2002年05月
[] [過去の日記一覧] [管理]
●2002年05月31日(金)
★今日のワンコ★

今日は昨日の続きです.小犬達が箱の中で折り重なって眠っています.まるで「シーズーの箱詰め詰め合わせセット」ですね.ワンコ達の行き先はもうほぼ決まっているそうです.

数年前に当院のシーズー犬の「モップ」が生んだ子犬を貰ってくださった方から毎年写真付きの年賀状をいただきます.昨年は子供が生まれたそうで,モップに初孫が誕生したことになります.

今日のワンコ達も,かわいがってくれる方に貰われると良いですね.

●2002年05月30日(木)
★今日のワンコ★

今月の15日日に子犬を出産したシーズー犬が,先日体調を崩して来院しました.出産前までは食欲があったのですが,出産後から食欲が減少し.お腹もこわしてしまいました.赤ちゃんにミルクを与えなければならないので,お産の後はたくさん食べなければいけません.母犬が体調を崩すと,ミルクの出も悪くなるので,子犬の発育にも影響を及ぼすし,最悪の場合は母犬の命に関わる場合もあります.

膿性の悪露も出ていたので抗生物質を使うことにしました.授乳中はお薬が乳汁中に移行する可能性があるので,投薬はあまり好ましくはないのですが,今回はそうも言ってられません.母犬の負担を軽くするために,子犬の哺乳瓶での給餌も併用することにしました.

今日は投薬を始めて7日目ですが,母犬はすっかり元気になって体重も1kgほど(元々6kg程度しかないワンコですから,この1kgは大きい)増えていました.もう大丈夫です.弱弱しかった子犬も写真のように丸々と成長して,目も開き始めていました.お鼻が赤いのは元気な証拠です.

5頭の子犬が箱の中であっちにゴロゴロ,こっちにゴロゴロしている姿を見ると本当に心が和みます.かわいいので写真を撮っていてふと気が付くと,待合室で待っている患者さん達(あっ、これは待っているワンコ、ニャンコではなくて飼い主の方達のことです)が診察室のガラスに顔を押し付けるようにして,皆でニコニコしながら子犬を見ていました.

どうです.和むでしょう.実物は写真の何倍もかわいいですよ。でも、右の子の顔は大きいなぁ。いやいや。キャワイイナ〜。顔を近づけると初夏のひなたの香りがしますよ。わかりますか?この匂い・・。

●2002年05月29日(水)
★今日のワンコ★

今日はマルチーズのマルちゃんです.2ヶ月の男の子です.ワクチン接種と健康診断で来院しました.耳のお手入れにじっと耐えている表情がかわいかったですよ.次の来院は1ヵ月後です.

●2002年05月28日(火)

★今日のワンコ★

今日はオスの紀州犬の胸に出来た腫瘤の切除です.昨年の10月ごろから胸の下のほうに何か小さな瘤が出来ているのには気付いていたそうですが,小さなミカンほどの大きさになってきたので,切除することにしました.腫瘍はよほど悪性の場合を除いて,さわっても痛みなどはないために来院が遅れて,診察にみえたときは手が出せないほど大きくなっている場合がありまから,まだ小さなうちに切除することが大切です.

このワンコ,気の強さでは当院で3本の指に入るでしょう.少しでも体に触れようとすると「グァウ,グァウ」と歯をむき出して襲ってきます.日本犬の中でも紀州犬は飼い主以外にはほとんど懐かないと言われています.

お家で口輪をしてきたワンコを,屈強な飼い主の方とこれまた屈強な息子さんが二人ががりで抑えてくれます.腕の血管から麻酔薬を入れようとしますが暴れて無理なので,後ろ足の血管から入れます.実はこの方法はあまり得意ではないのですが,「火事場の馬鹿力」か一発でうまくいって,ワンコは少しおとなしくなりました.本来ならばここでワンコにマスクを付けてガスを吸わせて眠らせますが,このワンコ,まだ噛み付きそうなので,口輪の上からマスクを付けてガスを吸わせて,完全に眠ってから口輪をはずしました.

手術は1時間ほどで終わり,麻酔が完全に醒めないうちに入院室に運び込みました.立ち上がって自分で歩けるようになったので,飼い主の方がお迎えにみえましたが,麻酔の影響でまだ少しフラフラしているのに,私が抱きかかえようとすると「グァウ」とむかってきます.本当に気の強いワンコです.

今日は猛獣の治療をする動物園の獣医さんの気持ちが少し判りました.10日後の抜糸の時が怖いなぁ〜.

●2002年05月27日(月)
★今日のワンコ★

今月の15日に出産したワンコが,赤ちゃんといっしょに健康診断で来院しました.丁度10日目です.写真には1匹しか写っていませんが,全部で4匹出産しました.赤ちゃんは皆すくすく育ってまるまるとしています.お母さんもしっかりと子育てに頑張っているようです.

カメラを見る目が「子供を守る母の目」になってますね.離乳まで子育て頑張ってね!

●2002年05月25日(土)
★今日のニャンコ★

今日は1ヶ月のオスのニャンコです.自動車修理工場にいたところを保護されたそうです.今日は健康診断で来院しました.きれいにシャンプーしてもらってましたが,「頭とお腹にオイルの様なものがこびりついて取れませーん」とのことです.

毛にこびりついたコールタールや油はサラダオイルで溶かしてあげると落とせます.サラダオイルで溶けて少し柔らかくなった油をふき取った後にシャンプーするときれいになります.確か毛にこびりついたガムもこの方法で良かったと思います.

但し,猫の体にサラダオイルを塗っているところは他の人には見られないほうが良いでしょう.事情を知らない人がみたら「!」,きっと目が点になってしまいます.

●2002年05月24日(金)

★今日のワンコ★

一昨日子宮蓄膿症の手術を終えて帰宅した子が「オシッコが出ないんですが..」と来院しました.お話によると昨日までは問題なかったのですが,今朝はオシッコをしようとしても,ポタポタしか出なくて,さかんに排尿姿勢をとるそうです.明らかに何かトラブルが起きています.

実はこのワンコ,手術前の検査で膀胱結石があることが判っています.子宮の切除と一緒に膀胱結石の手術もしようかとも考えたのですが,今のところ結石は大きな問題になっていなかったのと,感染を起こした子宮を切除するので,他の手術を同時に行って感染を広げる可能性もあり,子宮の切除手術だけしました.結石は食事療法で溶かす方法もあるし,メスは尿道もオスと比べると太くて短いので,詰まることはないだろうと呑気に考えていました.

レントゲンを撮ってみると膀胱の結石が下の方に流れていって,しっかり尿道を塞いでいるのが見えました.ギャウギャウと怒るのを飼い主の方といっしょになだめながら,何とか尿道に細い管を入れて結石を膀胱に押し戻したら,無事にオシッコが出るようになりました.

食事療法を開始しましたが,再発の可能性もあります.しっかり散歩させてお水をたくさん飲ませて,オシッコをじゃんじゃんさせてくれるように,飼い主の方にお願いしました.最初にお話をお伺いした時は,「うわぁ,手術が原因か?」とまたまた寿命が少し縮まりましたが,オシッコが出て一安心です.食事療法で結石が溶けて再発しないと良いですね.


●2002年05月23日(木)
★今日のワンコ★

今日はシーズー犬のチコちゃんとエルちゃんを紹介します.98年4月生まれですから4歳の男の子と女の子で,兄弟です.とても仲良しです.今日はお耳のお手入れをして,フィラリア予防のお薬を飲んで,ノミ駆除のお薬をつけてもらいました.11月まで月に1回の来院が続きます.

●2002年05月22日(水)

★今日のワンコ★

昨日子宮蓄膿症の手術をしたワンコが今日退院しました.この病気は子宮の中が化膿する病気で,発見が遅れると死亡することもあるメス犬にとっては怖い病気です.治療は悪くなった子宮を手術で取り除きます.通常は術後2〜3日は入院させて経過を見ます.

今日のワンコは,手術前の状態もよく,手術もスムーズにいきました.「これなら,2〜3日の入院で退院できるかな」と判断していたのですが,今朝麻酔が醒めたワンコの所に行って入院室のドアをあけると,目をギラギラさせて「ギャウギャウ」と襲ってきます.とても治療できる状態ではないので,早めに退院していただき通院で経過をみることにしました.

通常の避妊手術でも術後はしょんぼりしている子がいますが,この子は驚異的な回復力でした.高齢でこの病気を発病して命を落とす子もいますから,回復が早いのは良いことですね.でも,いきなり襲って来た時はびっくりしました.

●2002年05月21日(火)
★今日のニャンコ★

今日はニャンコのミグちゃんをご紹介します.約2ヶ月の男の子です.特徴的なお耳をしていますが,決してお風呂に落ちたり,他の猫からかじられて縮れたのではありません.両親のうちどちらかがスコティッシュホールドだそうです.おかっぱ頭のニャンコ,かわいいですね.

スコティッシュホールドはスコットランドが原産で,きちんと折りたたまれたお耳が特徴的です.確か「どらえもん」のモデルだったかな?いや,「どらえもん」のお耳はねずみにかじられたんだったかな?記憶があやふやですみません.

●2002年05月20日(月)
★今日のワンコ★

今日はシュナウザーのナナちゃんをご紹介します.ぬいぐるみみたいな2ヶ月の女の子です.皮膚病の治療で来院していますが,随分良くなりました.もう少しで治療終了です.

5月18日の(今日のニャンコ)の飼い主の方から伺ったお話です.飼い主の方は少し年配の女性の方です.

転居先のおうちの前に「ひょっとしたら帰って来るかもしれない」と毎日食事を置いていました.夜にこっそりドアの隙間からのぞいてみても,食べているのは見知らぬ野良猫ばかり・・・.「もうそろそろやめようかな〜」と考え出したころに,ある夜,ふと見ると逃げたニャンコがポツンとエサの前に座っています.○○!と呼びかけると逃げ出しそうになったので,あわてて抱き上げたら,別人(猫)の様に軽くなっていました.

「ひょっとしたら」と数週間(お話によると3週間じゃなかったようです),毎日食事を用意して待っていた飼い主の方,口の中に釣り針を刺して(多分捨ててあった魚のアラでも食べたのでしょう)まで生き延びて飼い主のお家を探し当てたニャンコ,ペットと飼い主の絆の強さを感じました.

暖かなお部屋の中で,再開できた喜びを分かち合ったことでしょうね.めでたし,めでたし・・・.

●2002年05月18日(土)

★今日のニャンコ★

「ほっぺを怪我しているようなのですが,消毒してもなかなか治りません」と8才のメスのニャンコが来院しました.お話をお伺いすると,昨年の12月に転居し,転居先まで猫を抱いて行ったところ,おうちの前でスルリと逃げてしまって,帰ってきたのは3週間先だったそうです.しかし,転居先のお家によく帰ってきましたよね.まだ1度も住んだことはないわけですからね.

その時ほっぺが化膿していたので消毒をしていたのですが,良かったり悪かったりで,今日の来院となったわけです.長毛種なのでほっぺの毛をかき分けて見ると何かが刺さっているように見えます.ピンセットで引っ張ると「ギャオ〜」と怒りますから,麻酔下で詳しく調べることにしました.

麻酔をかけて口の中を見てみると...ナントッ,直径2cmほどの大きな釣り針がホッペに刺さって,その先端が少し外に突き出しています.釣り針はすぐに取り除けましたが,ほっぺにはピアスが通るほどの穴があいていました.異物を取り除いたので穴はすぐに塞がりますが,飼い主の方のお話から推察すると,数ヶ月間この大きな釣り針を口の中に引っ掛けたまま生活していたことになります.

今日は,数ヶ月ぶりにお口の中がスッキリしたことでしょうね.

●2002年05月17日(金)

★今日のワンコ★

今日は15歳のワンコのまぶたに出来た腫瘤と乳腺腫の切除です.左目の上まぶたに直径数mmのイボイボが出来て,だんだん大きくなって目の表面をこすり,目やにや涙がたくさん出るようになったので,切除することにしました.

この子は以前から下のほうの乳腺にも腫瘤があったので,余裕があればそれも切除することにしました.「余裕があれば..」と言うのは年齢が15歳ですから,全身麻酔下の手術中に突発的なことが起こるかもしれません.そのときは,必要最小限の処置で手術を短時間で終わらせることになります.

事前の血液検査で少し肝臓の機能が衰えていることが分かっていますから,肝臓に負担がかかり難い麻酔薬を選択します.元気はとてもよいので,心臓や肺などの循環器系には問題はなさそうです.

麻酔は順調だったので,目のイボイボといっしょに乳腺の腫瘤も切除できました.この子は肥満の問題もなく,年齢のわりには歯もとてもきれいでした.きっとドライフード主体の食事で育てられたのが良かったのでしょうね.

●2002年05月16日(木)
★今日のワンコ★

写真はポメラニアンの悠ちゃん,3ヶ月の男の子です.2回目のワクチン接種で来院しました.カメラのストロボに少しびっくりしたみたいです.

ポメラニアンは骨が細いので,机などから飛び降りて前足を骨折する事故がありますから,注意してくださいね.

●2002年05月15日(水)
★今日のワンコ★

今日はシーズー犬の出産が2件重なりました.昨日の夕方に「犬がソワソワして落ち着きがなく,いつもと様子が違うようです」との連絡を受けていたので,「予定日も近いので,今晩あたり出産が始まるかもしれませんね」とお話して,病院への連絡方法をお伝えしておきました.

1件は,夜中から明け方にかけて無事4頭出産しました.事前にレントゲンで頭数を確認していましたので,4頭目を生み終わったところで飼い主の方もほっと一安心です.

もう1件は,少しレントゲンを撮る時期が早かったのか,5頭は確認できたのですが,6頭目がいるかどうかが微妙なところでした.このワンコは午前7時に出産が始まり,5頭目を生み終わったのがお昼近くでした.午後2時に「6頭目がまだ生まれませんが・・」とお電話をいただきました.はたしてお腹の中には6頭目がいるのかどうか・・?もしいれば時間が経過してきたので,胎児が弱ってくる可能性もあり帝王切開の必要があるかもしれません.

午後の診療が始まる4時まで待って,胎児の有無を確認するために来院していただくことにしましたが,4時を過ぎても来院されません.そわそわしているとお電話があって「2時に電話した後,20分ほどして6頭目が生まれました!」

落ち着かない1日でしたが,皆元気で無事に生まれてよかったですね.飼い主の方は愛犬の母親ぶりに感心している様子でした.

写真はコゲちゃんとルビーちゃんです.1ヶ月違いの女の子です.2匹いっしょに新しい飼い主の方のところにやってきました.とても仲良しです.

●2002年05月14日(火)
★今日のワンコ★

今日はシーズー犬の避妊手術です.犬の避妊手術は最初の発情前の6〜8ヶ月位に行います.この時期に手術すると,将来の乳腺腫瘍の発病率が明らかに低いことが判っていますし,この年齢の手術が犬に対しても,負担が少ないようです.

今日のワンコは5歳でした.通常より少し高齢での手術です.飼い主の方によると「生ませようか?どうしようか?」と悩んでいるうちに,この年齢になってしまったそうです.幸い,ワンコはあまり太っていなかったのと,元気だったので,若い子と変わりなく手術ができました.

写真は手術前のワンコです.鎮静剤で少しうとうとしています.手術室の緊張感が伝わりますか?手術頑張ろうな!

●2002年05月13日(月)
★今日のニャンコ★

今日は雄猫の去勢手術が3件ありました.去勢手術はタマタマの上を小さく切開して,取り除いてしまう手術です.雄猫は発情期になると夜中に大声で鳴いたり,お部屋のあちこちにオシッコをかけて回って困ることがあります.このため,生後半年から1年位に手術をします.

去勢すると前述したような行動が抑えられるのと,外でケンカする回数が減りますので,病気や怪我の予防にもなります.手術は比較的簡単ですが,男性の飼い主の方は猫に同情する方が多いようです.気持ちは分かりますが,猫にとっては手術した方が生涯健康に過ごせると思います.

写真は,モコちゃん,45日目の女の子です.わんわん里親探しで飼い主の方のところにやってきました.まだ2日目です.お母さんや兄弟と離れたので,夜になるとキャンキャンと鳴いているそうです.もうすぐ新しいお家にも慣れることでしょう.

●2002年05月11日(土)

★今日のワンコ★

出産予定日が近づいたシーズー犬が定期検診で来院しました.今日はレントゲンで頭数を確認する予定です.超音波検査で約1cm位の小さな心臓がトコトコと動いているのが見えます.赤ちゃんは元気です.

レントゲンを撮影して,出来上がったフィルムを掛けて他の子の診察をしている間に,飼い主の方が熱心にフィルムを見ています.「先生,赤ちゃんが4つ見えますね!」予定日まで後1週間位ですから,骨格がしっかり写っています.確かに赤ちゃんは4頭です.

正常分娩の場合の今後の経過,難産の兆候とその時の対応についてご説明しました.初めての経験で飼い主の方も不安そうです.「案ずるより産むが易し」と言いますが,私も予定日が近づいて夜間の電話が鳴るとドキドキします.生まれたら元気でかわいい赤ちゃんを見せて下さいね.

●2002年05月10日(金)
★今日のワンコ★

ワンコに「バベシア病」という珍しい病気が出ました.バベシアは犬の赤血球の中に寄生する寄生虫で,人のマラリアに似た病気でダニが媒介します.バベシアにかかった犬の血液を吸血したダニが,他の犬に寄生して病気を移します.感染した犬は貧血や発熱が見られ,元気食欲がなくなります.血液が壊れるので赤いオシッコをすることもあります.

この病気は地域性があって,当院の近くには今まで見られなかったのですが,今回は,ワンコの症状からバベシアが疑われたので,この病気を良く見ている先生に血液標本を見てもらったところ結果は「クロ」でした.治療しても再発することが多い病気なので,病気が広がらないかと心配です.

バベシア病がダニが媒介しますから,1.犬を草むらに入れない.2.ダニ対策をする.ことが大切です.

カメラに「ウッフン♪」と流し目を送ってくれたのは,シーズー犬のバロンちゃんです.実は4歳の男の子です.

●2002年05月09日(木)

★今日のニャンコたち★

昨日から麻酔器が大活躍です.最初は予定していたシーズー犬の乳腺にできた腫瘍の切除,本当はこれでこの日の手術は終わりだったのですが,「油断していたらお腹がふくれてきたので」と飼い主に連れてこられたニャンコの避妊手術が飛び入りで入り,ケンカで化膿したボス猫ののほっぺの縫合が夜までかかり,今日は朝一で「昨夜帰ってきた猫の足を見たら怪我をしていて・・」と診てみると,どうも交通事故の様で,足の皮膚がズルリととれてしまってます.欠損部が大きいので,残った皮膚をギューッと寄せて縫い合わせました.

一歩外に出るとたくさんの恋敵やライバルと戦わなければならないし,本能のままに生きていくと年に3〜4回は妊娠し(猫は交尾の刺激で排卵しますので,交尾すると妊娠の確立はほぼ100%!),我を忘れて飛び跳ねていると交通事故の危険があるし,ニャンコの世界も大変ですね.

昨日今日は切ったり縫ったりで,まるで野戦病院の様でした.明日は何もありませんように..

●2002年05月08日(水)
★今日のワンコ★

今日はダルメシアンのガイザーちゃん,2ヶ月の男の子です.診察室では色んなものに興味深深で,カメラが気になるようで,写真を撮るのが大変でした.食欲も旺盛です.きっと大きくなるぞ〜.雄のダルメシアンは結構やんちゃなので,しっかりと躾けて下さいね.

●2002年05月07日(火)
★今日のワンコ★

犬にかまれたシーズー犬が来院しました.目を離した隙に大きな犬に吠え掛かって行ってガブリとやられたそうです.飼い主の方によると,「大きな犬の口にぶら下がっていた」そうですが,幸いなことに外傷はありませんでした.突然飛び掛って行ったので大きな犬から「教育的指導」をうけたのでしょう.今回は幸いなことに大事には至りませんでしたが,ワンコによっては「教育的指導」ではなく「本気でガブリ」とする犬もいますので,散歩の時にはワンコは放さないようにしましょうね.

写真はパピヨンのポスちゃんです.1歳の男の子です.最近,散歩の時に出会う雄犬に吼えるようになってきたそうです.男の子から青年になったのかもしれませんね.

●2002年05月06日(月)
★番外編★

前回の日記でご紹介した猫塚公園に飾ってあった招き猫です.写真が小さいので判りにくいのですが,胸のところの札に「悪運」と書いてありました.確かに今の時代は「幸運」より「悪運」の方がご利益があるかもしれませんね.

●2002年05月04日(土)
★番外編★

若宮町を車で走っていた時に見つけた「猫塚公園」という公園の前のバス停です.お寺に住み着いた大ねずみの退治を猫にお願いし,その時に命を落とした猫達を供養した塚だそうです.なかなか楽しいバス停ですね.

●2002年05月02日(木)
★今日のワンコ★

コーギーのサリーちゃん,1歳の女の子です.おじいちゃんがテレビCMに出演した(確か紅茶のCM)そうです.ただいま飼い主の方といっしょに訓練所でトレーニング中です.どうです,芸能人二世の顔してますか?私はなかなかの美形だと思います.

●2002年05月01日(水)
★今日のニャンコ★

首のまわりとお腹の毛が抜けてるニャンコが来院しました.飼い主の方は皮膚病じゃないかと心配しています.診察してみると皮膚はとてもきれいです.お話を御伺いすると猫が自分で舐めたり,足で引っかいたりして毛が抜けているようです.

このニャンコはお家から出ない猫ですが,おうちに中には他に3匹の猫がいて,この子の落ちつける場所がなくなってしまったようです.猫はストレスがたまると執拗に毛づくろいをしたり,体の舐めたりするのでその部分の毛が抜けてなくなってしまいます.いわゆる心因性脱毛症です.

猫の落ち着ける場所を作ってあげるのが一番ですが,ストレスを緩和するお薬を投与することもあります.

写真は人工保育中のニャンコ,推定14日目かな?お腹はミルクでパンパンに膨らんでました.元気なニャンコに育つことでしょう.


WebDiary CGI-LAND