2006年04月
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●2006年04月28日(金)
★今日のワンコ★

今日はゴールデンウイーク前で、忙しい1日でした。

狂犬病の予防注射で来院するワンコが多いのですが、昨夜から嘔吐が止まらない小型犬や、心臓病から呼吸困難を起こしたチワワなどの重症な子達も来院して来ました。入院室には、大腸がんの手術をしたMDが連休明けの退院を待っています。この子は、きちんと排便できるかを確認しなければなりません。連休明けには、16歳のワンコのヘルニアの手術が入っているし、世間では9連休なんて言ってますが、当院はあまりのんびりできそうにはありません。当院の診療日はカレンダー通りです。

写真は、チロちゃんです。9歳の女の子です。狂犬病の注射と、首に出来たコブの診察で来院しました。結構大きな腫瘍(コブ)でしたが、取れそうなので手術をお勧めしました。

●2006年04月27日(木)
★今日のワンコ★

ラブラドル・レト・リバーのスリーピーです。診療中の私を、窓の外から見ています。時々、ワオと吼えて、診療の邪魔をします。甘えん坊でいつも私に引っ付いています。野性味は全くありません。怒った顔も見たことがありません。この犬を見ていると、「ラブラドルは、人と同じ目線で生活する犬種なんだなぁ」と思います。遊びたい時には、ボールやお気に入りのオモチャをくわえて持ってきます。遊びに飽きると、コテンと寝てしまいます。海に連れて行って、繋いでおくと放せ放せとギャンギャン言いますが、ゲージに入れると大人しくしています。

私のジョギングのパートナーと、供血犬(輸血用の血液を採血するための犬)として飼いましたが、注射をするととても悲しそうな顔をするので、実際供血犬として使えるかどうか少し不安です。

(追記)
HP経由で私にメールでご相談される方は、ご自分のメールアドレスを入れて下さい。アドレスがなかったり、間違ったアドレスだったりして、返信できないことがあるのでよろしくお願いします。

●2006年04月26日(水)
★今日のニャンコ★

診察台の上でジロリとにらんでいるのは、オス猫のミミちゃんです。成猫になってから、今の飼い主の方のところにやって来て3年になります。来た時はすでに去勢手術を済ませてあったそうですから、何方かに飼われていた猫だったんでしょうね。今は、ほとんど外で生活して、夜だけ寝に帰ってくるそうです。

●2006年04月25日(火)

★今日のワンコ★

今日はミニチュア・ダックスの大腸がんの手術でした。

1年ほど前から、便の表面に血液が付着することがあるということで、時々来院されていました。便がゆるむことはなくて、食用旺盛なとても元気なワンコです。犬は食べ過ぎで便が少しゆるんだ時などに、便の表面に血液が付着することもあるので、食事の制限や大腸炎のお薬を処方していました。調子が良い時もあるのですが、一度内視鏡を持っている病院での検査をお勧めしていました。

2週間ほど前に、相変わらず便の表面に血液が付着するということで、内視鏡検査のために来院されました。検査の前に指を大腸に入れてみると、なにか変なものが触ります。海草の様な感触のものが腸の粘膜から出ています。引っ張るとその先端がちぎれたので、それを組織検査に出しました。内視鏡検査は、組織検査の結果が出てから実施することにしました。

検査結果は「大腸がん」でした。ガンは、お薬や食事療法では治りません。手術が必要です。今回も外科手術ではいつもお世話になっているハーレー動物病院で手術をしました。ガンは、思った以上に広範囲に広がっていましたが、何とか肛門を残して切除できました。

ミニチュア・ダックスは大腸がんが多い犬種だそうです。人気犬種ですから、飼っている方も多いと思いますが、上記の様な症状が続いた時には、早めに検査を受けた方が良いと思います。今日のワンコも、もう少し早く検査を受けていたら、まだガンが小さなうちに切除できたでしょう。もっと強く検査をお勧めしていたらと、少し悔やまれた症例でした。

●2006年04月24日(月)

★今日のワンコ★

今日は、中型犬の子宮蓄膿症の手術でした。

1週間ほど前から食欲が落ちて元気もなくなってきていましたが、先週の金曜日頃から、全く食べなくなったということで、12歳の日本犬が来院して来ました。飼い主の方は年配のご夫婦です。

症状や諸検査の結果「子宮蓄膿症」に間違いない様です。手術で悪くなった子宮を取り除くのが一番の治療法ですが、飼い主の方はいきなり手術と言われたので、戸惑っていらっしゃる様子です。少しお二人で相談していただいて、どうするか決めていただくことにしました。

隣の診察台で別な子の診察をしていると、お二人の相談する話し声が聞こえます。
「先生がこのまま放っておくと、だんだん弱っていって死んでしまうと言っているけど、どうする?やっぱり、手術してもらおうか?」
「そうだなぁ〜、ダメもとでやってもらうかな」

「ダメもと???」
「先生、なんとか助けてやって下さい」と言われると、結構プレッシャーがかかりますが、「ダメもと」といわれても、やはりプレッシャがかかります。「ダメ」にならない様に、気合を入れて手術しました。

子宮は想像以上に悪くなっていて、ワンコも貧血が進んでいましたが、なんとか無事に終って、入院室で回復を待っています。手術が終って飼い主の方が面会に見えました。摘出した子宮をお見せすると、とても驚かれていましたが、ワンコの様子を見て少し安心された様子でした。「ダメもと」にならなくて良かったですね。

●2006年04月22日(土)

★今日のワンコ★

8歳の小型犬の歯石の除去をしました。

奥の方の歯に歯石が付いて、グラグラしている歯もあるようです。麻酔をかけて歯石を超音波スケーラーという器具で取り除いて、グラグラしている歯は抜歯しました。

歯石が付着して歯周炎を起こすと、口の中に細菌が増殖します。ワンコの口の匂いが気になるのは、歯と歯茎の間に食べ物のカスが詰って、そこに細菌が繁殖するからです。ワンコは四六時中、細菌が含まれた唾液を飲み込むような状態になりますから、体に良いはずがありません。特に、心臓などの循環器に悪影響を及ぼします。

心臓が悪くなっている小型犬は、肥満傾向で歯周炎を持っている子が多い様です。柔らかくて美味しいものばかり食べているのが、肥満と歯周炎の原因になりますから、若いときからワンコの食べ物には気をつけてあげて下さいね。

●2006年04月21日(金)
★今日のワンコ★

MDのレンジちゃんです。9ヶ月目の男の子です。後ろ足を痛がるので来院しました。お家の中で70cmほどの所から落っこちた様です。レントゲン検査で骨折や脱臼は見られませんでしたから、捻挫で靭帯を痛めたのでしょう。しばらくは安静が必要です。少し反省しているように見えますね。

チワワやポメラニアン、パピヨンなどの小型犬は、家の中の少し高いところ(テーブルや椅子)から落っこちて、前足を骨折することがあります。中には、わざわざ高い所に上がれるような遊び場を作ってあげている飼い主も居るようですから、落っこちたり、抱いていて落っことしたりしない様に注意して下さいね。

●2006年04月20日(木)
★今日のワンコ★

チワワのルルちゃんです。1歳の男の子です。フィラリアの予防薬をもらいに来院しました。

フィラリアの予防薬は、犬がフィラリアを持った蚊に刺されて、犬の体の中に入ったフィラリアの子虫を駆除するお薬ですから、蚊が出始めてから月に1回飲ませます。当院では、6月初めから、11月までの6ヶ月間の予防を推奨しています。蚊の多い地域では、12月までの7ヶ月間飲ませましょうね。

●2006年04月19日(水)

★今日のニャンコ★

今日は猫の避妊手術でした。予約をが入っていた1頭と飛び入りが1頭です。予約が入っていたのは飼い猫ですが、飛び入りは餌だけを外で食べさせてもらっている外猫です。どうも、お腹が大きくなってきた様なので、捕獲して手術することにしました。

餌をもらう時に一瞬油断をした隙に、カゴに入れられて、当院に連れてこられました。捕獲された猫は、カンカンに怒っていますから、もう手が出せません。網の外から麻酔の注射を打って、それでもへこたれないので、ガスを吸わせて眠らせました。

手術が終って麻酔を切ると、すぐに目覚めるので、少し目覚めたらカゴに戻さないと暴れ出して大変なことになります。明日の朝は、元の場所で放免になります。猫は放されると一目散に逃げますが、安全な場所まで行くと、ジロリと振り返ります。この時もカンカンに怒った目をしています。まさに野生動物の目ですね。


●2006年04月18日(火)
★今日のワンコ★

MDのさくらちゃんです。4ヶ月目の女の子です。ワクチンの接種で来院しました。

今日は初めてのワクチンです。2回目が1ヵ月後、それが済んだら2週間空けて狂犬病の注射と登録、それと同じ時期からフィラリアの予防が始まります。成長と共に体重が増えるので、それに応じた量のお薬を処方しますから、月に1回の来院になります。ワクチンが終って散歩に出るようになると、ノミやダニの対策も必要だし、この時期は、毎月の様にさくらちゃんの顔を見ることになりそうですね。

●2006年04月17日(月)
★今日のワンコ★

飼い主の方の腕の中で笑っている?のは、ヨークシャー・テリアのチェリーちゃんです。7歳の女の子です。年齢よりも若く見えますね。

●2006年04月15日(土)
★今日のワンコ★

近くにショッピングセンターがオープンしたので、雑貨を買いに行きました。

入口を入ると、一番目立つ場所が、ペットコーナーでした。まず目に付いたのが、ペットシーツでした。大小様々な大きさのシーツが大量に積まれています。人の赤ちゃん用の紙おむつの何倍も置いてあります。

その後ろがペットフードですが、種類の豊富さには、驚かされました。小型犬がよくノドに詰らせて大変なことになる「ササミジャーキー」や「砂肝のジャーキー」、犬の歯に良いという球形のガム、これを丸呑みにしたら胃切開かもと、恐ろしくなります。

その他にもカルシウムが含まれるというガム類、数々のジャーキー類、美味しそうな缶詰の数々、犬種別のドライフード、タラやアジなど魚の乾燥した物、犬用の牛乳にお水、ごほうび用のトリーツの数々・・。いやはや、驚きました。あまりペットコーナーに行くことがないので、勉強不足でした。これだけ多くの誘惑?があれば、「質の良いドライフードだけで大丈夫ですよ」って言っても、よほど意志が強くないと、誘惑に負けてしまいますよね。とりあえず、丸呑みするとノドや胃腸に詰りそうな食品は与えないで下さいね。

写真は、コーギーの「らぶりーちゃん」です。昨年の10月生まれの女の子です。

●2006年04月14日(金)
★今日のワンコ★

今日は、MDのベルちゃんです。2ヶ月目の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。カメラに興味深深でした。

●2006年04月13日(木)
★今日のワンコ★

フレンチ・ブルドッグのタマちゃんです。1歳の女の子です。今日は、狂犬病の予防注射で来院しました。ムスッとしていますが、実物は、もっとユーモラスで可愛いですよ。表情が豊かなので、お家の中が楽しいでしょうね。

●2006年04月12日(水)
★最近の獣医事情(続)★

昨日ご紹介した動物医療センターの待合室&診療室です。

受付の奥に8つの診察室が並んでいます。診療科目は、内科、外科、繁殖診療科(産婦人科)、腫瘍科、麻酔科などがあって、曜日ごとに専門の先生方が診療を担当していました。2階は入院室で、24時間体制で動物のケアをしているそうです。


●2006年04月11日(火)
★最近の獣医事情★

所用で、母校の日本獣医生命科学大学(旧日本獣医畜産大学)に行ってきました。

私が学生だった頃は、まだ獣医学が畜産主体だったので、学内には牛や馬が居て、その横で外科の実習が行われていました。滅菌や消毒をきびしく言われていましたが、そうやって滅菌した手術部位に、隣の牛小屋からハエがブーンと飛んでくるので、手で追っ払いながらの、手術実習でした。

学生も薄汚れてヨレヨレの白衣を着ていて、エアコンもなくて、夏など、白衣の下はパンツ一枚というような猛者も居ました。

それと比較すると、今の施設の充実ぶりは目を見張るほどでした。学生たちも、バリッとした外科着の上から、真っ白な白衣を着用して、首から聴診器を下げて、右手にはカルテを持ち、颯爽と学内を闊歩していました。

大学付属の動物医療センターは鉄筋5階建ての建物で、CTやMRIなどの検査機器が設置され、がん治療や、高度な外科手術が行われていました。一般の獣医師から依頼を受ける2次診療を行っていますが、2ヶ月先まで予約で一杯だというお話でした。

ペットも人と同じレベルの医療サービスが要求されているということでしょう。我々もそれに応えられるように、技術や知識のレべルアップに努めなければいけませんね。都会の最先端の獣医療を見て、少し気が引き締まりました。

●2006年04月08日(土)
★今日のワンコ★

パピヨンのモカちゃんです。体重は2.2kgで子犬の様に見えますが、3歳のメスのワンコです。パピヨンでも小柄な方ですね。体重が15kgもある中型犬と同居していますから、一緒に遊んでいる時に、同居犬からつぶされないように、注意してあげて下さいね。

●2006年04月07日(金)
★今日のワンコ★

昨日、お花見の先発隊で行ったモップ&ロクです。モップは前日のシャンプーの後から、目がショボショボになっています。シャンプー液が少し目に入ったのかもしれません。抗生物質の入った目薬をさしてあげたら、今日は良くなっていました。本当はもう少しパッチリとした目なんですよ。


●2006年04月06日(木)
★今日のワンコ★

今日の午後は休診日だったので、お昼は、シーズー犬のモップとロク、夕方からスリーピーといっしょに、お花見に近くの公園に行きました。生後10年以上経過した、お年寄りのモップ&ロクと、生後9ヶ月目のヤンチャ盛りのスリーピーとは、一緒に散歩出来ないので、別行動になります。

桜は満開でしたが、モップは階段をエッチラ、コッチラ上がるので、モップを気遣いながらものんびりと桜を眺める余裕がありましたが、ピーはガンガン引っ張るので、こっちが階段からコケ落ちないように気をつけなけらばならず、のんびりと春爛漫に酔う余裕はありませんでした。

「犬は、散歩に連れて行かないといけないので、飼うのが大変だ」という人がいますが、ワンコを自分の散歩に付き合わせると考えると、それほど負担にはなりません。最近、ウォーキングがブームの様で、早朝や夕方、歩いている中高年(女性が圧倒的に多い様です。連れ合いはどうしているのかな?)の方を多くお見かけします。一人で歩くよりは、犬と一緒の方が、何倍も楽しいのになと、思います。今日は休もうかなと思っても、ワンコが時間になるとソワソワしだしますから、背中を押されますよ。

写真は、桜とスリーピーのワンショットです。木に繋がれたままで、飼い主の私が離れたので、わめき散らしています。しつけに関しては、この犬の飼い主は落第ですね。

●2006年04月05日(水)

★今日のニャンコ★

猫の血栓症という病気があります。元々は、心臓の病気です。心臓の動きが悪いので、心臓の中に血液がよどんで来て、心臓の中に血の塊が出来ます。その塊が、なにかの拍子に流れていって、後大動脈に詰りますと、それから下の血管に血液が流れないので、後ろ足や排尿、排便が麻痺してしまいます。

元気だった子と突然発症するので、飼い主の方はいったい猫に何が起きたのか、パニックになります。詰った直後は、猫は大変痛がりますが、時間が経つとともに、後ろ足が冷たくなって動かなくなり、猫は前足だけで歩きます。遺伝的な要因が大きな病気ですが、メイクーンによく見られるといわれています。

予後は悪くて、お薬で治療しても麻痺が進んで2〜3日の経過で死亡することが多く、外科手術でもも、なかなか上手くいきません。

当院にこの病気で来院している猫が居ます。初診で診たときには、麻痺が進行して多分助からないのでは、と思いましたが、この子は注射によく反応して、2〜3日で麻痺が回復します。タウリンが欠乏すると発症するといわれているので、今はタウリンを毎日飲んで、発作を押さえています。タウリンを飲み始めてから、元気になってきたそうです。確か人の健康ドリンクにもタウリンが入っるものがあったと思いますが、猫にも効果があるのですね。

●2006年04月04日(火)

★今日のニャンコ★

今日は、外傷の猫の処置をしました。

10日ほど前に、飼い猫が外でケンカをしていました。その時に頭と前足に傷がありましたが、そのうちに傷が分からなくなったので良くなったのだろうと、そのままにしていたら、2〜3日前から元気が無くなって、また傷が悪化している様なので、ということで来院されました。

診てみると、飼い主の方が言われるように、頭と前足の皮膚が化膿して、1cmほどの穴が開いていました。10日前に受けた傷が時間の経過とともに、皮膚の下で化膿がすすんで、ついに皮膚に穴が開いて、膿が出た様です。もう、こうなると、麻酔をかけて傷をきれいに洗って縫合するしかありません。受傷してすぐに、化膿止めの処置をしていたら、ここまでにはなっていなかったかもしれません。

我々も猫に咬まれたり、ひっかかれたりすると、受傷後急激に受傷部位が腫れたり熱が出たりする「パスツレラ症」や、受傷後しばらくしてから、受傷部位の近くのリンパ節が腫れて熱がでたりする「猫ひっかき病」があります。

猫引っかき病は、ノミが活動する7〜12月に多いそうなので、これからの時期、我々も猫に咬まれたり、引っかかれたりした時には、すぐに傷口を流水で洗い流して、イソジンなどで消毒してから、病院(人の外科ですよ!動物病院ではありませんよ)で診てもらって下さいね。こじれると、入院治療が必要になることもあるようですから、甘く考えてはいけませんね。

●2006年04月03日(月)

★今日のワンコ★

今日から狂犬病の集合注射が始まりました。公園や学校、公民館などを会場にして、注射を行っています。お近くの公園などで、集まって来た犬に続々と注射を打っている光景を目にしたことがあると思います。今日は田舎の地区の担当だったので、天気がよくて春の日差しが心地よく、山桜が綺麗で、楽しく仕事が出来ました。

集合注射は、多分50年近く続いているのではないかと思います。まだ小学生の頃に家の犬を会場に連れて行って、暴れる犬をうまく押さえられなくて、担当の獣医さんに叱られたことや、首輪がゆるくてすっぽ抜けて、犬が家に帰ってしまったことなどがありました。

今でもこの光景はあまり変わらず、小学生の子供さんや、年配の方が犬を連れてくることがあります。特に八幡東区は高齢化地区なので、年配の方が中型犬を連れて来て、注射を打つときに犬に振り回されて、転んでしまう人も居てハラハラします。

犬の注射で、自分が怪我をしたら大変ですから、犬を押さえられる人が連れてきてくださいね。無理だと思う方は動物病院で接種して下さい。最近、タクシー会社(光タクシー)が、ペット専用タクシーを運行しています。少々毛が抜けても、気兼ねなく利用できます。運転手さんも、とても優しいみたいですよ。

●2006年04月01日(土)

★今日のワンコ★

今日から4月です。年度が変わって、本年度の狂犬病の予防注射がが病院で始まりました。

狂犬病は、日本には50年以上発生していませんが、日本以外で発生がない国は、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、スカンジナビア半島の一部くらいです。お隣の中国ではまだ多くの人が、狂犬病に感染した犬に咬まれて命を落としています。

狂犬病は犬から人に感染する病気なので、犬を飼っている人は、1年に1回、犬に狂犬病のワクチンを接種することが、法律で義務付けられています。室内で飼われている犬も、屋外で飼われている犬も同じです。

市政だよりに、公園などで実施される集合注射のスケジュールが載っていますが、動物病院では、いつでも接種できます。来週から私も集合注射に借り出されますから、病院に不在の日がありますので、電話でご確認の上で来院してくださいね。


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