2007年03月
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●2007年03月31日(土)
★今日のワンコ★

MDのメルちゃんです。3ヶ月目の女の子です。可愛いですね。今日は、ワクチン接種で来院しました。

来週から4月ですが、第一週と第二週に狂犬病の集合注射が予定されています。私が不在がちになりますので、ご来院の時はお電話でご確認下さいね。注射会場になる公園には、サクラの木が多いので、天気が良いと満開の桜の下での注射になります。

今年から、狂犬病ワクチンが、病院での接種と、注射会場での接種の料金が同じになりました。以前は病院で接種すると500円ほど高かったのですが、今年は一律3050円です。初めて狂犬病のワクチンを接種するときには、登録が必要ですから、登録料を含めると6050円です。今まで動物病院の敷居が高かった人が、これを期に、来院し易くなると良いですね。


●2007年03月30日(金)
★今日のニャンコ★

メイクーンのソラちゃんです。3ヶ月目の男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。凛々しいお顔です。

●2007年03月29日(木)
★今日のワンコ★

バーニーズ・マウンテンドッグのハイジちゃんです。2ヶ月目の女の子です。成犬になると40kg近くなる犬種ですが、ハイジちゃんもすでに10kgもあります。原産地はスイスで、忠誠心が高く、非常に愛情深いジャイアント犬だそうです。飼い主の方が「待て!」と指示すると、待合室の椅子の上に座って、大人しく待っていましたよ。

●2007年03月28日(水)
★良質のフード★

ドライフードばかり食べさせられているワンコ3頭です。左からモップ15歳、ロク13歳、スリーピー2歳です。モップとロクは、セレクトプロテインという食事アレルギー用のドライフードにt/dという大粒のフードを混ぜて与えています。ピーには、大型犬の成犬用フードに、これまた大粒のt/dを混ぜて与えています。

t/dのtはteeth=歯のtです。大粒のドライフードをガリガリと食べることで、歯の表面をきれいにする、歯石予防のフードです。ピーは時々奥歯にこのフードが引っかかって、食事の後、口をクチャクチャしていることがあります。

避妊手術後もピーが肥満犬にならず、モップ&ロクが成人(犬?)病とは無縁なのは、フードのお陰かも?

●2007年03月27日(火)
★今日のワンコ★

MDのはなちゃんです。5ヶ月目の男の子です。飼い主の方は「犬を飼うのは初めてで・・」と心配されていました。「良質のドライタイプのフードで育てると、大丈夫ですよ」とお答えしました。グルメ犬にしてはいけませんね。

●2007年03月26日(月)
★これは何だ!★

中型犬から抜歯した歯です。10歳のワンコですが、かなりひどい歯周炎になっていました。奥歯の表面には歯石が沢山付いていて、口の中を見ようとすると痛いのか、咬まれそうになりました。

麻酔をかけて歯石を取りますが、歯周炎でグラグラになった歯は抜歯することにしました。歯の表面には茶色の歯石がガッチリと引っ付いているので、どの歯を抜歯するかは、歯石を取り除かなければ判りませんでした。

結果は17本も抜くことになりました。そのほとんどが抜歯用の鉗子で挟むとすぐに抜けました。これで口の中がスッキリして、ワンコも痛みから解放されたでしょうね。

●2007年03月24日(土)

★今日のワンコ★

「最近随分水を飲む量が増えて、オシッコをたくさんするようになった」、ということで、10歳のメスのワンコが来院しました。

避妊手術は受けているので、子宮の病気ではありません。ここでもよくご紹介している「子宮蓄膿症」になると、お水を沢山飲むことがあります。

検査の結果、「糖尿病」になっているのが判りました。通常は100前後の血糖値が500以上になっています。このまま治療を受けないと、食べても食べても痩せてきて、最後には命を失ってしまいます。白内障を併発すると目が見えなくなることもあります。

飼い主の方に、愛犬が糖尿病にかかっている事をご説明すると、「与えていた食事の内容が悪かったのかなぁ〜。それとも運動不足かなぁ」と落ち込んでいらっしゃいましたが、犬の糖尿病は、ほとんど先天的なもの、いわゆる「生まれつき」の病気で、中年以降に発症することが多いようです。

これからインシュリン療法が始まります。飼い主の方に毎日インシュリンの注射を打ってもらいます。毎日の注射は大変ですが、血糖値が上手くコントロールできると、目に見えてワンコの体調が良くなりますから、愛犬と飼い主の方の絆は深まりますね。


●2007年03月23日(金)

★一昨日のワンコ★

所用で21、22日を休診にしましたが、その前日の午後7時の診療終了間近に、1頭のメスの中年ワンコが来院しました。飼い主の方によると、「後ろ足を痛めたようで、食欲が1週間ほどない」ということですが、足を痛めた位で1週間も犬が食べないことはないので、原因は別にありそうでした。

検査の結果、「子宮蓄膿症」になっていることが判りました。発病してから時間が経っているので、早めに手術しなければなりませんが、私は21,22日と遠方に行く予定があって手術できません。2日間不在ですから、その夜の手術も無理です。術後を診ることが出来ないのです。「なぜもう少し早く・・」。

近隣の先生にお願いしようと思って連絡しますが、診断が付いたのが午後8時近くになっていましたから、連絡が付きませんし、翌日は祭日ですから、日曜診療の病院も休みで、手術を受けてくれそうにはありません。救急病院が福岡市にありますが、遠方で、飼い主の方が連れ行かれません。

とりあえず簡単な処置だけして、飼い主の方には容態が悪くならなければ、私が戻る23日に手術することにして、手術を急ぐ時には、近隣でスタッフが多いE病院、T病院を教えて、検査結果をお渡しました。お渡しした2枚のコピーを獣医師が一目見れば、このワンコの容態がわかります。

所用から昨日戻って、すぐに飼い主の方に連絡を入れると、当院で診察を受けた翌日に、容態が悪くなったので、T病院に連絡して昨日手術してもらったそうです。T病院の院長によると、もう少し遅かったら死亡していたかもしれなかったと話していました。

北九州市にも夜間や休日でも手術が出来る動物病院ができるといいですね。動物の容態が悪い時には、早めに受診して下さいね。

●2007年03月20日(火)
★今日のワンコ★

パグ犬のミミちゃんです。3歳の女の子ですが、体重は12kgもあります。後ろのタヌキの置物と体型が少し似ているようなぁ〜(失礼)。頑張って、ダイエットしましょうね。

明日は祭日で休診ですが、明後日の木曜日も所用によりお休みになります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

●2007年03月19日(月)

★今日のワンコ★

キャバリア・キングチャールズ・スパニエルという種類の犬が居ます。元は、イギリス王室で飼われていた犬ということですが、性格が温厚で大人しくて、室内で飼い易い犬種です。ところが、この犬種、生まれつき心臓が悪い子が多いのです。

犬の心臓病の代表的なものは、フィラリアの感染による右心不全や、年をとったマルチーズやポメラニアンに見られる左心不全があります。心臓の弁を引っ張っている腱が伸びることが原因です。いずれも後天的なもので、生まれつきの病気ではありません。予防薬の投与や、塩分を控えた食事や肥満防止で防げる疾病です。

ところが、キャバリアの場合、生まれつきの病気です。すべてのキャバリアに心臓疾患があるわけではありませんが、かなり高率に見られます。子犬のワクチン接種の時に心臓に雑音があって気が付いたり、中年になって、興奮した時に倒れたり、腹水が溜まってお腹が張ってきて判ったりします。胸に手の平を当てると、ドキドキする拍動に触れることで、心臓が肥大していることが判ります。

子犬を選ぶ時には、その犬種特有の病気について知っておくことも必要ですね。

●2007年03月17日(土)
★今日のワンコ★

チワワのナナちゃんです。1歳の女の子です。体重は2kg!可愛いですね。

●2007年03月16日(金)

★今日のワンコ★

今日は狂犬病のワクチンを打ちました。「狂犬病のワクチンを打つのが、何が珍しいの?」とお思いでしょうが、3月下旬にワクチンを打つことは、あまりないのです。

狂犬病は犬から人に感染して、犬も人も死亡する怖い病気です。すべての犬は、ワクチン接種と登録が義務付けられています。初めてワクチンを打つ犬には、鑑札と注射済み証が発行されます。これは北九州市から発行されます。4月から翌年の2月の終りまで、各動物病院に置いてありますから、接種した時に発行していますが、3月には、すでに北九州市に返却していますから、手元にはありません。4月に入ると、新しい年度の鑑札が手元に来ますので、今の時期に接種を希望される方には、後2週間ほど待って頂いています。

今日もそうしようと、そんなお話をしました。ところが、今日の方は、明日ペットが飼えるマンションに転居する予定ですが、入居条件が、
1、犬が健康であること。
2、狂犬病のワクチンを打って、登録してあること。

ということで、本日のワクチン接種と登録になりました。前例がないので、獣医師会や市役所に問い合わせて、手続きがわかりました。

この方が来院されたのが、今日(金曜日)の午後4時45分!、役所も獣医師会も残り時間15分です。引越しは明日で、入居には証明書の発行が条件です。大変慌てましたけど、何とか書類を作成しました。

狂犬病のワクチン接種がマンション入居の条件というのは、良いことです。幸い、今の日本に発生していない病気ですけど、犬の病気では、最も怖い疾病ですね。

●2007年03月15日(木)
★今日のワンコ★

プードルのカリーナちゃんです。1歳の女の子です。今日は健康診断で来院しました。体重は3kgです。

●2007年03月14日(水)

★今日のニャンコ★

今日は猫の断尾手術でした。断尾手術というのは、その名の通り尻尾を切る手術です。

実はこのニャンコ、先月怪我して来院しました。特に目立った外傷はないのですが、尾の付け根を触ると痛がるということでした。尻尾はダラリと垂れ下がったまま動きません。レントゲンを撮ると、尾の付け根が骨折して、骨が外れていました。骨の中心部には脊髄の末端がありますから、そこも切れている様です。多分交通事故でしょう。

道路を横断中に車に尻尾を踏んづけられ、猫は慌てて動いて引っ張ったので骨が切れてしまったのでしょう。皮膚は引っ付いていますから、尻尾はちょん切れてはいませんが、ダラリと下がったままです。

神経も切れていますから、尻尾は痛みを感じません。それでどこかに引っ掛けたのか、何か違和感を感じて、自分でかじってしまったのか、尻尾の先端から数センチのところがズルリと皮がむけています。

皮膚を縫合するという方法もありますが、また同じことが起こる可能性があるので、尻尾を邪魔にならない部分から切り取りました。脊髄の神経を切ると麻痺が出て、排尿や排便が自分で出来なくなることがありますから、今日のニャンコは「不幸中の幸い」でした。事故のことを考えると、猫は室内飼いの方が良さそうですね。

●2007年03月13日(火)
★今日のニャンコ★

ノミが原因のアレルギー性皮膚炎で来院する猫がポツリポツリと見られるようになりました。お尻や背中、内股に小さなブツブツが出来る皮膚病です。手で触るとすぐに判ります。

猫は痒いので、盛んに毛づくろいをします。こんな症状が見られたら、早めにノミ駆除薬のフロントラインをつけてあげて下さい。

写真は、メス猫のチビちゃんです。白い毛とグリーンの瞳がチャームポイントですね。

●2007年03月12日(月)

★昨日のセミナー★

昨日の日曜日は、福岡市で日本臨床獣医フォーラムが開催され、当院からは私とスタッフ3名が参加しました。

外科、内科など獣医師用の専門的なセミナーと、看護士向けに栄養学や皮膚病対策のためのシャンプー療法、飼い主の方とのコミュニケーションなどのセミナーが同時に進行します。

展示場には、最新鋭の医療機器、新しいタイプのフードやシャンプー、サプリメントなどが並べられて、メーカーの担当者が説明しています。ランチョンセミナーと称して、昼食時もお弁当を食べながらのセミナーが行われます。

朝10時から夕方6時近くまで行われ、会場から出てきたスタッフの手には、お土産(お菓子)まで・・。獣医師には何もありませんでしたから、シャンプーやフードなどは、看護士が重要な役目を担っているということでしょう。病院でフードをお求めになる方が多くなって、当院の薬品庫はフード倉庫みたいになっています。ペットの健康を考える飼い主の方が増えてきているということでしょうね。

●2007年03月10日(土)

★今日のワンコ★

今日はワンコの避妊手術でした。通常、犬の避妊手術は前もって予約を入れていただいています。猫の場合は、「発情してニャーニャ鳴くので困っている」ということで、飛び込みで手術が入ることがありますが、犬の場合は稀です。

実は、今日のワンコは妊娠していました。昨日、「なんだか最近お腹が大きくなってきたみたいで、初めは太ったのかと思っていましたが、ひょっとしたら妊娠してるかも??」というお電話が入りました。「オス犬と交配したのは何時ですか?」とお伺いすると、「そういえば、1月ごろにオス犬が庭に入っていましたけど、犬の妊娠期間は半年くらいだから、まだ出産までには余裕があると思っていたのですが・・」。

「犬の妊娠期間は2ヶ月ですよ!もうすぐ生まれるかも・・」ということで、急きょ来院されました。一目見て、ワンコが妊娠しているのが判りましたから、念のためにエコーで確認してから手術しました。

少し可愛そうな気もしましたが、望まれない子が生まれて、飼い主の方がその処置に困ることを考えると、やむ終えないかなと思っています。避妊手術は初回発情前に受けておいた方が良さそうですね。

●2007年03月09日(金)

★今日のニャンコ★

右のほほを腫らした15歳の高齢ニャンコが来院しました。

口の中をみると右の上の歯に歯石がたくさん付いています。歯周炎も起こしています。右のホッペが腫れたのは、歯根炎が原因のようです。化膿止めの処置をして様子を見るという方法もありますが、根本的に治すには抜歯するのが一番です。

抜歯をするには全身麻酔が必要ですが、高齢な猫ですから、麻酔に耐えられるかが心配です。一見健康そうに見えても、腎臓や肝臓の機能がおちているかもしれません。そんな子に麻酔をかけると危険なことがあります。

そこで、事前に血液検査をすることにしました。検査数値が悪い時は、処置を見合わせることにします。15分後に結果が出ました。少し腎機能が落ちていますが、麻酔に影響を及ぼすほどではなさそうです。

歯の治療で痛みが取れると、猫は良く食べるようになります。そうなると、まだまだ元気で長生き出来そうですよ。目指せ!20歳。


●2007年03月08日(木)
★今日のワンコ★

ポメラニアンのコスモちゃんです。生後3ヶ月目の女の子です。体重は1.3kgです。チョコチョコと走り回る姿が可愛いですね。

●2007年03月07日(水)
★今日のワンコ★

オス犬のそらちゃんです。昨年の秋、今の飼い主の方から保護されました。その時には咬まれたような傷が体にあり治療を受けました。少し怯えた感じを受けましたが、今では写真の様に、穏やかな表情の可愛いワンコになりました。推定年齢1歳です。飼い主の方によくなついている様子でした。「一生の恩」を感じているのかもしれませんね。

●2007年03月06日(火)

★今日のワンコ★

心臓発作を起こした10歳の小型犬が来院しました。

以前から心臓病の治療をしていましたが、それが原因で肺に水が溜まって呼吸困難になってしまいました。マルチーズやポメラニアンなどの小型犬が、中高年になると心臓が悪くなることがあります。人用の食品やジャーキー類など、塩分が多い食事を与えられている子に多い様です。慢性的な高血圧が心臓に負担をかけるのでしょう。

初めは、「興奮した時にセキが出る」という症状で来院されることが多いのですが、病気が進行すると心臓発作で倒れたり、肺に水が溜まって呼吸困難を起こすことがあります。ワンコは胸が苦しいので、横になって眠ることが出来ずに、ハーハーいいながらソワソワと落ち着かなくなります。

血圧を下げるお薬を与えますが、発作が起きた時にはニトログリセリンや、肺の水を抜いてオシッコに出すお薬(利尿薬)を投与します。今日のワンコにも、利尿薬を血管から投与しました。内服薬もありますが、急を要する時には、血管注射が早く効果が出ます。お薬が効いて、呼吸が楽になって眠れると良いですね。

●2007年03月05日(月)

★当院のニャンコ★

先週の金曜日に当院の猫のマツの背中に出来た腫瘤の切除手術をしました。首の後ろに以前からあった瘤が大きくなってきたので、手術で取り除きました。再発しないように、少し大きく切除しました。術後、マツはいつもの元気がありませんし、食欲も落ちています。鎮痛薬は使っていますが、まだ日にちが経っていないので、痛みがあるのでしょう。

手術前は絶食しますから、何時も仲の良いマツ&タケを別々にしました。タケはマツを探して、ニャーニャーと鳴いていました。手術の翌日から一緒にしましたが、体に包帯を巻いて、いつもとは様子の違うマツが気になるようです。治療中も心配そうに、外からニャーニャーと鳴きながら見ています。

術後食欲が落ちたマツに付き合って、タケもあまり食べません。二匹で仲良く心身症になったみたいです。生まれたときからずっと一緒ですから、一心同体なのかもしれません。マツには早く元気になって欲しいですね。

●2007年03月03日(土)

★今日のワンコ★

足を怪我したということで、メスの大型犬が来院しました。後ろ足の爪を何かに引っ掛けた様で、爪が90度横を向いています。爪の付け根は折れていますので、このままにしておくと、その部分が化膿して痛みが取れませんから、爪を取り除くのが一番です。

通常は爪がグラグラしていることが多いので、その部分を一気に切ります。犬が「誰かが後ろ足を触っているけど、何しているのかな?」と油断している時に切るのがコツです。もたもたしていると犬が警戒して切らせてもらえなくなります。

今日のワンコの爪は横に曲がっているだけでグラグラしていません。爪が折れているのは間違いないのですが、グラグラしてないので、切る場所を決められずに困って、とりあえず爪を元に戻そうと指で押すと、ポロリと爪が外れました。ワンコは一回ギャンと鳴きましたが、これで無事終了です。止血と化膿止めの処置をして治療を終えました。

今日のワンコは大型犬でしたが、訓練が行き届いていて、飼い主の方の言うことを良く聞くワンコでしたから助かりました。体重が40kg近くあるワンコが暴れたら、とても私一人では治療できませんからね。

●2007年03月02日(金)
★今日のワンコ★

トイプードルの小梅ちゃんです。3ヶ月目の女の子です。ぬいぐるみみたいですね。

●2007年03月01日(木)
★今日のワンコ★

MDのレオ君です。3ヶ月目の男の子です。少し不安そうですね。


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