表と裏から縫い合わせるような感じです。

「以前もこんな感じでマルチーズの耳を縫った記憶があるけど、あれは何だったかな?」なんて思いながら縫っていると、思い出しました。そのマルチーズは、耳の毛玉を飼い主の方がハサミで切ろうとして、間違って耳まで切っちゃった事件でした。

飼い主の方が「切っちゃったぁ」とギャーギャー言いながら来院して来ましたが、無事に引っ付きましたから、今日のワンコもきっと大丈夫でしょう。

●2007年04月12日(木)
★今日のワンコ★

チワワの小麦ちゃんです。昨年の6月生まれの女の子です。可愛いでしょう!

●2007年04月11日(水)

★今日のワンコ★

今日はワンコやニャンコの出入りが多い1日でした。

まず午前中、昨日背中のイボの切除手術をした小型犬が退院しました。その後、月曜日に子宮の病気で、子宮と卵巣を切除した中型犬が元気になって退院しました。このワンコ、飼い主の方が居る時は、治療してると「ウ〜」って怖い顔で怒るのですが、飼い主が居ないと、普通の顔をして治療にも協力的でした。お迎えに来た飼い主の方たちは、愛犬に会えてニコニコしています。

ワンコ達が退院して入院犬舎を片付けていると、お腹に出来た3センチ位の腫瘍を切除するために、大型犬が来院してきました。大人しい10歳のメス犬ですが、ワンコに「頑張ってね」って励ましている飼い主の方の目がウルウルになっていました。次に入院室にやってきたのは、去勢手術を受けるニャンコです。オス猫の去勢手術は、比較的簡単な手術ですから、この子は当日の退院予定です。

お腹の腫瘍を切除したメスの大型犬は、明日の退院です。元々が大人しい上に鎮静剤が効いていますから、手術が終って入院室でじっとしています。「何でこんな所に居るのかなぁ」と思っているのでしょうね。

●2007年04月10日(火)
★今日のワンコ★

今日で狂犬病集合注射の、私の担当分がすべて終了しました。病院を留守にすることが多くて、ご迷惑をおかけしました。5日出務して、400頭近くのワンコに狂犬病のワクチンを打ちました。野外で打ちますから、天候が悪いと、注射を打つほうも打たれるほうも濡れて大変なのですが、幸い今年は天候に恵まれました。

10数年この注射に出務していますが、凶暴な犬が以前と比べると少なくなった様な気がします。気性の激しい犬は、飼い主も怖がって持つことが出来ないので、近くの木や柵に縛り付けて打っていました。乱暴な打ち方になるので、嫌だったのですが、今年はMDやチワワなどの小型犬が増えて、飼い主が抱っこしてくれるので、品良く(?)打てました。

昔はワンコを鎖でつなぎっ放しで飼っていたので、犬と飼い主の方のスキンシップが少なかったのが、犬が暴れる原因の一つだったかもしれませんね。

写真は柴犬の健ちゃんです。写真の通り、明るい元気なワンコでしたよ。この写真を見ると、犬も笑うっていうのが分かるでしょう。

●2007年04月09日(月)

★今日のワンコ★

昨日の日曜日の午前9時に、当院に来院しているワンコの飼い主の方から、留守電が入りました。11歳のメスの中型犬が昨夜からダラダラと血尿をしているということです。

血尿というと「膀胱炎」が疑われますが、なんとなく「ダラダラ」という部分が気になります。幸い私がまだ出かける前でしたから、すぐに来院していただきました。

来院していただいて診察すると、ダラダラと出ているのは尿ではなくて子宮から出ている血膿でした。病気は膀胱炎ではなくて、子宮蓄膿症でした。日曜日ですからスタッフは誰も居ませんから、その日の手術は無理です。幸い、ワンコは食欲もあり元気もまあまあで、あまり落ち込んではいませんでしたから、点滴用の管を血管に入れて、そこから投薬し、一旦お家に帰っていただいて、月曜日の午前中にもう一度連れてきていただくことにしました。

今日の午前中、狂犬病の集合注射に出務しますから、私は不在だったのですが、ワンコには早めに来院していただいて、手術前に点滴をしてから、手術に入ることにしました。血管には管が入っていますから、私が居なくてもスタッフが点滴をすることが出来ました。

手術は無事に終わりました。手術前の状態が良かったので、明日退院出来そうです。早めに連れて来てもらって良かったですね。


●2007年04月07日(土)
★今日のワンコ★

MDのマロちゃんです。2ヶ月目の女の子です。マロちゃんは、木曜日に登場したモコちゃんの兄弟犬です。何となく雰囲気が似ていますね。

●2007年04月06日(金)
★今日のニャンコ★

メイクーンのベルちゃんです。6ヶ月目の男の子です。写真では「山猫」みたいな野性味を感じますが、人懐っこくて活発な子猫でしたよ。

●2007年04月05日(木)
★今日のワンコ★

MDのモコちゃんです。生後50日目の男の子です。知らないオネーさんに抱っこされて、大変困っている様子です。

●2007年04月04日(水)

★今日のワンコたち★

今日は北風が強くて寒い1日でしたが、午後は狂犬病の集合注射に出かけました。

狂犬病の集合注射会場にやって来るワンコ達は、一年に一回この注射だけ打っているようなワンコも多くて、あまり治療されることに慣れていません。混合ワクチンやフィラリアの予防、定期的な健康診断で病院に来院してくるワンコ達は、注射会場ではなくて動物病院で注射を受ける子が多いのです。

注射は平日に行われますから、「元気の良い大人」は仕事中で、家に居る年配の方や春休み中の子供さんが、ワンコを連れて来ます。注射を嫌がってワンコが暴れると、注射を打つ当方より、犬を押さえている方が怪我しないかとハラハラします。

以前、大型犬をつないだリードを自分の体に一周巻いて、会場に来た中年の女性の方が居ました。会場の公園に入るところまでは、ワンコも大人しく引っ張られて来ていましたが、その場の異様な雰囲気を察して、ワンコが逃げようとして突然走り出しました。リードを手に持っているだけでしたら、放せば良かったのですが、体に巻いていたので、転んでそのまま引きずられて、大変なことになりました。

会場には、犬を押さえられる方が連れてきて下さいね。

●2007年04月03日(火)
★今日のワンコ★

ポチちゃんです。6ヶ月の男の子です。狂犬病ワクチンの注射で来院しました。お耳の大きなワンコでした。狂犬病ワクチンは、混合ワクチンを接種してから1ヶ月間打てませんから、ご注意下さい。

●2007年04月02日(月)

★今日のワンコ★

今日は久々にワンコから咬まれました。仕事柄時々危ない時がありますが、診察中のワンコの表情や雰囲気から危険を察しますから、あまり咬まれることはありません。

今日のワンコは中型犬でしたが、KCS(乾性角結膜炎)という病気で、角膜表面に色素が沈着してほとんど見えていないようです。そのため、目の表情がわかりませんでした。

レントゲンを撮る時でした。危険防止のために口輪をかけていましたが、撮影する時に暴れて外れてしまいました。もう一度飼い主の方を呼んで付け直せば良かったのですが、何とか抑えられそうだったので、そのまま撮ろうとしたら、一瞬にスキに左手をガブリ!

「うわぁ〜、咬まれたぁ」という声を聞いて、飼い主の方が飛び込んで来ました。咬まれた傷はすぐに流水で洗って消毒しないと、化膿してひどいことになります。私が手をジャブジャブ洗っていると、私の前で、飼い主の方もジャブジャブ洗っています。なんと、飼い主の方も興奮したワンコから咬まれていました。ワンコは目がよく見えないので、不安でパニックになっていたようです。

ワンコの診察そっちのけで、飼い主の方の手の消毒や止血のテーピングをしました。「きちんと外科で診てもらって下さいね」とお話すると、「ここで処置してもらったから、いいかな?」なんて、言ってました。

幸い左手で、傷も浅かったので診察に支障はありませんが、油断禁物ですね。ワンコがなかなか放さない(実際は数秒だと思いますが・・)ので、少々焦りましたよ。


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