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●2005年08月31日(水)
★今日のワンコ★ 今日は7歳の小型犬の歯石を取ることになっていました。歯石は年をとるにつれて、歯に引っ付いてきて歯周炎の原因になりますから、歯石の処置は10歳以上の子が多いので、7歳といえば若い方です。全身麻酔下での処置ですから、高齢な子の処置には気を使いますが、今日のワンコは若いので、あまり心配しないでお受けしました。 午前中に来院していただいて、お預かりしていましたが、何となく変な乾いたようなセキをします。麻酔をかけてトラブルがあったら大変なので、念のためにレントゲンを撮りました。 現像から上がったフィルムを見ると、気管が胸に入るところで少し細くなっているのが、わかりました。心臓も少し肥大しています。歯周炎の予防のために、早めに歯石を取ってあげるのは、ワンコの健康のためには大切なことですが、「命がけ」でする処置ではありません。飼い主の方には事情をお話して、これからは歯磨きを励行していただくことにして、今日の処置は中止にしました。 飼い主の方に気管のことをお話すると、興奮した時に咳き込むことがあるということでした。今日は偶然早めに来院していただいて、お預かりしていましたから、ワンコの異常に気が付きましたけど、直前に来院されると、そのまますぐに麻酔をかけることも多々あります。 今日のワンコに麻酔をかけることが、麻酔事故に繋がったかどうかは判りませんが、やはり初心にもどって慎重にやらなければいけませんね。 写真はMDのエアーちゃんです。カメラを向けられて不安だったのか、飼い主の方の方を一生懸命見ています。
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