2005年07月
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●2005年07月30日(土)
★今日のニャンコ★

今日はラグドールのモモちゃんです。今年の5月生まれの女の子です。今日ワクチン接種で来院しました。爪切りもしましたが、大人しく切らせてくれました。お家では、とてもヤンチャで、前から居るネコを困らせているそうです。

●2005年07月29日(金)
★今日のワンコ★

今日は、パピヨンのピコちゃんです。今年の5月生まれの女の子です。ワクチンと健康診断での来院です。可愛いですね。

●2005年07月28日(木)
★今日のワンコ★

当院の居候犬のオバアは、皮膚からの分泌物が多い体質(脂漏症)なので、毛を短くカットして3日に1回シャンプーしています。そうしないと、すぐに体がベトベトになって悲惨な状況になります。

月に1度のカットは私の役目で、シャンプーはスタッフにお願いしています。今度も私がカットしようとバリカンをセットしたところ、いつも使っている3mmの刃が切れなくなっていました。そこでそれよりも短く切れる1mmの刃を使ってカットすることにしましたが、それもあまり上手く切れません。

少し努力しましたが、元来根気がありませんから、少しカットして後はスタッフにお願いしました。午後の診療時間になって、降りていくと、つんつるてんになったオバアが待っていました。私の命令?を受けたスタッフは、根気良く時間をかけて、きれいにオバアの毛をカットしてくれていました。

体の模様がはっきりと出ているので、まるで「手足の大きなオオサンショウウオ」みたいですが、オバアはサッパリして、気持ち良さそうです。

●2005年07月27日(水)
★今日のワンコ★

今日は、シーズー犬のモモちゃんです。2歳の男の子です。今日は、ノミ対策で来院しました。ノミは梅雨時期に増えます。ワンコが首やお尻のあたりを痒がる時は、ノミが寄生していることが多いようです。

ノミが付くと、ただ痒がるばかりでなく、お尻の毛が抜けて皮膚が赤くなる「ノミアレルギー性皮膚炎」を起こすことがあります。皮膚が化膿してジュクジュクになると、ワンコは痛くてその部分を触らせなくなります。

ノミ駆除薬のフロントラインを付けてあげると良くなります。当院では、即効性のあるスプレータイプのお薬を体に塗布しますが、ワンコは気持ちが良いのか、塗っている間は大人しくしています。きっと、痒くてたまらないのでしょうね。

●2005年07月26日(火)

★今日のワンコ★

土曜日に会陰ヘルニアの手術を受けたワンコが退院しました。

体の中に異物を入れていますから、傷口の状態が気になりましたが、特に腫れたりすることもなく、良い状態でした。ウンチも手術翌日から出せるようになりました。ただ、このワンコ、年のせいか、後ろ足が弱くて上手く踏ん張れません。ヨロヨロしながら、なんとか頑張って出していました。

薄くなった筋肉の代わりに入れたパットが、周りの組織に馴染んだら、もう少し調子良くなるでしょうね。

●2005年07月25日(月)
★今日のワンコ★

マルチーズのクンちゃんです。10歳の男の子です。今日はお腹をこわして来院しましたが、今まではとても元気で、ほとんど病院に行ったことがないそうです。今日も写真の様に元気そうでした。少し食べ過ぎたのでしょうね。

●2005年07月23日(土)

★今日のワンコ★

今日は、オス犬の会陰ヘルニアの手術でした。

去勢手術を受けていないオス犬が、中高年になると、お尻の横の筋肉が薄くなって、そこに直腸が曲がって入り込むことがあります。ウンチがその曲がったところに引っかかるので、排便の時に痛みが出て、キャンキャン鳴きながらウンチをするようになります。便も出にくくなるので、ワンコはいつも排便の姿勢をとる様になり、なんとも情けなくて、見ているほうが気の毒になります。

薄くなった筋肉の代わりに、薄いシートを詰め物として使って、筋肉を補強して、直腸の曲がりを元に戻します。再発防止のために、去勢手術も同時に行いました。

今日のワンコは、数年前にフィラリアの治療をしたことがありました。予防と治療で、フィラリアはいなくなりましたが、病変はまだ残っていて、軽い心不全の症状が出ています。この子に麻酔をかけるのは、危険が伴いますが、これから先、排便のたびに苦しむことを考えると、思い切って手術することにしました。

幸い、術中に容態が変わることなく、無事に手術を終えました。後は、排便が順調なことが確認できたら、退院です。

●2005年07月22日(金)
★今日のワンコ★

今日は、柴犬の小豆(あずき)ちゃんです。2ヶ月目の女の子です。久々に日本犬の登場ですね。

●2005年07月21日(木)
★今日のワンコ★

今日もチワワのチャコちゃんです。2歳の女の子です。

病気で入院させなければならない時や手術を受ける時、一番初めにする処置は、点滴用の細い管(留置針)を血管に入れることです。これが入ると、治療のためのお薬や、麻酔薬をここを通して体内に入れることができます。手術中に、何か突発的なことが起こっても、この管を使って、速やかに血管の中に薬が入れられるので、治療中の動物にとっては、「命綱」の様なものです。

この留置針が無事に入ると、ホッとします。経験の浅い頃、なかなか上手く入れられなくて、研修先の先生からよく怒られました。ところが、最近、年のせいか目が遠くなって、血管が見にくくなりました。

最近チワワが人気で、ワクチンや健康診断で来院していますが、この子達が年を重ねて、手術や入院治療が必要になる10年後、体重がわずか2kg程度の、この子達の細い血管に、留置針を入れられるか、少々不安です。その頃には、当院にも若くてピチピチした先生が居るかもしれませんね。

●2005年07月20日(水)
★今日のワンコ★

今日は、チワワのルルちゃんです。2ヶ月目の女の子です。健康診断で来院しました。可愛いですね。

年間を通して週に1〜2回は、ウインドサーフィンで海に行きますが、海のシーズンに入って、海岸に沢山の人が来ています。犬を連れてきている方も居ますが、熱射病が心配で、ハラハラします。

ラブラドルやゴールデンなど、アウトドアに慣れているワンコは、まだ大丈夫でしょうけれど、中には、今日のワンコの様なチワワやミニチュアダックスなど、いつもは室内で生活している子も見かけます。先日の連休は、足が焼けるように熱くなっている砂浜の上の炎天下で、フリスビーをしているシェルティーを見ました。

ワンコは、「もう暑いからかんべんしてよぉ」とは言わずに、本当に死ぬまで遊びますから、気をつけてくださいね。

●2005年07月19日(火)

★里親さん見つかる!★

今日は天気も良さそうだし、我が家のニャンタ(居候中に付けた名前です)を、デビューさせようと、朝、ワクチンを接種して、日よけをかぶせたゲージにニャンタを入れて、病院の前に出して置きました。どんな環境にもらわれて行くか判りませんから、ワクチンは打つようにしています。行った先で病気になると可愛そうですからね。

午後は日差しが強いので室内に入れて置いたところ、「HPで見たんですが・・」とお電話が入り、間もなく優しそうな若い方がお二人で見えて(ご夫婦かな?)、ニャンタをもらって帰ってくれました。

ニャンタはとても活発な子で、我が家のシーズー犬と互角に戦っていました。ロクの方は、どちらかというと負け気味でしたね。今頃、もらって下さった方は、あまりのヤンチャさに、手を焼いているかもしれません。どうぞ、よろしくお願いします。

●2005年07月16日(土)
★里親募集中★

朝出勤すると、「急に入院することになり飼えなくなりました。どなたか可愛がって下さる方に、お世話下さい。先生におすがりするしかなく、お願いします。老婦人より」という綺麗な文字の手紙といっしょに、子猫がカゴに入っていました。

オスの元気な子猫です。生後2ヶ月位です。アイラインがあるので、チンチラ系のミックスだと思います。梅雨が明けたら、当院の前に「里親募集」で出そうと思っていますが、どなたか、飼ってくださる方居ませんか?

●2005年07月15日(金)
★今日のニャンコ★

子猫のNikoちゃんとQちゃんです。オスの兄弟ニャンコです。年齢は2ヶ月位かな?今日はワクチン接種と健康診断で来院しました。仲良しで、楽しそうにいつもいっしょに遊んでいます。活発な方が、Niko(白)ちゃんで、おっとりしているのがQ(黒)ちゃんです。写真からも、その雰囲気が伝わりますね。

●2005年07月14日(木)

★今日のワンコ★

昨日の続きです。

急に足腰が立たなくなって、検査のために山口大学まで行ったワンコですが、検査当日がやってきました。私は診療があるので同行出来ませんでしたが、気になっていると、夕方、担当の先生(教授)から電話がありました。診療中電話に出ることは少ないのですが、この電話は特別です。

先生のお話によると、自分も腫瘍(ガン)を疑ったのだが、検査をすると腫瘍ではなくて、首の骨の後ろの方にヘルニアの病変が見つかったということでした。症状が悪化しないようだったら、1週間程度お薬で様子をみて、回復しなければ、大学病院で手術しましょう。ということです。ガンでなくて一安心です。

指示されたとおりに、お薬を処方して、薬がなくなったら来院していただくことにしました。5日後に来院していただくと、ワンコはヨロヨロしながらも、自分で歩いていました。明らかに容態は快方に向かっています。手術は避けられそうです。

飼い主の方の話でが、首輪に鎖を付けて繋いでいた時、ぐるぐる巻きになっていた時があったそうで、その時に首を痛めたのでしょう。梅雨時の雷に驚いたのかもしれません。今後、ワンコは繋がずに、お庭に放して飼っていただくことにしました。

●2005年07月13日(水)

★今日のワンコ★

耳の治療で来院している13歳の中型犬が居ます。その犬が突然立ち上がれなくなりました。飼い主の方が帰宅すると、フラフラして上手く歩けなくなっていたそうです。

来院時、ワンコは体を支えると何とか立ちますが、自力で歩くことは出来ません。診察すると、脊髄が悪くて足が麻痺してしまった様です。若い犬ですと、椎間板ヘルニアなどが疑われますが、年をとっているので、脊髄の腫瘍なども考えなければなりません。ヘルニアだと治癒する可能性もありますが、腫瘍だと病気が進行して、このまま寝たきりになる可能性があります。

当院のレントゲン検査では、的確な診断が出来ません。脊髄や脳の病気の診断には、MRIやCTなど高度の検査機器が必要です。飼い主の方は、もう一度ワンコを歩かせてあげたいという強いご希望があります。そこで、山口大学の動物病院をご紹介しました。大学病院で、検査をうけることになります。飼い主の方も年配の方ですが、頑張って2時間の道のりを運転して、山口までワンコを乗っけて高速道路を走ることになりました。

つづく・・。

●2005年07月12日(火)

★今日のワンコ★

昨日の続きです。

とりあえずオシッコが出せたので、危機は脱出しましたが、またいつ詰まるか判りません。オチンチンの先から入れた管を外れないように、体に縫い付けて、結石がまた尿道に落ちてこないようにします。オシッコが出なくて、腎臓の機能が悪くなっているので、一晩点滴をしてから手術することにしました。

翌日、手術で膀胱を切開すると、ざくざくと大小様々な白い結石が出てきました。取り残しがない様に、スプーンでかき出して全て取り出しました。手術が終ると、ワンコは次の日からとても元気になりました。膀胱や尿道に沢山の結石があったので、痛かったのかもしれません。

2日ほど入院して、自力で排尿できるのを確認後、無事に退院しました。飼い主の方は、ワンコを連れて、結石予防のドッグフードと、記念の石を持って帰りました。犬の膀胱結石なんて持っている人は少ないので、ある意味では宝石よりも貴重品かもしれませんね。

●2005年07月11日(月)

★今日のワンコ★

昨日からオシッコが出にくくて、飼い主の方が今日仕事から帰宅すると部屋のすみでうずくまって、どこからか出血している様子だということで、13歳のオスの小型犬が来院しました。

実は、この子、先日血尿で来院して、膀胱に沢山の結石があることが判りました。ワンコは元気がなかったので、とりあえず膀胱炎の治療をして、元気が回復したら手術で膀胱の中の結石を取り出すことにしていました。その矢先の事件です。

今日は朝からオシッコが出ていないそうです。診察するとオチンチンの付け根を、自分で咬んでしまった様で、傷ついています。そこから出血しています。膀胱の中の結石が尿道に下りてきて、詰まってしまったのです。ワンコは「こりゃ一大事」と自分で何とかしようとして、咬んでしまったのでしょう。

とりあえず、詰まった石を膀胱の中に戻さなければなりません。細い管をオチンチンの先から入れて、石を押し戻そうとしますが、なかなか動きません。水圧をかけながら四苦八苦していると、スルリと管が奥に入りました、石が動きました。そのまま、石を膀胱の中に押し戻すと、オシッコが勢いよく飛び出しました。それと同時に、今まで体に力を入れて緊張していたワンコから、スーと緊張が抜けて、体がデレンとなりました。ワンコも溜まっていたものが出て、スッキリしたのでしょうね。

さて、次は、手術で膀胱の中の石を取り出します。

つづく・・

●2005年07月09日(土)
★今日のワンコ★

今日はビーグル犬のあすかちゃんです。17歳です。耳が遠くなったり、目が白内障で少し見にくかったりしてますが、夏バテもしないで食欲旺盛、元気一杯なばあちゃんワンコです。子供も2回生んだそうです。

●2005年07月08日(金)

★今日のワンコ★

心臓が悪くて呼吸困難になった昨日のワンコが来院しました。昨日の午後は休診でしたが、夕方連絡を入れると、起き上がるとハアハアと苦しそうにしているが、横になっている時は落ち着いているということでした。もう一度利尿薬を注射しようかとも思いましたが、動かすと容態がわるくなったらいけないので、お家で安静にしていいただくことにしました。

今朝来院したワンコを診ると、随分元気になっていました。昨日は診察台の上でグッタリしていたワンコも、今日は治療しようとすると、嫌がって暴れる様子をみせます。今日は、注射を打って明日もう一度来院していただくことにしました。お薬を中断することは出来ませんから、容態が安定したら内服薬に切り替えようと思います。

18歳のワンコは、もう一度復活しそうですね。


●2005年07月07日(木)

★今日のワンコ★

朝一で、呼吸が苦しくなった小型犬が来院しました。18歳と高齢なワンコです。レントゲンを撮ると、心臓が肥大して、肺に水が溜まっていることが判りました。定法通り、肺の水を抜くお薬と、心臓の負担と楽にするための、血圧を下げるお薬を投与しました。

この1ヶ月間に、同じような症状で、2頭の小型犬が来院しています。いずれも、治療によって危機を脱して、軽い散歩が出来るまで回復しましたが、今回のワンコは、この2頭と比べると高齢です。人の年齢に換算すると90歳位だと思います。もう一度元気になれると良いですね。


●2005年07月06日(水)

★今日のワンコ★

昨日の続きです。

横たわって軽い発作を繰り返すワンコを見守ります。発作が来てない時は、解毒のための点滴治療を続けます。点滴は自動点滴機がやってくれますが、強い発作が襲ってきたときには、すぐに血管からお薬を入れなくてはなりません。発作の程度によって、使う薬が違いますから、ワンコの側には何種類かの、抗ケイレン薬が準備されています。

治療開始して数時間が過ぎました。横たわって四肢をピクピクととケイレンさせていたワンコですが、ケイレンの程度が軽くなってきた様です。近づくと、頭を上げるような仕草をします。容態は快方に向かっています。

治療開始から12時間が過ぎて、朝が来ました。明け方入院室を見ると、もうろうとしてはいますがワンコは起き上がっています。もう大丈夫です。

その後、意識が完全に戻ったワンコは、私が近づくと「ウ〜」と威嚇します。発作が起きて担ぎ込まれたので、状況が全く判っていない様子です。目が覚めたら、知らない場所で目の前に変なヒゲおやじが居るので、びっくりしたのでしょう。

間もなく連絡を受けた飼い主の方が見えて、感激の対面となりました。前日の様子から、飼い主の方は最悪の状況を覚悟していた様です。それ以降は、ワンコも安心したのか、とてもフレンドリーになり、念のために、もう少し点滴を続けて、無事に夕方退院しました。長い夜でしたが、早めの来院が良かったのか、ワンコが若くて体力があったのか、私の治療が良かったのか(?)無事にワンコが退院出来てホッとしました。

犬を飼っている方は、「ナメクジ殺し」には注意して下さいね。

●2005年07月05日(火)

★今日のワンコ★

ナメクジ殺しを誤って食べたワンコが来院しました。ナメクジ殺しはとても危険な薬で、人の小児の致死量は70g、成人で400gです。口から体内に入ると、ケイレン発作が続いて、適切な処置をしないと呼吸が出来なくなって死亡してしまいます。

人の大人が400gも食べることはないでしょうが、犬は、この匂いに引かれて食べてしまいます。今日のワンコも、棚の中にしまって置いたのを、自分で開けて食べてしまったそうです。

来院した時は、食べてからあまり時間が経っていなかったのか、ヨダレを流して体がふらついている状態でした。ナメクジ殺しを食べたことは、飼い主の方から聞きましたので、すぐに吐かせる処置をして、点滴用の管を血管に入れました。これがこの子の「命綱」です。

しばらくすると、一回目の発作がきました。体を大きくケイレンさせて、今にも心臓が止まりそうです。すぐに血管から、ケイレンを押さえる薬を入れます。その後は、ピクピクと小さな発作が続いていましたが、大発作は幸い襲ってきませんでした。ワンコは横たわって、小刻みに体を振るわせています。早く毒を対外に出すために、点滴を続けます。何時発作が来るか判りませんから、ワンコから目が離せません。

つづく・・

●2005年07月04日(月)
★今日のワンコ★

今日は、柴犬のマルちゃんです。17歳!の女の子です。今日は歯の検診で来院しました。犬の平均寿命は15歳といわれていますから、マルちゃんは長生きですね。人に換算すると85〜90歳くらいかな。足腰もしっかりしていて、食欲旺盛です。散歩では、まだ飼い主の方をグイグイ引っ張るそうですよ。

●2005年07月02日(土)

★今日のワンコ★

「昨夜から、突然体をひねって、尻尾を咬もうとする発作が続いていて、ほとんど犬は眠っていない」ということで、10歳の小型犬が来院しました。

発作の原因としては、テンカンなどの神経疾患や、心臓発作などが考えられます。テンカン発作は、通常は健康なワンコでも、発作が起きることがありますが、それにしては、体をひねって、お尻をかもうとするという発作の症状が変です。ワンコは元気そうで、とても心臓が悪い様にも見えません。

お尻のほうを気にするということなので、毛をかき分けて見ると、ノミを発見しました。ノミが咬むので、痒くて気になったのでしょう。今日のワンコは、少し太り気味で、お尻まで口が届きませんから、痒くてガジガジと咬みたいのに、咬めなくて、一晩中変な行動をとったのでしょう。

ノミ取りの薬を体につけて、痒み止めの内服薬を処方しましたが、一晩中ノミと戦っていたワンコは、気の毒でしたね。飼い主の方に、「原因はノミですよ」とお話すると、そういえば、お尻の辺りを掻いてあげると、気持ち良さそうにしていたそうです。

●2005年07月01日(金)

★今日のワンコ★

今日は、コーギー犬の歯石を取りました。通常歯の処置は、全身麻酔下でやりますので、予約制ですが、今日は予約なしで来院されました。処置してもらうつもりで、食事も水も抜いてきたそうです。

幸い、今日の午後は、オス犬の去勢手術の予定だけだったので、もう一度お昼前に来院していただいて、麻酔をかけて歯石の処置をしました。まだ若いワンコでしたから、それほど歯石は引っ付いていませんでした。これから定期的に自宅で、歯の手入れ(タオルで歯の表面をふき取るだけですが)をしてあげると、きれいな状態を保てるでしょう。

人の健康なお年寄りは歯が丈夫だと言われています。歯が丈夫だと、何でも食べられるので元気に過ごせるのでしょう。美味しいものが何でも食べられるのは、生きる喜びですからね。

犬や猫も同じです。10歳以上でも若々しくて、元気に過ごしている子達は、口の中が健康に保たれています。逆に、歯石がいっぱい引っ付いて、歯周炎や歯槽膿漏を起こして、口の中にバイキンが沢山繁殖しているような子は、不健康そうです。

子犬のうちに、口の中の指をつっこんでも怒らないようにしつけておくことが、大切です。咬まれそうで、愛犬の口の中に指を入れることが出来ない飼い主が多いのですよ。


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