2006年10月
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●2006年10月31日(火)

★今日のワンコ★

今日は9歳のメスの小型犬の乳腺腫瘍の手術でした。

直径が1cmに満たない小さなものでしたが、小さなうちに切除した方が、手術も簡単で入院も必要ないので、早めに切除することにしました。注意深く見ると、切除予定の腫瘍の横にも小さなものがありましたので、一緒に切除しました。処置は40分程度で終り、麻酔もすぐに覚めましたから、夕方お迎えに来てもらいました。

昨日の午後、やはり小型犬の乳腺腫瘍の12歳のメス犬が来院しました。前回の来院は今年の6月でしたが、その時からあった乳腺腫瘍がかなり大きくなっていました。体重は4kg程度のワンコですが、腫瘍は赤ちゃんの握りこぶし程もあって、お腹にガッチリと引っ付いています。腫瘍の表面は赤くなって皮膚も薄くなり、今にも破れそうです。

この子にも手術をお勧めしましたが、かなり大きく切らないといけないので、手術後、傷の回復が悪いことが予想されますし、再発や転移の可能性もあります。きちんと説明して、納得して手術の予約を入れていただくことにしました。

犬の乳腺腫瘍は、約半数が乳がんですから、小さなうちに切除しておいたほうが良さそうですね。

●2006年10月30日(月)
★今日のワンコ★

パピヨンのモモちゃんです。2ヵ月半の女の子です。ワクチンを1回済ませてから、飼い主の方のところにやってきました。今日は健康診断で来院しました。2回目のワクチンは11月上旬の予定です。このまま街に連れ出すと、人気の的でしょうね。

●2006年10月28日(土)

★今日のワンコ★

お尻が血液で汚れているということで、12歳のメスの中型犬が来院しました。診察室の床にも、陰部からポタポタと黒っぽい血液が落ちています。(ここで確定診断60%)

「最近、食欲や元気がなくなっていませんか?」
「はい」(確定診断70%)

「食べないで、お水ばかり飲んでいませんか?」
「はい、そのとおりです」(確定診断85%)

「では、エコー検査でお腹の中を見てみましょう。これが膀胱で、これが子宮です。普通は子宮は見えないのですが、液体(膿)が溜まっているで見えています」(確定診断100%)

「子宮蓄膿症ですね。様子がおかしいと気付いたのはいつからですか?」
「3日前くらいです」(あ〜、早めに来てくれて良かったぁ←私の心の声です)

「手術で悪くなった子宮を取り除くのが一番の治療ですから、血液検査で異常がなければ、出来るだけ早く手術しましょうね」

ということで、むりやり午後の予定をこじ開けて手術をしたワンコが、今日退院しました。この病気の予防のためにも、出産の予定がなければ、メス犬は生後1年以内に避妊手術を受けさせましょうね。

●2006年10月27日(金)
★今日のワンコ★

MDのリュウちゃんです。2ヶ月目の男の子です。可愛いですね。

●2006年10月26日(木)

★今日のワンコ★

椎間板ヘルニアの手術を他院で受けたワンコが来院しました。

椎間板ヘルニアは、ダックスフンドに多い疾患です。足が短くて胴が長いので背骨に負担がかかるのでしょう。今日のワンコも昨年の4月に腰痛様の症状がでたので、体重を増やさないように注意していたのですが、今年の9月にヘルニアを発病してしまいました。

昨夜までは普通に生活していたのですが、今朝みると、後ろ足が萎えてしまって、歩くことが出来ません。注射と内服薬を処方して、3日後に再来院していただきました。症状が少し回復していれば、このまま内科的な治療を続けようと思っていましたが、期待に反して、悪化していました。少し残っていた後ろ足の感覚もなくなり、排便や排尿も自力では出来なくなっていました。

こうなると外科手術が必要ですが、当院では、この様な高度な手術は出来ません。そこで、この手術に実績のある市内の動物病院をご紹介しました。容態を説明すると、院長は快く受け付けてくれました。

その病院で手術、リハビリ、レーザー治療などを受けて、今日見ると、少しふらつきながらも、自力で歩けるようになっていました。飼い主の方の話によると、だんだんしっかりとした足取りになってきているそうで、手術が出来る病院を紹介してもらったことを、とても感謝されていました。

私は電話で依頼しただけで、努力したのは、私から依頼を受けた病院ですから、なんだか「いいとこ取り」の気分でした。再発しないように、運動の制限と体重の増加に注意するように、お願いしました。

今回も他院に助けて頂いた症例でした。持つべきものは、良い仲間だなぁ〜。

●2006年10月25日(水)
★今日のワンコ★

MDのカエデちゃんとアズキちゃんです。今年の7月生まれの姉妹犬です。体重もほぼ同じです。今日はワクチン接種で来院しました。

●2006年10月24日(火)
★今日のワンコ★

ゴンタ君です。7歳の男の子です。今日は歯石の相談で来院しました。歯石は、全身麻酔をかけて処置しますから、まだあまり麻酔の心配のない、若くて元気な時に、取ってあげると良いですよ。

●2006年10月23日(月)
★今日のニャンコ★

スコティシュ・ホールドのてつまろちゃんです。3ヶ月目の男の子です。ワクチン接種で来院しました。口をしっかり閉じて、こぶしを握って・・。五月人形みたいに凛々しいですね。

●2006年10月21日(土)
★今日のニャンコ★

今日は18歳のオスのニャンコが入院しました。猫の18歳は人に例えると85〜90歳に相当します。普通でしたら、猫がこの年齢になると、「見るからにお年寄り」という感じになりますが、今日のニャンコはそうではありません。年齢を聞かなければ、もっと若く見えます。

そのニャンコが、オシッコが出なくなりました。1週間ほど前から、何度もトイレに行くというので、膀胱炎の治療をしていましたが、悪いことに、尿道に何かが詰まったのか、年齢的に自分で頑張って出せなくなったのか、膀胱の中にオシッコが溜まってパンパンになってしまいました。

若い猫でも、尿道閉塞を起こすと、すぐに尿毒症になって危なくなりますが、今日のニャンコは高齢ですから、若い猫以上に、尿毒症になり易いのです。幸い、大人しい子でしたから、麻酔を使わずに尿道に管をいれることができ、そのまま入院になりました。管を入れると、オシッコが出っ放しになり、膀胱は常に縮んだ状態を保てますから、膀胱麻痺に効果がありそうです。

折角長生きしたから、もう一度元気になって、飼い主の元に帰って欲しいものです。

写真は、2頭目の里親さがしのオスのニャンコです。どなたか、飼って頂けませんか?去勢手術は済ませています。

●2006年10月20日(金)
★今日のワンコ★

今日は14歳の小型犬の腫瘍を切除しました。お尻の横に出来た2cm位の腫瘍ですが、この子、体質的に腫瘍(イボ)のできやすい体質で、体の表面に1〜数mmのイボが沢山あります。いずれも良性なものですが、余裕があれば大きなものだけでも、切除して欲しいというご希望でした。

お尻の腫瘍を切除してから、体表のイボの比較的大きなものだけを切除するつもりでしたが、切っているうちに、あれもこれも取りたくなって、全部で30個近くのイボを取りました。電気メスでチョンと切るだけなので、短時間で終りました。そのまたついでに歯石の処置と、歯周炎の治療も行いました。

今日のワンコは、心臓が少し悪いので日頃から血圧を下げるお薬を飲んでいます。薬でのコントロールが上手くいって、心電図も異常なく、麻酔の経過も順調で、安心して処置が出来ました。すぐにでも帰れそうですが、用心のために当院で一泊して、明日退院です。

写真は、里親探し中の子猫です。生後約半年くらいのオスのニャンコです。去勢手術は済ませています。画像の回転が上手く行かないので、顔を左に傾けて見て下さいね。可愛いですよ。気になる方は、当院までお電話かE−メールでお問い合わせくださいね。

●2006年10月19日(木)
★今日のワンコ★

パグ犬のゼンちゃんです。2ヶ月目の男の子です。ワクチン接種とフィラリアの予防で初来院しました。最近、パグ犬の子犬の来院が増えていますね。ミニチュア・ダックス、チワワの人気を引き継ぐのはパグ犬かな?この表情、癒されますね。

●2006年10月18日(水)

★今日のワンコ★

今日も大型犬の手術でした。ここでも良くご紹介している、避妊手術を受けていない中高年のメス犬に発病する「子宮蓄膿症」の手術でした。

10日ほど前から、オシッコをした後に少し膿が出るということで来院されていました。その時はまだ元気食欲も通常どおりで、エコー検査でも、病変がはっきりとしなかったので、内服薬で経過を見ていました。昨日再来院しましたが、その時のワンコの様子と検査で病気の確定診断がつきましたので、今日手術しました。この病気は、診断がついたらなるべく早く手術しなければいけません。犬がまだ元気なうちに手術した方が、術後の経過が良いのです。

今日のワンコの飼い主の方も、病状をご説明すると、すぐに手術に同意して下さり、今日の手術になりました。今日は、犬の避妊手術のご予約が入っていたのですが、当院の規模では、午後の手術時間内に、大型犬の手術をするのが精一杯なので、事情を話して避妊手術を少し延ばしていただきました。

手術が終ると今日も担架を使って、30kg以上あるワンコを、入院室の運び上げました。最近大型犬の手術が続いているせいか、要領が良くなって、スムーズに部屋に入れることができました。

犬種がレトリバーなので性格は温厚ですから、術後の治療には協力的でしょうね。経過が良ければ2〜3日で退院です。

●2006年10月17日(火)

★今日のワンコ★

昨日、大型犬の手術の話を書きましたが、もっと大変なのは、大型犬のレントゲン撮影です。特に関節や背骨を見る時は、犬を仰向けにしなければなりませんし、きちんと左右が対象になるように撮影しないと、診断できませんから、整形の専門の先生は、犬に麻酔をかけてから撮影することもあります。

犬は、知らない人の前でお腹を見せるのを嫌いますから、暴れて抵抗する大型犬を2〜3人がかりで押さえて、仰向けの写真を撮るのは至難の業です。犬は何をされるのか理解していませんから、必死で暴れます。前もって咬まれない様に口輪をかけて撮影しますが、途中で外れそうになったり、犬が興奮してオシッコ漏らしたりすると、取り終わった後は、ヘトヘト、ドロドロ、ヨレヨレです。

撮影中、飼い主の方は待合室に出ていただいていますが、診療室から「こらぁ〜、ちゃんと押さえんかい!!」と言う私の大声が聞こえている時は、室内で、犬との攻防戦が繰り広げられていると思って、暖かい目で見て下さいね。この時ばかりは、「はーい撮りますから息を止めて下さいね」、と別室からスイッチを押すだけで撮影できる人のレントゲンは良いなと思います。

●2006年10月16日(月)

★今日のワンコ★

今日は大型犬の前足の指の横に出来た腫瘍の切除手術でした。

人の親指の先ほどの大きさの腫瘍ですが、隣の指の爪が当たって出血するようになったので、手術で切除することにしました。

通常の外科手術ですと、午前中に来院していただいて、ワンちゃんをお預かりして、午前中の診療が終ってから麻酔をかけますが、今日のワンコは体重が40kgもある大型犬なので、午前の診療が終る頃来院していただいて、飼い主の方の居る時にに麻酔をかけました。麻酔導入薬は静脈から入れますから、こんな大きなワンコが暴れ出すと、注射が打てないのです。

ワンコが眠ってから、一旦帰宅していただいて、夕方お迎えに来ていただきました。手術は1時間程度で終りましたが、次はこの大犬を2階の入院室まで運ばなければなりません。麻酔が醒めて、自分で頭を上げることが出来るのを確認して、担架に乗せて、3人がかりで、入院室まで運びました。帰るときには、麻酔は覚めていますから、飼い主の方といっしょに自分で歩いて降りて来たので楽勝でした。

今日は、比較的簡単な処置でしたので、少人数の当院でも対応できましたが、大きな処置になると、もっとスタッフの多い病院をご紹介することになるでしょうね。

●2006年10月14日(土)
★今日のワンコ★

「オシッコが、お米のとぎ汁みたいに白いのですが??」と、14歳のオスの大型犬が来院しました。オシッコも少し出にくい様子です。

各種検査の結果、前立腺肥大が疑われました。エコー検査で、前立腺の中に何箇所か袋状になり、その中の液体が溜まっていて前立腺自体も大きくなっていました。

去勢手術を受けていない雄犬が中高年になると、前立腺が悪くなって、排尿障害や尿が濁ってしまったりすることがあります。前立腺肥大のお薬を処方したり、去勢手術をお勧めすることもありますが、ワンコが高齢なこともあって、なかなか飼い主の方は手術には同意されないようです。

この病気の予防のためにも、生後1年位で去勢手術を済ませておいたほうが、将来健康に過ごせそうですね。

写真は、スコティッシュホールドのメルちゃんです。3ヶ月目の女の子です。スコティッシュホールドは「どらえもん」のモデル猫だそうですが、耳が縮れたタイプと、メルちゃんみたいに、立ち耳のタイプいるそうです。

●2006年10月13日(金)

★今日のワンコ★

今日は、小型犬のお尻の下に出来た腫瘍の切除手術でした。

飼い主の方が、お尻の左下の軟らかい腫れ物に気付いたのは、半年前でした。定期的に来院していただいて、大きさを見ていたのですが、最近少し大きくなってきたようなので、手術で取り除くことにしました。

場所的に、尿道や直腸が近いので、いつもお世話になっているH動物病院で詳しい検査をしてもらってから、手術することにしました。H動物病院の院長が執刀して、私が助手を務めました。

メスを入れると、腫瘍は思いのほか大きく、体の表面に出ている部分よりも、奥にある部分の方が3倍近くも大きくて、土の中に深く埋まった大きなお芋を、慎重に掘り出す様な手術でした。院長が電気メスを使って慎重に慎重に腫瘍を切り離していきました。

長時間に及ぶ手術でしたが、上手く取ることが出来ました。この腫瘍が悪性なのか良性なのかは、組織検査の結果待ちですが、多くの獣医師が居る病院だからこそ出来た手術でした。今回もH動物病院には深謝ですね。

●2006年10月12日(木)
★今日のワンコ★

昨日は熊本市で開催された九州地区獣医師大会に出席してきました。小動物獣医学会、産業動物獣医学会、獣医公衆衛生学会に3部門に分かれていて、それぞれの分野で九州全域の獣医師が集まって、新しい発表と活発な議論が行われていました。

小動物学会は、我々、犬や猫などの小動物の診療に従事する獣医師、産業動物は、牛や豚などの大動物の診療や健康管理に従事する獣医師、公衆衛生は、肉や卵などの食品の衛生管理に従事する獣医師が所属しています。獣医師が、鳥インフルエンザや、BSE(狂牛病)の予防や、食中毒防止のための仕事をしていることを知っていましたか?この学会に行くと、「色々な分野でみんな頑張っているなぁ」と刺激になります。

写真は、マルチーズのメイちゃんです。7歳の女の子です。少し緊張した表情が可愛いですね。

●2006年10月10日(火)
★今日のニャンコ★

尿道閉塞で入院していた猫が退院しました。膀胱に砂が溜まってオシッコが出来なくなるオス猫の病気です。麻酔をかけて、オチンチンの先から細い管を入れて、詰った砂を取り除きます。

症状に応じて、一旦退院することもありますし、膀胱炎がひどいときには、3〜4日入院させて治療することもあります。今日のニャンコは、閉塞を解除した後帰りましたが、1週間後に再び詰ったので、入院治療していました。猫の活動が低下して、飲水量が減る秋口から冬にかけて起きる病気です。この病気の子が来院すると、「秋」を感じます。結石予防のフードがあるので、結石体質の猫は、食事療法が必要です。

写真は、MDのモモちゃんです。2歳の女の子です。フィラリアの予防で来院しました。避妊手術も1歳の時に済ませて、元気盛りです。

明日は学会出席のため私は不在です。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

●2006年10月07日(土)
★今日のワンコ★

チワワのナナちゃんです。2ヶ月目の女の子です。ワクチン接種で来院しました。体重は800gです。飼い主の方がお仕事の間、一人(一匹)でお留守番をしています。部屋のスミに隠れたら、探さないと、何処にいるか分からないでしょうね。帰宅した時に、この子が走って迎えにくると可愛いでしょうね。

●2006年10月06日(金)

★今日のニャンコ★

今日はメス猫の避妊手術の予定?でした。事前に電話でご予約をいただいていましたので、絶食・絶水で午前中に来院していただきました。

私が診療でバタバタしていましたので、スタッフが飼い主の方に、麻酔や手術の方法、退院の予定や、術後のおうちでの管理などをご説明しまして、猫をお預かりしました。

午前中の診療が終って、そろそろ手術予定の猫に鎮静剤を打つことになりました。この注射を打って15分程度経つと、猫が大人しくなりますので、血管から麻酔薬を入れます。鎮静剤を打つときに何気なく猫の股間を触ると、「あれッ!!○○がある!」

なんと猫はオス猫でした。連れてきた方が外で食事をあげている猫で、小柄なのでメスと思っていたそうです。電話でオスであることをお知らせすると、大笑いになり、手術は中止になりました。

オス猫が去勢手術で、メス猫が避妊手術ですが、飼い主の方が間違うことがあるので、間違わないように、必ず「メス猫の避妊手術ですよね」と確かめるのですが、今回は、飼い主の方自身がメスと思っていたようです。

麻酔をかけて、手術台に上がれば、間違いに気付きますが、今回は、事前に気付いたので、不必要な麻酔処置をしなくて済みました。鎮静剤を打つときに、股間を触ることはあまりないのですが、今日は、「虫の知らせ」があったのかな?

●2006年10月05日(木)
★今日のワンコ★

パグ犬のあべちゃんです。3ヶ月目の女の子です。飼い主の方の名前があべさんではなくて、ワンコの名前があべちゃんです。最近、パグ犬の人気が出てきたみたいです。ユニークな表情は、他の愛玩犬にはないこの犬種だけのキャラクターですね。

●2006年10月04日(水)
★今日のワンコ★

マルチーズのモルちゃんです。2ヶ月目の男の子です。体重は1.5kgです。ワクチン接種と健康診断で来院しました。以前は、マルチーズの子犬が来院すると、とても小さく感じましたが、最近は、チワワの来院が多いので、大きく感じます。マルチーズは、骨格もしっかりしていて、毛も抜けないので、飼い易い室内犬ですね。

●2006年10月03日(火)

★今日のワンコ★

今日はチワワの去勢手術でした。多くの猫と同居しているワンコですが、猫を追い回して上に乗っかったりするので、去勢されることになりました。

このチワワ、体重は4kgで、チワワの中では大きな方ですが、性格が強くて、嫌なことをされたり、知らない人が触ろうとすると、ガブリと噛み付きそうになります。

通常の手術は、午前中に来院していただいて、午後から手術をします。ワンコで性格の強い子には、来院時に鎮静剤を打つこともあります。この注射をすると、少々気が強い子でも、人に例えるとほろ酔い状態になるので、安全に処置が出来ます。ところが、この鎮静剤は米国製で、中〜大型犬向けに作ってあるので、チワワなどの超小型犬には、投与量、いわゆる、さじ加減が難しいのです。

今日は、火曜日で午前中もそんなに忙しそうではなかったので、すぐに手術することにしました。飼い主の方が居る間に静脈から麻酔薬を入れて、その後、ガス麻酔を吸わせると、さすがのパワフルチワワも、安らかな眠りにつき、そのまま手術に入りました。

いつもは当院で一泊しますが、早めの手術で、ワンコも気合が入っていてしっかりしていましたので、夕方帰宅しました。去勢の効果が出て、性格や行動に変化が現れるまでには、もう少し日にちがかかるでしょうね。

●2006年10月02日(月)
★今日のワンコ★

チワワのピノちゃんです。2回目のワクチン接種で来院しました。生後3ヶ月目で体重は1kgです。以前のチワワは、頭の骨がまだ引っ付いていなくて、頭頂部がフワフワしている子が多かったのですが、最近はしっかり閉じている子が多くなりました。人気犬種ですから、繁殖家の皆さんが努力しているのでしょうね。



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