2003年09月
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●2003年09月30日(火)
★今日のワンコ★

柴犬のリュウ君、2ヶ月目の男の子です。カメラを向けると、お顔をそらすので、私から捕まえられて写真を撮りました。「いやだぁ〜」って、小さな手で抵抗していますね。日本犬は少し気難しいところがあるから、しっかりしつけて下さいね。

●2003年09月29日(月)
★今日のワンコ★

パピヨンのハクちゃんと、チワワのマロンちゃんです。ハクちゃんが男の子、マロンちゃんが女の子です。共に生後2ヶ月目です。

小さい時には、チワワとパピヨンはよく似ていますね。どっちが、ハクちゃんで、どっちがマロンちゃんでしょう。わかりますか?

●2003年09月27日(土)

★今日のワンコ★

今日は、メスの小型犬の子宮の摘出手術でした。「子宮蓄膿症」の手術です。

10才のポメラニアンですが、1週間ほど前から元気がなくて、この2〜3日食欲も落ちたので、「夏バテ」か「年齢のせい」かなって思ってましたが、心配なので来院しました。エコー検査で子宮に貯留物があるのが判りましたから、その日の午後に手術しました。

ワンコの状態が良かったので、すぐに手術できましたが、容態の悪い時には、点滴で体調を整えて手術することもあります。手術前の状態の良い子は、術後の経過も順調です。2〜3日は元気のない子もいますが、今日のワンコは麻酔から覚めると、すぐに立ち上がっていました。早く連れて来てもらって、よかったですね。

●2003年09月26日(金)
★今日のワンコ★

雄犬のバズちゃんです。1ヶ月位です。体重は1.2kg。そろそろ離乳です。たくさん食べて、大きくなってね!

●2003年09月25日(木)

★今日のワンコ★

昨日の続きです.

食道の下の方に異物が詰まっているのが判りましたから,これを取り除かなくてはなりません.そのまま放置すると,閉塞した部位が壊死して,食道が破れる可能性があります.そうなると,ワンコは助かりません.「何でこんな物食べさせたんだろう」と愚痴の一つも言いたくなりますが,そうも言っておられません.

当院の「駆け込み寺」のH動物病院に連絡を入れて,内視鏡(胃カメラ)で覗きながら,取り出してもらうことにしました.理屈では,カメラで見ながら,鉗止でつまんで引っ張り出せばいいわけですが,異物はすでに端っこがボロボロになっていて,簡単には,つかめません.

悪戦苦闘すること(私ではなく,H動物病院の院長ですが・・)1時間余り,ボロボロになった異物の周りを少しずつ崩して小さくして,胃の中の落としこむことに成功しました.異物は多分「ササミジャーキー」だと思いますが,胃の中に入れてしまえば消化されるので,もう大丈夫です.食道がかなり傷ついていたので,しばらく入院になりますが,とりあえず,一件落着です.

今回の様な,「ササミジャーキー」による小型犬の事故が多発しています.このような形状のオヤツを与える時には(本当は与えないことが望ましいのですが・・),ワンコが丸呑みすることを十分考えて下さいね.

●2003年09月24日(水)

★今日のワンコ★

前回2回にわたって「異物」のお話を書きました.異物を誤って食べて,それが食道に詰まったのが「食道内異物」,胃の中だと「胃内異物」この他にも「腸内異物」があります.この中で一番危険なのは,何でしょうか?

答えは「食道内異物」です.食道は胸の中にあるので,異物が詰まってその部分が壊死して食道に穴が空くと,呼吸が出来なくなって死亡しますし,それに,胸の中の手術は,お腹の手術に比べると,とても難しいのです.「胃内異物」や「腸内異物」は切開して取り出すことが出来ますし,万が一,腸が壊死していても,その部位を部分切除することも出来ます.

その一番怖い「食道内異物」の小型犬が来院しました.飼い主の方はワンコが何を食べたか,よく判らないのですが,どうも様子がおかしいのでレンテゲンを撮ってみると,食道の終りの方が妙に太い感じがします.バリウムを飲ませて,もう一度撮ると,厚さ数mm,長さが5cmほどの異物が,はっきり写っていました.これは,大変です.

●2003年09月22日(月)

★今日のワンコ★

秋らしくなって,皮膚病で来院するワンコが少なくなりました.夏のムシムシした時期は,ノミやダニの発生も手伝って,体が痒いワンコが毎日来院していましたが,やっと一段落という感じです.

寒くなると,風邪引きニャンコが増えますから,人が快適な気候は,動物たちにとっても,いい季節なんですね.「天高く,馬肥える秋」ですね.

●2003年09月20日(土)

★今日のワンコ★

昨日の異物のお話の続編です。

異物を食べる癖のある犬種は、ビーグルなどの猟犬やレトリバーが多い様です。食べた物は、石、洗濯物の下着、ボタンなどです。人が誤って与えてしまったものは、お庭で焼肉をした時の、トウモロコシ、鳥のささ身の形をしたジャーキー、焼き鳥の串、アイスクリームの棒やおさじ等です。

トウモロコシは丸呑みしてしまって、その芯が3個も腸を塞いで、手術で取り出しました。ジャーキーは喉にひっかかり、オオゴトになり、焼き鳥の串は背中から飛び出してきて、アイスクリームの棒は無理やり吐かせて、やはりオオゴトになり、おさじは2週間後に便に混ざって出てきました。

ビーグル、ミニチュアダックス、レトリバー種を飼っている方は、くれぐれもご注意下さいね。

●2003年09月19日(金)

★今日のワンコ★

異物を食べた疑いのある子が来院しました.この子,何でも口にするそうで,ここ数日,食べ物は吐きませんが,胃液の様なものを1日に2〜3回もどしているそうです.元気,食欲は旺盛です.

もどした物の中に,何か見慣れない物が混ざっている様なんですが,取り上げようとすると,瞬く間にまた食べてしまいます.奥様が取ろうをすると「ウ〜」って威嚇するので,うまく取ることが出来ません.

異物を食べた話しはよく聞きますが,それを吐き戻して,また食べてしまう話は聞いたことがありませんので,半信半疑でした.今日は,朝からご主人がお仕事を休んで,今度こそ取り上げようと,もどすのを今か今かと待ち構えています.うまく行かなければ,病院で嘔吐させる処置をしましょうとお話してたところ,「うまく取れました!」と連絡が入りました.

異物は,かなり消化されていて原型を留めていませんでしたが,布製品だったそうです.このワンコ,よほどそれが気に入っていたんでしょうね.また,何か食べてしまうかもしれないので,十分注意していただくようにお願いしました.

●2003年09月18日(木)
★今日のワンコ★

MDのビィーちゃん,1歳の男の子です.ワクチン接種で来院しました.

●2003年09月17日(水)
★今日のニャンコ★

ミーコちゃん,1か月半くらいかな?飼い主の方が,生後2週間目頃に保護して,ミルクで育てました.丸々としたかわいい女の子(飼い主の方ではなくて,子猫の方ですよ)でした.きっと育て方が上手だったんでしょうね.

●2003年09月16日(火)
★今日のワンコ★

今日は連休明けで忙しい一日でした.幸い,重大な病気の子は来院しませんでしたので,あまり長くお待たせしないですみました.午後から,14歳のワンコの腫瘍の切除手術がありました.

高齢なワンコの手術の時は,麻酔を導入する時が一番緊張します.午前中の診療が終わってから,午後の手術の麻酔を導入しますので,導入中に来院した方には,充分な対応が出来ないことがありますから,時間に余裕をみてご来院下さい.

写真は,柴犬のラブちゃん,5歳の女の子です.室内で生活しているので,とてもきれいでしたよ.「熟女」と呼ぶには,まだ早いですね.

●2003年09月13日(土)

☆今日のワンコ☆

朝一番で具合の悪いメスのワンコが来院しました。「1週間ほど前から元気がなくて、最近は食欲も落ちてきたと」、飼い主の方は心配そうです。

避妊手術を受けていない10歳のワンコだったので、子宮の病気が一番に浮かびます。各種検査の結果、予想どおり、子宮蓄膿症の疑いが濃くなりました。治療は手術しかありません。

この病気の場合、発病してから時間が経過していることが多いので、1〜2日点滴治療で体力を回復して、体の状態を整えて手術に臨む場合が多いのですが、今日は週の終りで、明日から休日が続きます。手術には人手が必要なので、スタッフが揃っていなければ出来ません。今日の午後に入れるか、休み明けに伸ばすか・・・・。

飼い主の方と相談の結果、今日手術することにしました。幸いワンコは思った以上に体力があった様で、術後面会に見えた飼い主の方にシッポを振るくらい順調に回復しました。

まだ安心はできませんが、手術が無事に終わったので、心静かに連休を過ごすことが出来そうです。元気なワンコに感謝!ですね。

●2003年09月12日(金)

☆今日のワンコ☆

おなかをこわした小型犬が来院しました。「母犬のキシリトール入りガムを食べたみたいで・・」。キシリトール入りガム???

お話をお伺いすると、デンタルケアのために母犬に与えていた棒状のガムを子犬が食べてしまったようです。私はてっきり自分が時々コンビニで購入するガムかと思って、びっくりました。

平べったいササミジャーキーや骨の形をしたガムを飲み込んで、それが食道に詰まって大事(オオゴト)になったことがあります。ワンコに与えるときには、その形状にも注意してくださいね。危険な物を売っていないか、時々、ペットコーナーに偵察に行かないといけませんね。

●2003年09月11日(木)

★今日のワンコ★

カミナリを怖がるワンコがいます。

ピカッ、ゴロゴロ、ドッカーンとくると、パニックになってしまいます。怯えてしまって、鎖を切って逃げ出し、何を間違ったのか隣の家の玄関から飛び込んで、お部屋で暴れまわったワンコを知っています。

当院のシーズー犬のロクも大のカミナリ嫌いです。少しでもゴロゴロいいだすと、体中で緊張して、気の毒な位怯えています。カミナリが通り過ぎても、しばらく振るえが止まりません。外国には、カミナリの音に犬を慣れさせるためのCDが販売されています。大音響で毎日犬に聞かせるのだそうですが、住宅事情の違う日本では、あまり馴染まないでしょうね。

先日のカミナリの日にPCを使っていたところ、近くでドッカーンとなった途端に壊れてしまい、只今PCショップに入院中です。今は、子供のPCを借用中です。カミナリの鳴る日は、PCを切って、犬を慰めてあげましょうね。

●2003年09月10日(水)
☆今日のニャンコ☆

写真は、10ヶ月のオス猫のモーちゃんです。今日は去勢手術で来院しました。お部屋でマーキングするようになったので、連れてこられました。少しかわいそうな気もしますが、外でのケンカは少なくなるし、長い目で見ると健康に過ごすことが出来ます。

●2003年09月09日(火)
★今日のワンコ★

今日は当院のアトピー犬(通称オバア)の毛をカットしました。

アレルギー対策のフードやサプリメントを試しましたが、結局、皮膚病対策は、毛を短くカットして、まめにシャンプーするという結論に落ち着きました。食事は、ドッグフード以外のものは一切与えないようにしていますが、良質なものであれば、皮膚病は悪化しないようです。

いつもは刃の厚みが5mmのバリカンを使うのですが、今日は短めにと1mmの物を使って、オデコの前から後頭部にかけて第一刀を入れたときに「うわぁ、失敗した!」見事にモヒカン刈り(厳密には真ん中がなくなったので、モヒカンの反対ですね)になってしましました。

バランスが悪いので、頭の部分はすべて1mmの刃で刈ったところ、「高校球児」の頭になってしまいました。体の毛も短くしたので、休憩時間が終わって下りてきたAHTが、「この子はどこの子?」って一瞬思ったそうです。

頭も体も軽くなったので、オバアがうれしそうに見えるのは、私だけかな?うれしそうに見えますか?ふくれっ面かも・・

●2003年09月08日(月)

★今日のワンコ★

オスとメスのワンコを飼っている方が来院しました。オスのワンコは4ヶ月目、メスのワンコは5歳です。5歳のメスのところにオスの子犬がやってきたわけです。

両者の間に子供が出来ると困るので、どちらかを手術しようというお話になりました。メスよりオスの手術が簡単だし、メスは少し太っていて手術が大変そうなので、あと数ヶ月したらオスの去勢手術をしましょうね。と話ながら、オスの股間を触ると???

「あれっ、ない!」あるべきところに、ナニがないのです。オス犬の睾丸は赤ちゃんの時はおなかの中に入っていて、加齢とともに降りてきて、3〜4ヶ月目には、収まるところに収まるのですが、今日のワンコはまだ2個とも降りてきてない様です。

この年齢で降りてないと、多分ずっと降りてこないでしょう。2個ともないと生殖能力がないので、去勢手術の必要はありませんが、遠い将来、隠れていた睾丸が腫瘍になることがあります。隠れている睾丸を引っ張り出す手術もあるようですが、高度な技術を要するので、当院ではやっていません。

●2003年09月06日(土)
★今日のワンコ★

まめ柴のナツちゃん、2ヶ月目の女の子です。体重は1.3kgです。きっと成犬になっても5kg以下でしょう。小さな柴犬、かわいいでしょうね。

●2003年09月05日(金)
★今日のニャンコ★

箱からチョコンと顔を出しているのは、モカちゃん、推定年齢2ヶ月位かな?公園にいるところを保護されました。今日は健康診断で来院です。虫下しを飲んで、目薬をつけてもらって帰りました。やさしい人に見つけてもらって良かったね。

●2003年09月04日(木)
★今日のワンコ★

写真はモモちゃんです。8歳の女の子です。治療のために、足のパットの間の毛を刈りました。ワンコもニャンコも足先を持たれると、とても嫌がりますが、モモちゃんは、おとなしくじっとしていました。きっと、一生懸命、耐えていたのでしょうね。

●2003年09月03日(水)

★今日のニャンコ★

今日はニャンコの手術でした。1週間ほど前に交通事故で来院したニャンコで、骨盤を脱臼していました。2日ほど入院してから一旦おうちに帰っていただき、元気、食欲が回復したら、骨盤の手術をしようということになり、今日は手術のために来院しました。

手術前の検査で、右の下腹部が異様に膨らんでいるのに気付きました。お腹の筋肉が破れて、お腹のなかのものが、皮膚の下に飛び出しているようです。

事故によってお腹の筋肉が損傷をうけて、その部位が時間の経過とともに広がって、このような状態になったのでしょう。猫は元気はいいのですが、このままにしておくわけにはいかないので、急遽、骨盤の手術をお腹の手術に変更しました。

手術は、破れたお腹の筋肉を縫い合わせて、穴を塞ぎました。交通事故は色んなことが起こるので、気が抜けませんね。

●2003年09月02日(火)

★今日のワンコ★

今日は、背中にできた腫瘍の切除手術でした。7kg位の小柄なメスのワンコですが、背中の丁度真ん中に5cm位のコブが出来ました。

こんなものが出来ると、もしやガンでは?と心配になりますが、皮膚に出来る腫瘍には、悪性のものは比較的少なく、当院の経験では80%は良性腫瘍です。今日の例も、腫瘍はその下の健康な筋肉から容易にはがれましたから、悪いものではないような気がします。摘出した腫瘍を病理検査に回して正確な診断をします。

皮膚にできた腫瘍は、このように良性なものが多いのですが、反対に口の中や舌、歯茎にできる腫瘍は、悪性のものが多いようです。

いずれにしても、早期発見が大切ですね。ワンコが8歳以上になったら、体をよく観察したり、口の中を見たりして、異常に早めに気づいてあげましょうね。

●2003年09月01日(月)
★今日のワンコ★

今日もMDのヒメちゃんです。同居しているカルアちゃんのおヨメさん候補でやって来ました。2世誕生は来年かな?


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