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●2002年04月27日(土)
★今日のワンコ★ フィラリアの予防薬を取りに来られる飼い主の方が増えてきました.フィラリアは犬の心臓に寄生する寄生虫で,蚊が媒介します.フィラリアに感染した犬の血液の中にはミクロフィラリアというフィラリアの子虫がたくさん出てきます.これを蚊が吸血して他の犬の感染します. 感染した子虫は数ヶ月で安住の棲家である犬の心臓に移動して数年生き続けます.フィラリアの成虫は10cmほどあります.犬は大事な臓器の心臓に虫が住み着くので具合が悪くなります. フィラリアの予防薬は,感染した子虫を駆除します.どれだけフィラリアを持った蚊に刺されても予防薬さえ飲んでいれば,虫は心臓に行けずに犬は元気に過ごせます. 予防薬は蚊の多いところでは5月中旬,そうでもなければ6月上旬から投与します.毎月1回,11〜12月までの6〜7ヶ月間の投与です. 写真はキャバリアのシャンティちゃん,2ヶ月の女の子です.飼い主の方のところにはたくさんのワンコがいます.シャンティちゃんも総勢十数頭の大家族の仲間入りです.
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