●2006年02月28日(火)
★今日のワンコ★ 今日は、小型犬のマブタに出来たイボを切除しました。 マイボーム腺腫という良性の腫瘍ですが、放って置くと、ゆっくりとですが、大きくなって、表面が破れて出血したり、眼球を刺激して目やにが出たりするので、麻酔をかけて電気メスで切除しました。 実はこの子は昨年も同じ場所を切除しています。その時は、マブタにあまり大きな傷が出来るといけないという美容上の理由から、遠慮がちに切開しました。以前大き目に切って、V字型の傷を一目見た飼い主の方から、「うぁ〜、センセイ、これ切りすぎ!」と言われたことがありました。少々大きくても、時間が経てば治るのですが、今回は小さめに切除しました。 その後、しばらくは大丈夫だったのですが、先月の末から、小さなイボが芽を出して、少しずつ大きくなってきたので、今回の再手術になりました。 大人しい子で、膝の上に抱いてマスクを口と鼻にかぶせて麻酔ガスを流すと、しばらくするとウトウトと眠ってしまいます。反応がなくなったのを確認して、イボを切り取ります。処置は10分程度で終わります。処置が終って再び膝に乗せて、麻酔ガスを切ると、ワンコはすぐに目覚めました。しばらくそのままにしていましたが、ワンコは「いったい何があったの?」という顔で、キョトンとしていました。
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