●2004年01月31日(土)
★今日のニャンコ★ 嘔吐するニャンコが来院しました。嘔吐の原因は多種多様で、簡単な処置で回復するものから、手術が必要なこともあります。特に外に出る猫は、飼い主の方の目が行き届きませんから、何か悪い物を食べたんじゃないか?とか、事故にあったんじゃないか?とか、頭を悩ませます。具合の悪いニャンコを前に、「この子がしゃべってくれたらなぁ」と思うのも、このような時です。 今日のニャンコは、臨床症状や各種の検査の結果、なにか重大なことが、お腹の中で起こっていることが予想されました。残る検査は、検査のための、開腹手術しかありません。具合の悪い子に麻酔をかけて、お腹を開けるわけですから、大きなリスクがあります。原因が分かって、それを手術で取り除くことが出来れば良いのですが、原因が分かっても悪性腫瘍などで対処できなかったり、あるいは、原因すら分からないままに、お腹を閉じなければならない事もあります。じっくりと飼い主の方と相談します。 つづく・・。
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