●2005年01月29日(土)
★今日のワンコ★ 今日は、雌犬の乳腺腫瘍の摘出手術でした。10歳の小型犬ですが、お腹の下に「赤ちゃんの握りこぶし大」のコブが出来たので、手術で切除することにしました。飼い主の方が2ヶ月前に気が付いた時にはまだ小さかったのですが、急に大きくなりました。 犬の乳腺の腫瘍は、約半数が悪性の乳がんだと言われています。腫瘍が良性だと少々大きくても問題ありませんが、悪性だと、肺や他の臓器に転移したり、切除しても、また再発したりして、犬の寿命を縮めることになります。 悪性、良性の診断は、摘出した腫瘍を組織検査に出すとわかりますが、摘出前の外観だけでは判りません。ただ、急に大きくなったものは、要注意です。愛犬のオッパイのしこりに気付いたら、早めに診察を受けてくださいね。特に、避妊手術を受けていない中高年の雌犬は、要注意です。
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