●2003年07月30日(水)
★今日のニャンコ★ 皮膚病の子猫が来院しました。今日、公園で拾ったそうです。 体を痒がっているということで診察すると、どうもカイセンの様です。カイセンは皮膚の下にトンネルを作って寄生するダニで、皮膚の中だけで生活しています。病変部を少し削って顕微鏡で見ると、やはりダニがたくさん見つかりました。 カイセンは治療で治りますが、病変部から落ちたフケの中で、次に寄生する猫を待ちます。このお宅には他にも複数の猫がいますから、くれぐれも同居させないことをお願いしました。次から次に移って、大変なことになります。カイセンは人にも皮膚病を起こしますから、抱いたり、いっしょに休んだりしないことが、大切です。 今日の子猫も、きちんと治療すれば、一ヵ月後には見違える様になるでしょう。
|