●2007年02月28日(水)
★今日のワンコ★ 背中を同居犬に咬まれた7歳の小型犬が来院しました。同居犬の虫の居所が悪かったようで、背中をガブリとやられてしまいました。 咬まれた時に出来る傷は、歯が刺さった部分に小さな穴が開いています。咬まれて早めに消毒などの処置をすると良いのですが、出血が少なくて、毛に隠れて傷が判らないので、大丈夫だと思ってそのままにしておくと、皮膚の下が広範囲に化膿することがあります。そうなると、治療に時間がかかりますし、最悪の場合皮膚が壊死して切除しなければならなくなることもあります。 今日のワンコは、ガブリと咬まれたのではなくて、歯が当たって皮膚が少し裂けてましたから、消毒と化膿止めの処置をしてから一針縫合しました。咬んだのは同居犬ですから、少し遠慮してかみついてくれたのかもしれませんね。野犬に咬まれた時などは致命傷になることもあるので、放し飼いの犬には注意して下さいね。
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