2005年04月
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●2005年04月30日(土)
★今日のワンコ★

今日は連休の中日ですね。休日はいかがお過ごしですか?当院は、今日は通常どおりの診療でした。

朝から、診療時間の問い合わせが多かったので覚悟していた?のですが、予想通りワクチン接種やフィラリアの予防、狂犬病の注射などで混みあいました。幸い、重症な子は来院しませんでしたので、あまりお待たせしないで済みました。

午後の予定には、小型犬の背中にできた小さなイボを切除する手術が入っていましたが、飛び入りで猫の避妊手術が2頭入ったので、昼食の時間が足りなくなってしまいました。

忙しかったけど、無事にGWを迎えられそうで、少しホッとしています。

写真は、MDのナミちゃんです。まだ生後45日くらいの女の子です。AHTに抱っこされて、緊張気味です。

●2005年04月28日(木)

★今日のワンコ★

昨日子宮の病気で手術したワンコが退院しました。

「子宮蓄膿症」という病気で、避妊手術をしていない中高年のメスのワンコに見られる病気です。子宮の中が化膿して、膿が溜まってきて、ワンコの具合が悪くなります。今日のワンコも、ここ1週間ほど食欲がなく、昨日来院した時は、目もトロンとして、元気もあまりありませんでした。

化膿した子宮を手術で切除すると、良くなりますが、経過が長かったり、ワンコが高齢だったりすると、退院まで数日を要することもあります。通常でも、3日ほど入院させますが、今日のワンコは、昨日の午後手術したにもかかわらず、とても元気で、今朝は、「もう、ここから出してくれぇ〜」とばかりに、ワンワン吼えながら、前足でガリガリとドアを蹴っています。

食事を出すと、「フン!こんな物が食えるか!」と言わんばかりに、鼻で食器を追いやって、その上に下にひいているシーツを被せてしまいました。通常の、避妊手術をしたワンコよりも元気です。それで、飼い主の方と相談の結果、術後18時間で、異例の退院になりました。

お迎えに見えた飼い主の方は、昨日と比べて、格段に元気になった愛犬の姿に驚いていましたが、二人?で仲良く帰って行きました。

●2005年04月27日(水)

★今日のワンコたち★

今日は忙しい1日でした。大型犬の目の横に出来たコブを切除する手術は、予定されていたのですが、それ以外に2件の手術が飛び入りしました。

昨日の午後に、「家のメス猫が発情して、ニャーゴーうるさいので避妊手術をしてください」とお電話があり、そのニャンコの手術が飛び入り1件目、朝一番のワンコが、「ここ1週間ほど食欲がない」ということで、検査してみると、子宮が感染していることが判り、これが飛び入り2件目でした。

1頭目の麻酔が醒めそうになったら、2頭目に鎮静薬を注射して、その合間に、オニギリとお茶を流し込んで、すぐに3頭目の手術を始めて・・という感じで、無事に午後4時の診療開始時間までに、終了しました。

急ぐあまり、ミスをしないように自分に言い聞かせながらの手術でしたが、テキパキと手術準備や、術後の看護をしてくれたスタッフに、感謝の1日でした。あぁ、疲れた・・。

●2005年04月26日(火)

★今日のワンコ★

今日は、13歳のオスのワンコのお腹に出来た腫瘍を取りました。

中型犬ですが、下腹部に鶏卵大のコブが出来ています。そのコブの先端には、大きくなった乳頭があり、その先から少し出血しています。飼い主の方は、その出血を気にされて来院しました。一見すると、まるでメスの乳腺腫瘍の様です。

麻酔をかけて、血管に注意しながら、薄皮を剥ぐように、電気メスで攻めていって、1時間半ほどで、切り取りました。短期間で大きくなった腫瘍は、その腫瘍に栄養を送るための血管があります。この血管を間違って傷つけると、大出血を起こし、執刀医は卒倒しそうになります。この血管を見つけると、「よーし、これでこの腫瘍の息の根を止めてやるぞ!」と心の中で思いながら、強い糸で血管を縛り、一安心です。

非常にまれですが、オスにも「乳がん」があるそうです。この腫瘍が何なのかは、組織検査の結果待ちですね。

●2005年04月25日(月)
★今日のワンコ★

今日は柴犬の陸ちゃんです。2ヶ月目の男の子です。この子が来てから、おうちの中が「嵐」の様になったそうです。にぎやかで楽しそうですね。

何枚も写真を撮られているうちに、すっかり写真好きになって、今では、カメラを向けられると、こんな風にしっかりポーズを取るようになりました。

●2005年04月23日(土)

★今日のワンコ★

ケンカしたワンコが来院しました。もう何年もいっしょに生活している中型犬ですが、どうも相性が悪いようで、少し目を離すと、何かの拍子にケンカが始まります。女の子どうしですが、かなり激しいバドルをします。

3歳の年齢差がありますが、お姉ちゃんの方が分が悪いようで、いつもこっちが重症です。今日も、妹分は簡単な消毒と、化膿止めの処置で大丈夫でしたが、姉貴分は、外科用ホッチキスで、3針ほど縫合しました。

何もない時は、姉貴の後を付いて回っていますから、わがままで遠慮のない妹と、それに耐えている姉貴って感じかな.これもやっぱり「家庭内暴力」?

●2005年04月22日(金)
★今日のワンコ★

今日は、マルチーズのモモちゃんです。若々しく見えますが、10歳の女の子です。小食で美食家だそうですよ。

●2005年04月21日(木)

★今日のワンコ★

火曜日に手術したおじいちゃんワンコが退院しました。

腫瘍を大きく切除したので、血液や滲出液が溜まってこない様にストローの様な管(ドレイン)を入れていました。手術部位に液体が溜まって、それが傷口からジクジク出てくると、傷の治りが悪いので、その液体を排出するための管です。手術後は、その管を伝って滲出液が出ていましたが、すぐに出なくなったので、翌日には、それを外すことが出来ました。

歯槽膿漏も、抜歯したことで、口の中に衛生状態が改善されました。ワンコは手術後2日目から、歯のない口で、もぐもぐと食事を食べるようになり、飼い主の方や我々が近づくと、「クウォーン」と鳴いて、出してくれるようにせがむ様になりました。もう、点滴の必要もないでしょう。飼い主のご家族も、連日差し入れを持って面会にみえて、今日、無事に退院しました。

16年間に渡る飼い主とワンコの絆の深さを感じますね。

●2005年04月20日(水)

★今日のニャンコ★

今日は、ニャンコの避妊手術の予約が入っていました。昨日、一昨日と高齢犬の手術が続き、神経を使いましたが、今日は、若くて生きのいい?メス猫の手術です。「今日の午後は、少しゆっくり出来るかな」と思っていました。

午前中の診療終了間際に、「昨日から家の猫がフラフラしていて、時々、ギャアーと鳴いているので、診てくれますか?」とお電話が入りました。手術予定のニャンコは、すでに鎮静剤の注射を打たれて、麻酔をかけるところでしたが、とりあえず来院していただきました。

診察すると、オスの猫ですが、オシッコが出ていない様です。お腹を触ると、パンパンに膨れた膀胱があります。昨日から出ていないようで、すでに尿毒症になりかけています。オシッコをしようとしても出ないので、猫は苦しくて、時々、叫び声を上げていたのでしょう。早めに処置しないと命にかかわりますが、すでに、避妊手術の猫が手術台に横たわっています。

避妊手術を手早く終らせて、すぐに尿道閉塞をおこした猫の処置をしました。麻酔をかけて、血液と結石で詰まった尿道に細い管を入れて、尿道を開通させて、入院室に運び込みました。3〜4日は入院治療が必要です。今日も、のんびり出来ない午後でした。明日の午後は休診日です。ゆっくりできるかなぁ?




●2005年04月19日(火)

★今日のワンコ★

今日も、昨日に引き続き16歳のオスのワンコの、腫瘍の切除手術でした。体重が7kgの小型犬ですが、肩の下に直径数センチの、大きなコブが出来ています。コブが大きくなったので、その部分の皮膚が足りなくなって、表面が赤くただれてしまってます。切除してあげないと、ワンコの生活の質が悪くなりそうです。飼い主の方が包帯を巻いていますが、飼い主の方も直視できないようです。

ワンコは高齢ですが、手術前の検査では異常なく、元気食欲共に問題なかったので、余裕を持って麻酔をかけることが出来ました。ワンコは肩の腫瘍を含めて2箇所の腫瘍を切除して、歯槽膿漏でグラグラしていた歯も、同時に抜歯しました。

退院までは2〜3日かかると思いますが、退院後のワンコの生活の質は、グーンと上がると思います。まだまだ長生きできると良いですね。

●2005年04月18日(月)
★今日のワンコ★

今日は15歳のワンコの、お腹の横に出来た腫瘍を取りました。外で飼われているオスの中型犬ですが、狂犬病の注射に連れて行く時に、お腹に3cm位の赤いデキモノが出来ているのに気付いたそうです。

注射を打つときに相談されたので、早めの切除をお勧めして、今日の手術になりました。腫瘍の表面は赤くただれていて、少し触れると出血する状態でした。麻酔をかけるので、ワンコの年齢が気になりましたが、幸い血液検査では大きな異常もなく、手術も無事に終りました。

予防医学が進んで、フィラリアなどの伝染病で命を落とすワンコが少なくなりました。また、放し飼いの犬も都市部では、ほとんど見なくなり、事故で命を落とすこともなくなりました。相対的に犬の寿命が延びましたが、長寿になって、人と同様に「腫瘍」いわゆる「ガン」を診ることが、多くなりました。

写真は、「ロク」です。我が家で生まれて、もう10年になりますが、まだこんなオモチャで遊んでいます。早い時期に避妊手術をしたので、ムスメのまま大きくなったのでしょうか。いつまでもこのままでいて欲しいものです。

●2005年04月16日(土)
★今日のワンコ★

狂犬病の注射や、フィラリアの予防、ノミ&ダニの駆除薬など、病院が忙しいシーズンになりました。1週間では、土曜日の午前中が一番混雑するようです。今年から、携帯電話の番号を受付で記入して頂くと、順番が回ってきたらご連絡するサービスを始めました。待合室が混雑しているときには、ご利用下さい。

写真は、MDのレンちゃんです。2歳の男の子です。予防注射で来院しました。

●2005年04月15日(金)
★今日のワンコ★

シェパードのレオくんです。3ヶ月目の男の子です。顔と前足の大きさが、この子の将来を物語っています。きっと、大きくて立派なワンコになるでしょう。しっかりとしつけて下さいね。

●2005年04月14日(木)

★昨日のワンコ★

昨日の続きです。

咬まれた犬が来院した翌日、「○○さん方のおばちゃんが昨日そちらに連れて行った犬の、実の飼い主ですが・・」とお電話が入りました。どうやら、ワンコの飼い主が見つかって、無事にワンコは帰れた様です。

昨日の経緯をお話して、ワンコの将来を考えると、傷を縫ってあげた方が良いことを、お伝えしました。ワンコは半年前に、今の飼い主の方のところに来ましたが、成犬で来たので、年齢はよくわからないそうです。

しばらくして、傷の縫合のため、ワンコが実の飼い主の方と来院しました。昨日の緊張がうそみたいに、ワンコは尾を振って喜んでいます。今日は、ご主人さまといっしょで、嬉しいのでしょう。

今度は、麻酔をかけて、傷の周りの毛をきれいに刈って、細い糸を使って傷を縫い合わせました。受傷から1日が経っていましたが、受傷後すぐに処置していたので、きれいに縫合することが出来ました。今日は、美容整形外科医の気分でした。

今回は、無事に飼い主が見つかりましたが、いつもこう上手くいくとは限りません。飼い主が見つからないで、連れてきた方と当方が、途方にくれることもあります。万一を考えて、ワンコの首輪には、狂犬病の注射を打って登録したときに交付された「鑑札」を付けるか、連絡先を書いておいて下さいね。

●2005年04月13日(水)

★今日のワンコ★

家の近くで、犬に咬まれた犬(?)を保護した方が、咬まれたワンコを連れて来院しました。小型犬ですが、目の下を咬まれて、かわいそうな状態になっています。幸い眼球に異常はありませんが、下マブタがパックリと切れて、その下にも傷がある様です。

縫合しなければならない傷ですが、事情が事情なので、とりあえず傷の消毒をして、化膿止めの注射を打ちました。手入れの行き届いた純粋種ですから、きっと飼い主の方も探しているはずです。体も汚れていないので、近所から逃げ出したと思われます。

動物管理センターと交番に、迷い犬を保護していることを連絡して、連れてきた方が、しばらく家でみることにしました。近所にポスターを貼って、心当たりをあたってみるそうです。

夕方になって、保護した方から連絡が入りました。飼い主が見つからないので、可愛そうだから傷の縫合をして欲しい、ということです。治してあげたいのは山々ですが、今はまだ「他人様の犬」ですから、飼い主の方の了解なしに、勝手に麻酔をかけて、傷の処置をするわけにはいきません。万一、麻酔事故でもあったら大変です。

保護した方は、このまま自分が飼っても・・・とおっしゃってますが、保護されてまだ半日ですから、もう少し待つことにしました。傷の縫合は、それからでも遅すぎることはありません。ワンコには、もう少し我慢してもらうことにしました。

つづく・・

●2005年04月12日(火)
★今日のワンコ★

診察台の上にチョコンと座っているのは、アイリちゃんです。3ヶ月目の女の子です。今日は狂犬病の注射を受けに来院しました。初めての注射だったので、登録も同時にしました。緊張気味の表情が可愛いですね。

●2005年04月11日(月)

★今日のワンコ★

昨日の続きです。

通常の胃炎や消化不良でしたら、2〜3日の点滴で回復しますが、今回のワンコは治りません。腸閉塞や腸ねん転などでも、嘔吐が続きますが、この様な病気は、犬がとても苦しみます。飼い主の方を見て、全身で喜んだりはしません。突然発病してますし、ガンなどの病気も考えにくいのですが、食べてももどすので、ワンコはだんだん痩せてきました。ここらで、原因をはっきりさせないと、ワンコの体力にも限界が近づいています。

ワンコにバリウムを飲ませて、レントゲンを撮ることにしました。胃から腸にかけて異常があれば、何か手がかりが掴めるかもしれません。飲ませて、15分後、30分後、1時間後・・と撮っていきます。通常は、1時間程度でバリウムは胃から出て行きますが、なかなか出て行きません。胃の中をよく見ると、何やら数cmくらいの、丸い輪郭が写っています。「ありゃ〜、これはナンジャイ?」。

バリウム検査の翌日、ワンコは某動物病院の手術台の上でした。胃内の異物が疑われたので、大きな病院で摘出手術をうけることにしました。お腹を開けてみると胃の中に、直径数cmの、丸いボールが入っていて、胃の出口にスッポリと詰まっていました。ボールは胃液でかなり変質していましたから、しばらく前から、胃の中にあったようで、何かの拍子にスッポリと詰まってしまったようです。

ボールを取り出してもらったワンコは、すっかり元気になり、切開した胃に負担をかけないように、おかゆの様にドロドロにした食事を美味しそうに食べています。1週間ぶりの食事は、文字通り「ハラワタにしみる」でしょうね。

●2005年04月09日(土)

★今日のワンコ★

「手羽先」を食事に混ぜて与えたら、しばらくすると吐いてしまって、それから元気食欲がありません」と体重10kgのオスの中型犬が来院しました。

鳥の骨は、噛み砕くと鋭利な割れ方をします。下あごの歯茎に刺さった子や、上あごにハシゴの様に引っかかった子をみたことがあります。もしや、胃袋に刺さったのかと、レントゲンを撮りましたが、お腹の中に骨はありません。すべてもどしてしまった様です。消化の悪いものを食べたので、胃炎でも起こしたのかと、とりあえず入院させて、点滴に胃薬を混ぜて、治療することにしました。

治療の甲斐があって、ワンコは元気になって、飼い主の方が面会に来ると、尾を振って全身で喜ぶまでになりましたが、食欲はまだありません。それでも、入院して3日目に、夕方入れておいた食事を、きれいに食べました。

「やっぱり、急性胃炎だったんだな。でももうこれで大丈夫」。飼い主の方に経過を報告して、午後に退院させることにしました。その日の午前中は、狂犬病の集合注射会場に出向いていましたが、気になっていたワンコも軽快した(と思った?)ので、100頭近くの犬にルンルン気分で注射を打って、病院に戻りました。

病院に戻るとAHTが、「センセイ、またあの子が吐いています。それも大量です!」。ワンコは、入院中に飲んだお水や、フードを全てもどしていました。

つづく・・

●2005年04月08日(金)

★今日のワンコ★

「隣のおばあちゃんが、うちの犬に何かを食べさせていたようで、その後、さかんに口を気にしているのですが・・」と、午後の手術時間に、中型犬が来院しました。

手術は、終盤で、傷を縫合していましたから、縫合しながら、お話をお伺いしました。何を食べさせたか判らないそうですが、ワンコは、口をかきむしるような行動を何度となくとっています。

「口を開けて、中を見ましたか?」とお尋ねすると、咬みつくので、とても出来ないということです。手術が終ったので、私が口を開けようとしても、咬みつきそうです。

「このまま、少し様子を見ますか?それとも、麻酔をかけますか?」とお伺いすると、麻酔をかけて、口の中を調べて欲しいというご希望なので、すぐに血管から、麻酔導入薬を注射しました。静脈注射なので、すぐに効きます。口を開けて、中を見ると、上あごに、何か白いものが、べったりと引っ付いています。へらで剥がすと、お餅の中に緑色野菜が入った様な物体でした。味見をしたわけではないので、それがもち米で出来たおやつなのか、お好み焼きの種なのか判りませんでしたが、犯人は、この物体でした。

これが、上あごに引っ付いたので、気になってしょうがなかったのでしょう。ワンコは、寝ている間に、狂犬病の注射まで打たれて、1時間後に、少しフラフラしながら、帰って行きました。お隣のおばあちゃんは、いったい何を食べさせたのかな?

●2005年04月07日(木)
★今日のニャンコ★

カゴからムスッとした顔を出しているのは、オス猫のマミちゃんです。年齢は5歳以上だということですが、正確には不明です。野外生活が長かった様で、最近は、今の飼い主の方のお世話になっています。室内飼いの「箱入り猫」には見られない風貌ですね。

●2005年04月06日(水)
★今日のニャンコ★

オス猫のコトラちゃんです。14歳です。口を気にして食事をしない、ということで来院しました。嫌がるのをなだめながら、口の中を診察すると、上の奥歯がグラグラでした。歯槽膿漏が進んで、歯が抜けそうになっているようです。奥歯がグラグラするので、猫はそれが気になって、食事をしなくなったのでしょう。

本来は、麻酔をかけて抜歯するところですが、高齢ですし、もうほとんど抜けそうなので、暴れないようにバスタオルで猫をくるんで、歯を鉗止で挟んで、「エイッ」て気合を入れて抜きました。期待に反して(?)、猫はケロリとしていました。これで今晩から食べられるでしょう。

写真は、抜歯された直後のコトラちゃんです。「ムスッ」としていますね。

●2005年04月05日(火)
★今日のワンコ★

毛糸にくるまれて来院したのは、チワワのラブちゃんです。生後2ヶ月で、体重はまだ800gです。ワクチン接種で来院しましたが、飼い主の方のところに来たばかりで、まだ小さいので、2週間ほど先に延ばすことにしました。

ワクチンが終るまでは、犬がたくさん集まる様なところには行けませんが、お庭を散歩する程度ならOKです。暖かな日差しの下で、ラブちゃんが芝生の上をチョコチョコと走り回る姿は、可愛いでしょうね。

●2005年04月04日(月)
★今日のワンコ★

チワワのトントちゃんです。5ヶ月目の男の子です。こちらのお宅には、すでに2歳のメスのチワワが2頭居ます。お姉さま方に負けないで、頑張ってね!

●2005年04月02日(土)

★今日のワンコ★

4月に入って、本年度の狂犬病の予防注射が始まりました。お近くの公園や公民館などに、注射を受けるために、犬が集まっているのを見たことがあると思います。

「狂犬病の注射は、受けなければいけないのでしようか?」と、よく聞かれます。日本では、狂犬病は50年近く出ていませんが、世界的に、狂犬病の発生がないのは、オーストラリアや英国、北欧の一部の国だけです。中国では、毎年多くの人が、犬に咬まれて狂犬病に感染し、命を落としています。

狂牛病(BSE)や鳥インフルエンザなど、今まで日本に発生したことがなった伝染病が、近年は出ていますし、狂犬病にも注意が必要です。狂犬病は、ワクチンで予防できますから、万一発生した時に、パニックにならないためにも、予防注射を受けましょうね。

来週は、4日間、狂犬病の集合注射に借り出されますから、病院は留守がちです。来院されるときには、お電話で確かめてくださいね。AHTは居ますから、お薬や処方食には対応できると思います。よろしくお願いします。

●2005年04月01日(金)
★海のワンコたち★

毎週、マリンスポーツを楽しみに福間海岸に行ってますが、暖かくなって、海岸では、沢山のワンコ達が散歩しています。私がお世話になっているショップには、アキちゃんという若いオスの中型犬が居て、隣のショップには、ロットワイラーという種類の、迫力満点の雄の大型犬が居ます。人に例えると、ボブ・サップみたいな感じのワンコです。

アキちゃんは、とても犬づきあいの上手いワンコです。隣のショップの「ボブサップ犬」に近づく時は、頭を低くして服従のポーズで近寄ります。ボブサップのご機嫌が良くて、遊んでくれそうな時には、じゃれついていますが、うさんくさそうにしている時は、それ以上近寄りません。

海岸に同じ年頃のワンコが来ると、尾を振って楽しげに近づいていきます。相手がその気になると、2頭で毬の様に転がりながら、波打ち際を全力疾走しています。それでも、一緒に遊んでいたワンコが、敷地内の自分の縄張りに入ると、一転して、低い声でうなり、ひと睨みして一喝します。そのワンコも仲良くなると、入れてもらえている様です。

飼い主の方とだけで生活している都会の小型犬を見ると、自由に海岸を走り回っているアキちゃんが、うらやましくなりますね。

写真は、アキちゃんです。アキちゃんがくわえているのは、私のビーチサンダルです。海から上がると、サンダルが片方しかありませんでした。



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